専門の在り方 / 臨床の現場にい続ける大切さ
いろいろな事をいろいろな方とお話ししました。
TVで放映されていることは、いろいろ難しい。間違いもたくさんあります。
そういったことです。、東京医科歯科大学の神経内科とういう臨床科に所属する私たちは、患者さんを惑わすことないよう正しいものだけを発信することにしています。クリニックを一緒にやっている長谷川先生や、山田先生も救急医を経て1年目から患者さんとともに歩んできた臨床医です。
TVの医師が話すことを無条件に「正しい」と考える方は急減しています。「TVで医師が開陳していた情報を、かかりつけの臨床医にお話ししたところ一蹴されてしまっいました」と頭をかいていた患者さんもいらっしゃいました。あるいは、「自分で調べて考えたことのほうがメディアの医師の話よりも正しい気がする」とおっしゃられた患者さんもいらっしゃいました。
それは、とても良いことです。博報堂のキザシでも、そういったことをお話ししました。我々は、怪しい説の解説を聞くと「あーあ」と思いますが声を上げることはほとんどありません。医学的あるいは、臨床的に誤っているものは自然に淘汰されていくからです。
地道に、毎日の診療を行うことで精いっぱい。臨床は、1年目の研修医のころから現場で診療を続けながら、つねに勉強することが必要です。医師の生涯教育委員の一員でもある私は、その医師がどのような臨床現場で研鑽してきたかを見るとよいかと思っています。
今では神奈川県知事になられた黒岩 祐治さんの番組に、拝見していた患者さんと何回も出演したことを思い出します。今後も優れた臨床の先生がたとともに患者さんのそばで、診療にあたっていきたいと思っています。間違った自説を開陳することなく、医学的にコンセンサスが得られたお話ができるように備えていきたいと考えています。
今週も、志ある医師たちへの講演会が控えています。一歩ずつ。
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