誤った記事 / 私とは無関係の創作物
以前お会いした方からの申し込みで今週、男性むけ週刊誌から脳出血などの取材を受けました。
出来上がった記事は、申し上げたことと異なっている点だけでなく医学的誤りが数多く見受けられました。そのため、診療の中にもかかわらず指定の時間より大幅に早い時間に校正してすぐに返送しました。
ところが、全く校正されていない文章が掲載されているとのことを、忙しい診療中に電話で知らされました。意味が無いので途中で切りました。
私に取材していることになっておりますが、以上のことから、この記事は私とは何ら関係の無いものです。内容も患者さんのモデルケースにも大きな齟齬がございますが、ライターさんの創作によるものです。したがって当方とは全く関係ございません。自分の中でも無かったことにしました。
取材の時間、校正の時間、すべてが無駄になりました。取材費の申し出がありましたが、お断りしました。患者さんに少しお待ちいただいて、校正を急いだことを思い返すと、涙が出るほど悔しい思いです。情けに負けてしまったことを、心から反省しています。
当初、全く修正せずに掲載した経緯を記したお詫びの文章と翌週の訂正をお願いしました。けれども、それも止めました。
こんなことは沢山の取材うけてきたなかで初めて。無かったことにします。とりあえず明記しておきます。
ただ、それだけのこと。
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