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2018年4月 4日 (水)

医学会の委員を辞めた日 / 個人に帰属するもの / 次世代に引き継ぐクリニックのインフラ

Hikoukigumo 昨日、クリニックに喜納先生という医科歯科の先生が見学に見えられました。
3人目の若者です。戦力になっていただけるよう、私の医療のノウハウを全てお伝えしようと思っています。

すでに、山田先生は大きな戦力。
長谷川先生は、復帰を待っているところです。

同じ日、教授のご許可をいただき、生涯教育委員という役を辞させていただきました。

個人に帰属する役は、後輩に渡すことはできません。
一方で、クリニックが獲得した日赤医療センター、東京医科歯科大学、三井記念病院、九段坂病院などなどの関連病院の資格は、彼らに引き継ぐことができます。

昨年末から私に帰属する様々な役ものを辞して整理しつづけてきて、最後のものとなりました。医学会の理事選があったので、間接的にも他の先生方にご迷惑がかかることを危惧して、今まで待っていました。

私以外は、全国の旧帝国大学や有名大学の教授の先生方という場でした。ご推薦いただいたときにはありがたく拝しましたが、一方で出席するたびいつも申し訳なく感じていました。私がいるような場ではなかったからです。私は、偉い先生と仕事を一緒にしたり、システムの上役になっていくような器ではありません。

僕には自分の大きさに合った、目の行き届く仕事だけしかできない。

極力ほかの仕事もそぎおとしています。テレビ映えするもっと立派な先生をご紹介したりしています。栄養のブログも書き終えており、順繰りアップされていき6月で終了。

Mameruriha研修医の始めから救急にいるときも、私は現場の一兵隊として働くよう育てられてきました。また、大学院で研究しているときでも、現場に身を置いてきました。

先日も、日本大学附属病院から外科系の現場の先生が突然いらしてくださいました。救急つながり。現場の医師同士のつながりは、うれしい。

診療後、青い鳥と1日の出来事を話するシンプルな生活に戻ります。彼女は、今、夏の羽毛に着替え中。鳥としてシンプルに生きることだけに専念している彼女からは、たくさんのことを教えてもらっています。

20個以上のコラムを「1週間以内に医学校正してください」みたいな無茶な仕事の指示も、「今日中にお戻しいただけると幸いです」みたいな仕事がやってくることも、もうありません。それぞれ機会を見て、彼らともお別れを告げました。人をつなげる名刺は、お別れを告げるときにも活躍します。

Coffeestarbacks_2 KENIAや鳥の絵のパプアニューギニアのコーヒーをいれながら、早朝、広葉樹チップとバードシードを交換することが一番の喜びです。そぎ落とされたシンプルな生活へ。

一つずつ。

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