自然と向き合う / 蝶の環境を整える / 野の花
レセプトをコンピュータが作っている間、用意した水槽に蝶用の環境をセッティングしました。
クリニックに行く道すがら、野の花をあつめていきました。
柑橘系が植えられている付近の、丸まった落ち葉を集めました。
蝶はつかむと羽が傷みます。また、胸を押すと循環器系に悪影響があり致命的にもなります。
子供の頃に、理科の先生に教わったやりかた。摩擦の少ないビニール袋で運ぶ。つかまれる足場をつくってあげて、その足場を動かすことで移動させました。
子供の頃に好奇心に任せて、色々な事をしました。それを教えてくれた、理科の先生や鳥屋(いまでいう鳥専門のペットショップ)の主人など大人の方々。その知識が、今も生きています。
身近に観察できるようになりました。
部分部分に給水できるポイントを置いています。長く生きてもらいたいので、光は極力減らして行こうと思っています。
水槽が入っていた箱を逆さにかぶせると、カバーになります。黒い模様が入っているので、雄のようです。
クリニックの作業がおわり、そっと持ち上げてみると、スポーツ飲料を染みこませた滅菌脱脂綿にとまっていました。
バタバタ飛んでいなければ、長生きします。
柑橘系の葉の近くで休んでいる彼を眺めながら、子供の頃の経験は大事なんだと思いました。
もう一つ、思ったことは、人間の間で生きすぎているかもしれないと言うこと。携帯PCだけでなくゲームやテレビ、ラジオなどのメディア、本も、人間が作った環境。
人間は、昔、人間以外の自然と長い間接して暮らしていました。マメルリハや蝶、青いベタをお世話することは、人間では無いなにかと向き合う時間なのかもしれないと思いました。
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