夏の血栓症 / 週刊文春 / 脱水による血栓症 / 橋本さんと大下さんの思い出
夏の脳梗塞や心筋梗塞についてお話しました。国立循環器センター(国循)の先生方も、お話されています。
今週号の週刊文春。
夜も暑い日がつづいています。
人間は体温を落として眠るため、暑いと発汗が続きます。
脱水になると、血液が濃くなり、血球たちがぶつかりあったり、血管の狭いところがさらに狭くなったりする。
寝ていて動かないと、血液の流れがゆっくりになり、血栓ができやすい。
朝起きると発症してしまっている、ということもあります。夜中や、朝方に救急車を引き受けたことが何回もあります。大きな脳梗塞だと意識障害が起きてきます。血管内治療科が進歩してきているので、すぐに搬送すべき状態。
動脈がつまれば、「梗塞」になります。
静脈の場合は、下肢「静脈血栓症」。つまり、エコノミー症候群も発症しやすい。できた血栓が肺動脈に飛ぶと、肺塞栓になる。肺塞栓はとても大変です。散らばって詰まってしまうと、厄介だし、根元が詰まればすぐに命を脅かす重篤な状態になります。
夏におきる、動脈、静脈の血栓症は、まとめて「夏の血栓症」と呼んで患者さんに説明していました。
「“夏の血栓症”予防に、お酒をやめて水分を取りましょう。お魚を食べましょう。」とか。
熱中症とともに、血栓症や梗塞にも注意しましょう。
秋葉原でも暑いようで、ハトが高いところにとまっていました。今日も40度ぐらい。暑い夏が続きます。ワイドスクランブルでお会いした、橋本大二郎さんや大下アナさんをぼんやり思い出していました。
今日、造語の医学用語についての問い合わせがあったのですが、「造語を作られた先生や頻繁に使われている先生にお尋ねするようにお願いします」とお断りしました。どんな概念で造語されたかわからないし、何か目的をもって作られた造語に加担する気持ちもないからです。
医学的な問い合わせもありましたが、Mayo Clinicの基準をお示しし、お尋ねされていることは医学的に誤っているとお答えしました。そうするしか、仕方がありません。
のんびり、自然に。
「先生は、どこでみてもいつもいっしょですね。そのまま。ファウンデーションとか、髪の毛スタイリングしてるんですか?」といわれました。数日前。
「TVでもクリーニングしただけの今着ている白衣だし、スクラブは救急のころから着古したものもあるし、髪も顔はあまりなにもしないです。変わらないですよ。この前は、無印良品の服で撮影でした。人間て、それ以上にも以下にもなれないから。」とお話ししました。
今は、皆に中身を見抜く力が備わっているから、服を着飾る方が不自然でできない。
そのまま、自然に。
大下アナウンサーさんに、「インコの豆ゆでようと思って、沢山ヤケドしちゃったんです」「インコ???!」という会話を思い出しました。こういった面白い思い出はわすれないんだろうな・・・
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