ハーモニーを考える / 仕事前のワークアウト
5月の明るい空と雲。それを抜けて差し込む陽光。
運動と脳活動についての報告はたくさん存在します。
朝、太陽を浴びることで脳内にホルモンが生まれることも良く知られています。
運動によって、脳内ホルモンが変動することも知られています。
脳の各部分が連携して活性化しなければ、リズミカルに体を動かすことはできません。
いうなれば下り線。
同時に筋肉の伸び縮みの情報を伝える筋紡錘や圧レセプター、体温や血液中の酸塩基平衡などの体からの各種のデータを脳は受け取ります。
いうなれば上り線。
それらを瞬時に計算して、筋肉の次の運動量だけでなく発汗量やさまざまな体の次の活動を指示します。
調和のとれた作業の繰り返し。
“朝、早起きして走る”
とてもシンプルなこと。
けれども、それは実に数々のミラクルな作業のハーモニーの結果。
今日は、薄いけれども着心地の良い新素材のウエアで走りました。
袖を抜けて背中の生地をはためかす風が涼しい。
脳の協調作業を考えながら走ることも、また、楽しい。
診療となり、たくさんの患者様にお会いできました。
佐々木先生、管理栄養士の畑中さん、看護師さんや受付さんと協働して診療にあたりました。
普段だったら、とても待ち時間が長くなってしまうところでした。
管理栄養士さんは、体重減少ではなく栄養バランスの悪いところをお知らせしています。
クリニックに患者さんがやってくると、専門医師2人と栄養士さんが味方に。
そうやって、3人の専門家に会う患者さんも増えていくのではないかと思っています。
小さなクリニックだからこそできること。
一回の再診料で実現できて、ちょっとオトク。
院内LANのメールで頻回に連携取りながら、効率よく対応続けました。
僕は、朝RUNの考察を再考していました。
論文を読んで、新聞の医療コラムを連載していたころも思い出しました。
新しいハーモニー。
新しい作業の場を編み出すこと。
みんなで新しい形態を作っていくこと。
その結果を患者さんが享受して喜んでくださっていることが、一番うれしい。
マーラーのように次の楽章が静かに始まったように感じています。
そのうち、また、文章でも患者さんが喜んでくれる予感をはらみつつ。
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