秋葉原駅クリニック/お仕事

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2020年3月

2020年3月31日 (火)

新型コロナCOVID19は終焉する

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いつ、コロナの流行は去っていくのか。
不安が世の中を覆っています。

どんな感染症も、ピークを迎え終焉していきます。

一人の感染者から、何人にひろがるのか。
その人の中で、どれくらい活性を保ち続けるのか。
どんな感染様式なのか、などなど

そういったパラメーターからシミュレーションできます。数理モデル。

こちらに、スタンフォード大学の Michael Levitt先生の記事が掲載されていました。

非常に興味深いものです。日本の専門者会議にも、北大の西澤先生がいらっしゃいます。こういったパンデミックには、理数モデルが欠かせません。まさに人間が持つ科学力です。

終焉までの期間についてかかれたものですが、その中の一文のほうが僕には印象深いものでした。

“いろいろ最悪の条件が揃ったダイヤモンドプリンセス号ですら「感染者は20%にとどまった」(教授)ので、免疫が生来備わっている人は案外多いのかもしれない”

の一文です(引用同上)。

これは、中国からたくさんの観光客が来日していた年末年始の日本にも当てはまるものです。そうであれば、そもそも感染する人が日本人には少ないかもしれない、という可能性もあります。

数週間は、楽観的希望は胸にしまっておこうと思います。
感染者数を最小限にとどめるため、必要な移動にしておくことが重要だと思っています。

でも、人間が生きていくためには希望が必要

僕は、レビット先生の意見に賛成だし、希望にして良いと思っています。

日本は、「日本型の新型コロナウイルス流行」に淡々と対応していけばよいだけです。
不安や恐怖ではなく、作業として。

こういうときには、疑心暗鬼になり信用収縮を引き起こそうとするダークサイドが現れがちです。EU崩壊するかも、とか。リーマンショック以上とか。

新型コロナは、これからも人類が経験していく流行性ウイルスの一つにすぎません。そのたびに同じことにならないよう、経験値を積んでいるのだとポジティブに考えています。

良いフォースのもとにいるように気を付けましょう。

2020年3月29日 (日)

クリニックのオンライン診療

秋葉原駅クリニックでは、オンライン診療を開始しています。

日本では、毎年4月1日に保険診療改定がおこなわれました。新しい薬や手技が保険診療に加わったり、保険診療費が変更になったりします。3月末は、保険診療改定でどの医療機関も慌ただしくなります。

実は、オンライン診療は厚労省のページにあるように何年も前から準備されていたものです。疾患が限られており、施設の届出や専門医の資格を含めいろいろな条件がありますが当院はそれをクリアしております。いまのところ、通院されている状態が安定している患者さんの再診で行うことができることになっています。

高血圧、糖尿病、高脂質血症などメタボリックシンドロームに対して電子通信機器を用いたお互いに本人確認が行える動画通信のオンライン診療が行えます。

昨年いくつか手直しがあり、慢性頭痛も禁煙外来とともに許可される疾患に仲間入りしました。それを受けて、私どものクリニックも届出を済ませておりオンライン診療を行える環境を整えてきていました。案内書も作り、スタッフと準備しておりました。

忙しくて来院できない、土日祝日しか時間がとれない、親御さんんお介護で通院回数を確保できない、といった声に応えたいと願っていたことも理由のひとつです。

厚労省から通達があり暫定措置として電話でも同様の処方箋発行を行えます。私どもとしましては、暫定措置が終了した後でも、きちんとオンライン診療が行えるように患者さんにご案内しています。保険診療は、受診していただき体調を確認して処方を行うというのが原則だからです。

もし外出自粛などでお困りの際は、どうぞご連絡いただけますようお願い申し上げます。私どもは、状況の変化に負けず通院中の患者様がお困りにならないよう努力しようと思っています。

よろしくお願い申し上げます。

2020年3月28日 (土)

「日本の」新型コロナCOVID19を考える重要性

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無症状の新型コロナCOVID19陽性の方が次々に増えていき、重症の方が無数に増えていく・・・
そういった悪夢を防ぐため、今週末は移動制限がかかっています。

多くのデパートやカフェ、店舗が店を閉じています。

日本では、秋にRSウイルスというカゼのウイルスが流行します。
1年に10万人の方が罹患します。多くは、お子さんで20%に症状がでます。気管支炎や肺炎を起こし、合併症のある方は重篤化しやすい傾向があります。そして、簡易キットもなく治療薬もありません。唯一、合併症のある方のための高価な抗体薬が保険適応になっています。

何か、どこかで聞いたような話です。

東京都の定点観測(定点報告疾病 週報告分 推移グラフ)で確認すると、秋から冬にかけて「感染爆発・オーバーシュート」しています。その数10万。新型コロナは今のところ1500人以下、アメリカで8万5千。

でも、ニュースになりません。なぜでしょう。コロナウイルスと同様、薬もワクチンもありません。それは、毎年だからであることと子供のカゼだからです。子供さんがいないご家庭や、大人になってしまった人には無関係になります。社会は大人が回していますので、自分に無関係だとあまり社会的問題になりません。

新型コロナ COVID19は、ドイツでは4ー5万人ほどが確認されて致死率は0.6%と報告されています。
情報が蓄積されるに従い死亡者数が各国でプロットされています。致死率は、陽性感染者数に占める死亡者数の割合なので、症状のない陽性患者さんが多い国では低くなります。PCR検査の方針は各国で変化しているので、人口あたりの死亡者数が参考になります。

この状況では院内感染のこともありますので、先進国では重症肺炎の方には必ずPCRを行っています。人口あたりの死亡者数は、嘘をつきません。コロナウイルスによる死亡者数は、ドイツの人口8500万人で250人ほど、日本は1億2000万人で50人ほど。先に感染が始まっていたけれども、段違いに日本が世界の中で低いことがわかります。0.03人/1万人と0.004人/1万人となります。

もし日本が真面目にPCR検査したら、致死率はドイツより低くなり0.1%を切るかもしれません。ウイルスによる死亡率は、ウイルスの性質と国内の医療事情などの環境因子に左右されます。日本はドイツと同じかそれ以上の医療水準を保っていると考えられます。突然急上昇するものではありません。多少の変異はあっても、世界の新型コロナと日本の新型コロナウイルスは一緒です。

COVID19もRSウイルスのように、「感染爆発・オーバーシュート」しても日本で致死率が高くなければ問題ないと思われます。日本は、世界で唯一のPCRを計画的に実施して難を逃れた国になるのではないかと思います。

ドイツのように力技で沢山検査して沢山移動制限をかけるのとは違う解。問題に対する解は、一つではありません。うまく流行を乗り越えれば、どんな方法だって良いのです。検査の目的は、治療であることを忘れてはいけません。

西洋と日本の哲学の違いを感じます。西洋では、人間の有能感を信じて頑張れば制御できるかもと自然現象に逆らって努力します。日本は、地震や津波などどうしようもないことが多い国です。やってきた災厄をしかたがないものとして謙虚に構え、ある程度の被害を受けながらもかわしていく。最終的な被害が少ない方が適切な対応です。

どちらが良いかは分からないけれど、未知の新型コロナウイルスに対しては日本はうまくやっていると思う。どうしようもない状況への対応には慣れているのかもしれない。R0アールノートが日本は低いのかもしれない。

僕は、変に楽観主義になろうとは思いません。未来は、わからないので気を付けるに越したことはありません。けれども、冷静に「日本のCOVID19」を考える必要があると思います。

中国でオーバーシュートしていた2019年年末、2020年年始、たくさんの方が来日され観光やショッピングをされていました。それでも、日本で謎の肺炎は「オーバーシュート」しなかった。その時に、免疫を獲得された方も多いでしょう。そういった事実も冷静に検証する必要があると思います。

日本で流行しなかった理由については、いくつか考察しました。最近では、オーストラリアで日本型BCGも注目されています。いずれにしても、日本の感染症対策の歴史が健闘しているのではないでしょうか。

僕の予想は、「たとえ感染者数は激増したとしても軽症の人がほとんどで死亡者数もあまり増えない」というものです。症状のない人や軽い人は家で過ごして治るのを待つことになりました。呼吸器でアシストすべき人は増えるかもしれません。NHKでこんなに患者数が増えるかもしれないけれど、ベッド数がそれに対して足りないかもしれない、医療崩壊するかもしれない、という不安だけをあおる良くない報道がなされていました。いつもそう。

突発的なことのために、常に高価な設備を維持することはできません。僕は都立病院の統廃合の波にさらされた人生を送ってきたので、何を言わんか、という感じです。日本も医療は、金食い虫とされて無駄を省く以上にどんどん病院を減らしてきていました。平時にインフラに余裕を持つことに賛成する方は少ないのが現状です。原発のバックアップ電源ですら省かれることが証左です。

移動制限をすることが流行にどのような良い影響を与えるかについては、こちらに、良いシミュレーションが掲示されています。

しばらくおとなしくして、様子をみていれば「日本の新型コロナ」の全貌が明らかになってくることでしょう。私たちは日本に暮らしています。日本の状況に従って対応していけば良いとおもいます。

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金曜日の夜は売れ残っていたレトルトの88円パスタソース数袋と、ボックス型の225円ティッシュペーパー一つを買って帰りました。そんな感じで良いのではないかと思っています。マスクも時々見かけるようになりました。日本は、武漢にもイタリアにもならないと思います。

毎年流行る見慣れた季節性ウイルスになった「新型」コロナウイルスの未来。
iPSの山中先生も似たことをおっしゃっていました。ある程度の集団免疫を獲得するに至るまでの被害を減らすことが重要、と。日本は、専門者会議のもとに今のところうまくやっています。

明日は4月から刷新された保険診療体系について書いてみようと思っています。

2020年3月22日 (日)

Angiotensin II receptor, ACEi, ARB and COVID19 / ACE阻害薬やARBとCOVID19

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Hypertension, adult men and smokers are well known risk factors for Coronavirus COVID19.
Because I described a report about ARBs and published a paperback about medicines, RAAS system is familiar to me.

SARS is also caused by coronavirus. At that time, the researchers studied that coronavirus binds to the angiotensin II receptor (ACEII-R) appearing surface of lung cells. It was also reported that only few ratio of hypertensive people in Wuhan had suitable treatment. Hypertension and diabetes may affect ACEII-R expression in the lungs.

There are reports that ACEII-R numbers are increasing in hypertensives and smokers and relate to how cell differentiate and mature.

Drugs such as ACE inhibitors and ARBs are used to treat hypertension. It is more expensive than diuretics and calcium channel blockers (CCBs). It is known to have cardioprotective effects as well as high blood pressure.

ACE inhibitors have the well-known side effect of cough because bradykinin is increased in the lungs. This indicates that ACEII-R is abundant in the lung.

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There are two hypotheses in addition to antihypertensive effect by the agants.

1. ARB covers ACEII-R to which coronavirus binds. Putting it simply, ARBs seems to be effective against COVID19 attachment and entering into cells.

2. On the other hand, taking ACE inhibitors or ARBs decreases angiotensin II, so cells will increase ACEII-R and try to respond to small amounts of angiotensin II. In other words, the increasing ACEII-R may be more harmful.

(https://academic.oup.com/eurheartj/advance-article/doi/10.1093/eurheartj/ehaa235/5810479)

In order to resolve this contradiction, there are several strategies with artificial ACEII-R to create medicines.

The European Society of Cardiology recently issued a statement saying "ACE inhibitors and ARBs actually protect the lungs in the current clinical situation, thus do not stop taking the agents. Don't forget the function that the medicines protect cardiopulmonary function''.
(https://www.escardio.org/Councils/Council-on-Hypertension-(CHT)/News/position-statement-of-the-esc-council-on-hypertension-on-ace-inhibitors-and-ang)

I know that large amounts of inexpensive diuretics and CCBs are used to treat hypertension to reduce medical costs. It has been reported that ARB, which is popular in Japan, is used only in a small percentage in the world.
(https://europepmc.org/article/med/29962652)

I guess that the low damage to COVID19 in Japan may be due to the heavy use of ARB. In Japan, ARB can be used at low cost through medical insurance by all doctors. In addition, smoking cessation has been progressing.

Above all, I think that the most essential and necessary factor is that the usual treatment of high blood pressure and diabetes has improved the lung environment.

In that regard, I have been telling my patients “taking ARBs may exert protective effect to your lungs in such situation”. I still think that is correct, because antihypertensive treatment itself is significantly beneficial.

Because Japan is very close to China and there was also no shore of invisible coronavirus Covid19, we must have allowed many coronavirus invasions as other countries.

COVID19 and the angiotensin receptor will be studied in the future. A sub-analysis of what medications hypertensive patients were taking will be keenly investigated.

The only thing that can be said is that it is important to properly treat high blood pressure and to quit smoking in order to reduce the severity of coronavirus.

Thank you for reading.

 

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コロナウイルスCOVID19は、成人男性の高血圧、喫煙者がリスクファクターであることが知られています。また、若年者での悪化が少ないことも知られています。私は、ARBの論文や一般向け薬についての新書を記してきたのでRAAS系についてなじみ深いものがあります。

SARSもコロナウイルスによって引き起こされます。その時の研究によって、コロナウイルスは肺細胞のアンジオテンシンIIレセプターACEII-Rに結合することが研究されました。

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高血圧や喫煙者では、ACEII-Rの数が増えているという報告があります。また肺の細胞分化もACEII-Rの発現に影響を与えます。私はそれが、高齢者が重篤になりやすい可能性かもしれないと考えています。また、武漢では高血圧の患者さんが多かったにもかかわらず、治療をしていなかった人が多かったことが報告されました。高血圧や糖尿病が、肺のACEII-R発現数に影響を与えているのかもしれません。

日本では、高血圧の治療薬としてACE阻害薬やARBといった薬も使われています。海外でよく使われている利尿薬やカルシウム拮抗薬よりも高価な薬剤です。ACE阻害薬やARBには、降圧効果だけでなく心臓や血管保護効果があることが知られています。

ACE阻害薬による咳の副作用は有名です。肺でブラジキニンが上昇するからです。ACEII-Rが肺にも多く存在することを示しています。

コロナウイルスに対するACE阻害薬やARBの作用には、降圧効果以外に二つの仮説が提唱されています。

1.ARBは、コロナウイルスが結合するACEII-Rに蓋をします。単純に考えるとCOVID19が細胞にくっつくのを防ぐため、効果がありそうです。
2.一方でACE阻害薬やARBを内服するとアンジオテンシンIIが減少するので、細胞はACEII-Rを増やして少量のアンジオテンシンIIに反応しようとします。つまりACEII-Rが増えてしまう(アップレギュレーション)ため有害ではないか、といわれ始めました。
https://academic.oup.com/eurheartj/advance-article/doi/10.1093/eurheartj/ehaa235/5810479


この矛盾を解決するために、コロナウイルスに予め人工的に合成したACEII-Rを結合してしまえばいいというアイディアも考えられています。

European Society of Cardiology欧州心臓病学会は、つい最近「まだヒトでは確認されていないものの、現実の臨床の現場ではACE阻害薬やARBは肺を守ってくれているので、内服を止めないように。降圧剤による心肺機能保護効果をわすれないように。」との声明をだしました。
https://www.escardio.org/Councils/Council-on-Hypertension-(CHT)/News/position-statement-of-the-esc-council-on-hypertension-on-ace-inhibitors-and-ang

私は、アメリカを含む海外では医療費削減のために高血圧治療に安価な利尿薬が大量に使用されていることを知っています。日本でよく使われているARBが、世界ではあまり使われていないことが報告されています。
https://europepmc.org/article/med/29962652

日本でCOVID19の被害が少なかったのは、ARBが多く用いられていたからではないかと私は推測しています。日本では、保険診療によりARBが安価に使用することができます。また、禁煙も進んでいました。

それより何より、普段からの高血圧や糖尿病の治療が、肺の環境を改善していたことが最も大きな必要不可欠なファクターだったと思っています。全人口をカバーするフリーアクセス保険診療を持つ日本はその面でも有利だった。

その面から、私はARBを内服している患者さんに、”こんな感じの世の中では、肺の保護効果をもつかもしれない”と、患者さんに説明してきました。高血圧の治療自体が意味を持つので、今でも1の仮説の方が正しいと考えています。

COVID19とアンジオテンシンレセプターについては、今後研究が進んでいくことでしょう。高血圧患者さんがどんな薬を飲んでいたのか、というサブ解析も進むことでしょう。

一つだけ言えることは、予め高血圧をきちんと治療しておくこと、禁煙をしておくことはコロナウイルスの重症化を抑えるために重要だということです。

2020年3月21日 (土)

「脳を守る」という軸足

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日本は、油断は禁物だけれどもコロナの騒ぎが一段落しつつあります。今日は、つかのまの休日。これまでの仕事を振り返りつつ、ブログの「秋葉原駅クリニック・お仕事」を整理しました。

「脳を守る」医師になりたいという気持ちで神経内科医を選択しました。当時はMRIも無く、やっとCTの時代。脳に空気をいれる気脳写というものが残存していたりしました。筋肉生検、神経生検を自分で行い、自分で夜中じゅう染色して寝ないで朝プレゼンテーションということが普通でした。今は、きちんと技師さんがサポートしてくださっています。

基礎研究と臨床を並行しておこない、論文をしたためてきました。オーソリティーとリアルなものにこだわって基礎と臨床を行なってきました。論文には査読があります。治療には成績が、出版にはインパクトで評価されます。一つずつ、公平な他者に評価されつつ前に進むという作業を繰り返してきました。

未来はわからないままの、ほふく前進のようなカタツムリのような速度。今もだけれども。

日本各地の医療機関をめぐり医療システムを研究し発表もおこないました。

こどもが医療機関にかかることの怖さを減らす本の依頼を受けて、絵本を描きました。

栄養で脳を守り、薬を減らすということも一貫してやってきました。オメガ3のDHAで脳を守るという仕事は、国際GOEDの会合やDHAラボとして結実しつつ継続しています。地中海食を用いた和食への応用も形になり、続いています。

「栄養を処方する」という理想を掲げ、採算を度外視して管理栄養士さんからの栄養指導をクリニックで続けてきました。管理栄養士さんの教育システムも構築し、臨床栄養協会の理事になりました。

女性たちを苦痛からまもろうと、積極的に頭痛診療をおこなってきました。著書をしたため、国際学会や日本精神神経学会、頭痛学会で発表を重ね、日本全国で医師向けの講演会も行いました。お薬を飲めないときのために、AECウオーターをカンパニーイメージの一つとしていただき採算度外視で継続していただいています。

海外留学のタイミングで、都立病院統廃合のお仕事に就くことになりました。今は亡き新田先生の思い出は2009年にも書かせていただきました。病院ビオトープ構想については、その後反響が大きかった思い出があります。リハビリの先生と論文を書いて、賞をとってくださいました。

薬だけでなく、栄養療法、運動療法、リハビリテーションを統合して、患者さんを治療し、地域医療に大きく貢献したことが出版やBS健康番組につながりました。自分で運動しなくっちゃわからないと思って、運動しているうちに沢山走って泳げるようにもなりました。代謝学の論文も読めるようになりました。訓練。

忙しかったけれど、いつも全力で仕事をしました。万事塞翁が馬、だと思って。お仕事はたくさんいただいたけれど趣旨がちょっと違うタイプの時には「ゴメンナサイ」とお断りしてきました。大切な仕事にリソースを集中してきました。

国家資格を得たいと頑張っている人のために、参考書の監修も継続しています。能力の高い方を世におくりだしつつ、楽しい参考書を安価に出版してベストセラーを続けています。苦しい出版業界の中でも、キチンと良いものを作ることで商業的にも成功するためのシステムづくりをしようと挑戦しつづけています。

患者さんをの守るという軸足のもとに、リアルなものを新しく生み出しつくりだしました。
今もたくさんの人々とお仕事を継続しています。懐かしむだけでなく、その先にやるべきことがたくさんある。

出産後にスタッフが戻られる予定になっています。妊娠出産を経ても、雇用の機会を守り続けるという夢がまたひとつ実現される。

ステルスで作られるフェイクやブラフではなく、こうやって地に足のついた「手触り感のあるリアルなもの」にこだわり続けたいと思っています。世の中、何か仕組みを作って「うまくやろう」とすることは、きっと不可能。キザシにも書きました。

まだまだひよっこ。やらなくっちゃいけないことが沢山あります。小中学生新聞の方や「からだにいいこと」の方にもお話ししました。

サイバー世界の発達で正しい情報が拡散するようになって、皆んなの目も肥えて、かえって世の中が少しずつ職人に有利になってきているのかも。サイバーが発達すると、正反対のリアルが評価されるという不思議。

僕は、地道に人々の健康に貢献できる仕事をしていきたいし、そういう仕事に就きたいと思う人々のお役にたちたいと思っています。何よりも、人を癒す人になりたい。これからも、ずっと。

たまに時間軸で業績をまとめるのも良いかもしれない。

2020年3月20日 (金)

コロナCOVID19のあとの日本の世界貢献 / 報じられないRoアールノート(R naught)

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まだ注意を続けなくっちゃいけない状況だけれども、考えてみる。
僕は想像する。この新型コロナウイルス流行が治まった後のこと。世の中の変化は、人間が自分で考えるより速いペースで変化するものです。

たぶん、世界に先駆けてオーバーシュートも起きないで流行は落ち着いていくことでしょう。今のところ、一人の人から他の人へうつす割合が自然減衰する割合に収まっています。しばらくメディアの便利な言葉として「オーバーシュート」が使われることでしょう。

Ro基本再生産数とよばれるものですが、こちらに興味深いシミュレーションがあります。こう言ったものは、報道され無いので困っちゃいます。イタリアより日本の状況が重要。あなたの不安の材料は?と聞かれると、あなたが提供しているものです、と答えてしまう。独自に計算式を作って、シミュレーターを国民が走らすという優秀さ。

感染者や死者数ばっかりで、Roアールノート(R naught)についてSARSと比較して詳しく解説する番組を見たことがない。アクティブな感染者数は、新規発生して治癒していく動的平衡の中にあるのだから、その時点でのRoが重要なのに。真実を説明して国民を守る報道をしようという気がないことがわかります。

日本が鎮火しても、世界ではまだ流行が続いて困っている場所があるでしょう。日本は、そう言った国々にノウハウを伝えて助けるといいんじゃないかと思う。例えば、たまに流行るコロナにPCRの機械を全ての国が保有するのは効率的でないから、日本で購入して技術者といっしょに貸し出して回るとか。

そしてオリンピックは、いろいろあるかもしれ無いけれど少し延期してみんなの足並みがそろうように待つことにするのが現実的かもしれない。予想外のことが起きても、それに適応して変化して対応できることが能力というものだと思う。

経済システムをいち早く再開して、余力を作っていく。海外との交流が不十分でも、国内で消費が落ち込ま無いでお金が回っていれば浮上は可能です。そのためには、落ち着いた地域間での人の移動が不可欠。北海道は落ち着くでしょうから、夏の北海道旅行もいいでしょう。

日本自身は準備できていても、お金かけて延期することで世界の人々に応援してもらえるようになるんじゃないかな。準備が遅れそうな国には、お手伝い集団が行って間に合うように手伝ってあげる。

そういうのが、世界への貢献だとおもう。日本は、真面目に丈夫な橋をかけたり、井戸を掘ったり、教育システムを提供したりしてきたことの延長。人類共通の問題である感染制御で人助けをするなんて、カッコいい。日本独自のPCRなどのシステムパッケージを、ガス燃焼タービンみたいに商社の新しい人助けビジネスにするといいんじゃないかな。

日本は科学の国で、国民の方が優秀でした。色々なあおるブラフが繰り返されても、パニックにならなかった。接触感染の制御についても、みんなやり方を結構知っている。ちょっと話すと理解ができる基礎的な頭脳の胆力。日本の教育システムの良さです。それもインフラ。

未知のウイルスとの戦いにも、いち早く対応できたということを誇りにおもいつつ過ごす。
長い時間とお金をかけて育ててきた、全国を網羅する保健医療システムの温かみを感じつつ。

近い将来、そういう未来になるといいと思う。

落ち着いている場所では地域的な活動を徐々に再開

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専門者会議が開かれて、妥当な発表がなされました。

日本国内での流行状況は、モザイク状にまだらになっていることが前提になっています。

落ち着いているところは、とても静か。
一方で、感染者が増加している地域もある。

どこかで感染は続くだろうから、全部がゼロになることを待っていると日本経済が沈没する。総合すると、うまく流行を制御できているのだからそれに従って早期に経済活動をやれる範囲で再開する。

なので、感染拡大しているところは人の移動や集合を制限する。
その一方で、落ち着いているところは「地域的な活動」を再開する。
落ち着いているところでも、「全国的な集会」をするとその地域に流行地域からウイルスが持ち込まれクラスターが発生する可能性があるから控える。

医療者的には、全国的なシステム構築を進める方針を頼もしく思いました。また、陽性の方でも軽い人は学生さんも含めて家で静養となりました。インフルエンザと同様です。少しだけおこもりの期間が長いけど。

今まだ残り火になっているところは対応をつづけ、皆んなは消えるのを応援しましょう、そこから延焼するのを防ぎましょう、とのこと。

専門者会議、やっぱりとってもいいです。特定の環境因子をあげたのはいただけなかったけれど。

春の暖かい光の中で、オープンエアで散歩したり親御さんが子供たちと遊ぶのは大丈夫。風通しがいいところなら問題ないです。部屋でずっとゲームする必要ありません。基本、接触感染なので帰宅後はノロウイルス流行期と一緒の対策でいい。大抵のお母さんは学んでいます。

東京は、いまのところ落ち着いている地域です。
地域内の活動を開始して良いのではないかと思っています。

クラスターにシールドを張りながら、経済の浮上を徐々に開始。

日本人は、結構お上の言いつけを守ります。
もうしばらくするとクラスターしている地域も落ち着いて行って流行が終了するのではないかと思っています。

日本人は、自分たちの清潔好きなところが身を守っています。
また、お金をかけてずっと維持してきた日本の医療システムが強固な防御壁になっていることを、もっと誇っていいと思っています。このような医療システムを持つ国は、他にはありません。

蛇口をひねると飲める水が出てくる。公園の水も飲めるし、共用トイレもきれい。そんなことも感染症蔓延を防いでいます。どんな人も受診できて老人が輸入肺炎ワクチンを安価に提供し接種しています。介護保険もある。

皆んなが安心して暮らせる本当の盾・シールドは、不断の普段からの社会インフラの完備だった、ということが証明されました。

ミサイルや核兵器や戦闘機はパワーバランスに必要かもしれないけど、社会インフラはイザというときにもっとずっとずっと人の命を守ることを証明しました。戦闘機だけでも6兆円(!)使っているので、兵器に比べればと公衆衛生インフラは安いです。戦闘機買ってもいいから、日本の医療システムにももっとお金を使って高性能にして行った方がいい。国民をすぐに直接守ることになる。

普段使いのインフラは目立たない。この休止期に、みんなで立ち止まってその素晴らしさを実感する時間にすると良いかもしれません。

そう思っています。明日は、患者さんと会話した未来のビジョンについて書いてみようと思う。

2020年3月19日 (木)

日本では肺炎やカゼがはやっていない、それがファクト

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検査は治療のためにあります。

医療機関も人の命や健康を守るためにあります。今現在、花粉でつらい人は増えていますが、理由の判らないカゼも肺炎も流行っていません。

衛生兵のように働く僕ら町医者臨床医が参考にする定点観測図

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マイコプラズマも流行っていません。どのカゼも流行っていません。それがファクト。

現場の医師には、目の前で起きていることがすべてです。兵隊にとって、目の前の戦場だけがリアルなものです。卓上や脳内の推論の可能性は多岐にわたっても、目の前に起きている事象は一つ。ドラマのようにパラレルワールドはありません。時間も戻せない。

万が一、薄く広く新型コロナCOVID19がひろまっていたとしましょう。ホントはちがうけれど。発症しないで気がつかないで治っていく状態を「病気」と呼ぶのだろうか。僕らは無数のウイルスや細菌と共にくらしてる。発症しないときには病気とは呼ばないできた。哲学的。

僕は、2019年年末から2020年年始にかけても、知らないでかかって抗体獲得しているひとが大勢いるんじゃないんだろうかと思っています。常識的に考えるとそうなる。

集団内の発症者が閾値以下、抗体を持つ人数が閾値以上に増えれば自然にそれで終了。

それで、いいんじゃないだろうか。

北海道で桜が咲くころには、過去のものになるでしょう。

患者さんを診ている僕は、虚構やあおりによる大勢の人が困る医療崩壊/医療パニックを恐れていました(過去形)。もし、実際の重症発症者が多くて大変なら仕方ない。そうじゃないのに大混乱は困る。僕は、実勢調査や実態調査なんていらない。知ったところで治療薬がないので、治すことにつながらない。PCR検査は、重症の人が助かるための手がかりの一つ。

これから海外から時々持ち込まれたり国内で散在するウイルスになるんだから過敏にゼロにする努力をする必要もない。ウイルスの特性もずいぶん明らかになった。大規模流行がおさまっているのだから、経済活動を再開させるべき。少数のクラスタリングにシールドを張りつつ、経済浮上の攻撃を開始すべき。

いつまでも殻に閉じこもって、ポツポツ降ってくる雨粒がゼロになるのを待つなんて自滅パターンです。ましてや、地面におちた雨つぶの数を数えましょう、なんてナンセンス。

日本は、いち早く上手にコントロールできた。僕はそう思っています。
理由はすでに書いた通り。

”Coronavirus : l'exception Japon”(コロナウイルス 日本は例外)フランスの雑誌も同様の記事を書かれていました。ニューズウイークさんも同じ論調でした。


世界中で考えることは一緒なんだなぁとおもいます。何か、応援してもらっているような気もしました。日本の流行は終わってきています。海外のニュースは海外のもの。

昨日は、健康と食事についての取材でした。脳の健康を守る食事。僕のライフワークの一つ。

一つずつがんばりましょう。

2020年3月18日 (水)

強い国と緑の国 五 最終話 / 『それもまた、野のことわり。われわれも野のものの一つなり』

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その五 野のことわり
緑の国の書記官は、全ての患者の経過や国様子を詳細に書き記していった。
カゼがはじまり、カゼが緑の国を去るまで、その全てを。


「これは国の財産だ。長持ちする紙に清書して本にして後世に伝えよう。
効果があったスープのレシピは全部書き留めた。次に備えよう。
観察と記録は、この前の家畜の疫病の時にも役にたった。
人間や家畜の血を垂らすと、大体の疫病の種類がわかる石版も見つけた。

しばらくすると、咳が出ていた人もほとんど回復していった。
悪寒だけで済んでしまう人もたくさんいることがわかった。

けれども、中には死んでしまうひともいた。

そんな時も人々は慌てず、丁寧にみんなで弔った。
みんなが悲しんで一人ずつ大切に葬った。

春が来て、咳をする人はいなくなった。カゼは自然に去っていった。
長老が眺める夕方の丘には墓標がふえていた。
去年より少し多いだけだった。

「カゼが流行らなくとも災害で墓がもっと多い年もあった」彼は呟いた。

そこに兵が走ってきた。
「国王、我々のカゼの治し方を教えて欲しいという国の伝令が開けてあった門のところに来ています。どうしますか。」
「今のところ分かっていることを全て、教えてあげなさい。
悪霊はでてこないことも。我々は、たくさんのことを学んだじゃろ。それを全部教えてあげなさい。」

「かしこまりました」
兵は走り去りぎわに付け加えた。
「強い国は国土が焼け落ち、人口が激減したそうです。大ヤケドをおったものも多く、痛み止めも効かず唸り声が街中にひびいていたそうです。
旅のものが申しておりました。そして、なぜか国民の多くだけでなく国王も親指を切り落としていたそうです!」

緑の国の国王は、ため息をつくと遠くを見つめた。
「悪霊にやられたんじゃな」独り言を言った。

夕方の穏やかな風の中に静けさがもどった。
樹々の葉がゆれている。

国王は、昨日の演説の風景を思い返していた。
「霧はやってきて、霧は去る。
風は渡ってきて風は去る。
我々もやってきて、我々は去る。
大きな理(ことわり)の中で生きている。それだけのこと。」
長老の裾が風にはためいていた。
緑の国ひとびとは、その言葉にうなづいていた。

振り返ると、初夏の祭りのための準備に忙しい人々が遠くに見えた。

「なにも変わらなかった。
私も、少し悪寒がしたが様子をみていたら、それだけで治ってしまった。
衛生兵と栄養士が作り上げたスープは、体を助けてくれた。
きっと、体内に良い薬のようなものになる「素(もと)」がもともと備わっているのだ。」

療養所の上にはためく目印の吹き流しが風の向きを教えていた。
丘の緑は、夕陽に美しく輝いていた。


「野から生まれたものが野にもどる。

野にあるべきものが今、野にあり、我々は今、それを眺めている。
我々もまた、その野のひとつ。
野のものである我々が野にあって、野を観察して工夫して暮らしている。
災厄もいろいろあるが、またそれも野のもの。
それだけのこと。」

妻がたくさんの果物をもって丘を上がってくるのを彼は眺めていた。
妻もまた、暖かいスープで回復した人間のひとりだ。
「今年も実り豊かな年になりそうだ」

山の向こうには、焼き払われる家々や様々なものからの他国の煙が遠くに見えていた。

目を覚ました衛生兵は、風邪にゆれる療養所の布の天井を見ながらつぶやいた。
「わかったぞ! 国王に尋ねて合っているかどうかたしかめよう。そうか、悪霊は・・・」

熱が下がった彼は、暖かな毛布にくるまり再び安らかな眠りについた。

国王は書記官が製本した最後のページに記した。
「無きものを在るという幻。在るものを無きものにする幻。
それもまた、野のことわり。われわれも野のものの一つなり。」

 

 

おわり
(作 おおわだきよし)

新型コロナ専門家会議「爆発的感染には進んでない」 /  頑張れ実務者よ専門者会議よ!

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新型コロナ専門家会議は、「爆発的感染には進んでない、持ちこたえている」と発表しました。

COVID19新型コロナウイルスについては、いろいろわかってきました。

最初のあたふたは、どの国にとっても仕方がない。未知のものに対して、どの機関だって最初から完璧に対応することはできない。

厚労省は、早々に広い範囲から専門者会議を作成収集して色々な方針をうちだすという正しい選択をしました。

後手にまわっている、という意見もあるけれども、僕はコロナには後手も先手も無いと思っています。感染したことも気づかない人が多いウイルスを制御する方法を、人類は手にしていないからです。それがファクト。

感染症はやってきて、去っていく。

そのダメージを少なくできれば、それでよし。

厚労省は丁寧に、国内リソースを枯渇化してパニックを起こすことなく感染症のピークをやり過ごそうとしています。
僕は、もっともっと褒めるべき誇るべきことだと思っています。

アナウンスを間違えて、総合病院にPCRを求めて殺到する人々を作ってしまい糖尿病や透析、救急の患者さんが加療できないといった医療パニックを起こすことはありませんでした。一歩まちがえると、そうなってしまっていた。たぶん、もう大丈夫。

粛々とPCRを行う準備を進めつつ、パニックも避け、クラスター連鎖を予防する(+クルーズ船)というたくさんの離れ業を回しつづけています。神奈川の黒岩知事もご苦労をされたとおもっています。彼は、今日は患者さんの個人情報を守りました。台風の洪水の時も逃げなかった。危機管理すばらしいです。真の実務者。

僕は、こう言った実務を淡々とキチンとやっている人々や専門者会議に拍手を送りたい。

利益のために、メディアが後先考えず作り出した恐怖や取り付け騒ぎ。そんな中、批判を受けながらも国民を守り続けている。結果がわからない中で全力で実行に移している人々。それこそが、真のヒーローです。

僕は、四面楚歌になってもウイルス学者さんを信じているので日本では鼻かぜが基本という軸足はブレない。感染症は、起因ウイルスが引き起こす病状の以上でも以下でもないからです。徐々にそう言ったことがわかってきたけれど。特殊なウイルスなんてありません。新型コロナを何だと思っているんだろう?恐ろしい人食いウイルス?日本土着コロナウイルスの変異版に過ぎない。

面識はないけれども、先生が良いことをお話しされています。
臨床でPCRをしているプロの先生。僕がいいたかった、偽陽性偽陰性のことやアナウンス効果にまで言及されている。PCRは、法医学でも使われる遺伝子検査メソッドだけれども臨床で使うには注意が必要です。やっても意味を持たないこともたくさんあるし、とっても良い説明。

(たぶん年末からきっと流行っていたけど、この程度ですんでしまっているという認識なので)もう実は、集団免疫の力がウイルス感染力を上回ってしまっていると僕は思っています。たまにクラスターが起きてもそれ以上でも以下でもない。

さらに、ウイルスの感染力がインフル以下という点が判明したので、日本の衛生管理と保険診療の元ではクラスターの連鎖は起きにくいだろうと思っています。健康な人が多くて、医療をみんな受けられてきたという長年の日本医療文化の素晴らしさ。それを味わうべき。誇るべき。

専門者会議の先生がた、厚労省の役人さんがんばれ!もうちょっと。
実務者を怒りたくきもちもわかりますが死者10人未満というのは、諸外国をみればどれだけ日本の対応が健闘しているかわかるっていうもんです。彼らの奮闘あってのものです。パニックを煽るメディアを苦々しく思うのも良くわかります。

僕らには、不便なことや、残念なこともあったかもしれない。国民の「流行よ、早く終わってよ。何で終わらすことができないの!」という気持ちもわかる。けれど感染症や病は、人間の意図とは関係なく、勝手にやってきて勝手に去っていくものです。

文句はウイルスに言いましょう。矛先を必死に対応している実務者に向けさせたのも、メディアの大罪。中国も多大な犠牲をはらいました。原生林と接している国には、常にこう言った感染症発生の可能性は存在します。それに、コロナウイルスは猛毒でもなんでもなく、生きた細胞にとりつけないと崩壊してしまい感染力を失う自然界に存在していた弱い物質。

科学が進んだので不都合が起きたように見えると「もっと何かできたんじゃないか」とか思ってしまう。でも、大抵はみんな全力で対応していてそれが目の前に繰り広げられている。

僕は、一生懸命戦っている真のヒーローを讃えたいと思っています。
そう言った方々からの声は小さく目立たないけれども、責任を両肩に背負って実際の作業を進めている人の言葉は真実を語る重みがちがいます。その言葉に、耳を済ませましょう。原発の爆発は防げなかったけれど(それも彼らの責任ではない)、現場に残って必死に作業した方々と重なります。

みんなだって夜中まで居残りしてプレゼン資料を作ってコピーして部数つくったあげく、翌日ホチキスの位置が悪いなんていわれたことあるんじゃないかな?何それっておもう。仕事を代わりにしてくれている実務者の作業結果を、キチンと評価すべき。

専門家に耳を傾けず、傲慢に自分勝手に、テリトリーを作る行動は自滅に向かうことが知られています。
厚労省は、逆。謙虚にテリトリーを超えて人々を専門家を召集して、知恵を絞って対応している。自滅の愚挙を避けています。素晴らしい。僕は日本に住んでいてよかったと思う。

流行も収まってくるにつれ、煽られても国民は反応しなくなるでしょう。物流も再開する。
その日は近い、と思っています。それでいい。

そして、経済のV字回復を急がなくっちゃ。日本では、鼻かぜだもの。

2020年3月15日 (日)

患者さんをご覧になっている都立駒込病院感染症科部長の先生のお話し

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こちらに、都立駒込病院感染症科部長の先生のお話が掲載されています。

それが全てだと思う。これ以上でも、これ以下でもありません。

全くそのとおり。
昨日の池上彰さんの番組の内容と、今村顕史先生のお話しで全て。

僕らの病気はコロナだけではなく、のエントリでも一月前に書きました。

日本は、きちんとした作業を粛々と続けてきました。
世界の状況を見れば、きちんとできていることがわかるでしょう。何も問題はないように見えます。

このまま継続していけばいいだけ。日本の人のきれい好きにも触れられていました。

保健所の方々は通常業務の他にクラスターを必死に追いかけて、医療機関と連携をくんで働いている。たぶん、ギリギリどころか超過勤務だらけになっているはずです。仕事がコロナだけじゃないから。

保健所のクラスター調査を取材したところを見たこともないです。軽自動車や自転車をかっ飛ばしてフロントラインで戦うヒーローやヒロインを取材しないメディアのジャーナリズムの死。

そもそも、もともとPCR検査は感度が悪くコロナウイルスではもっと感度が悪いことを知って言っているのだろうか。行政から流れる数を速報に加工し、PCRの検査数上昇を連呼し、海外の画像を買い付けて編集したり、行列を写すだけの脳死状態からは何も生まれない。

Buzfeedさんは、厚労省の職員さんの疲弊も取材していました。僕は、この記事とってもいいと思っていました。メディアは、こうやって取材して国民に話すのが仕事だったはず。この記事には、労災に近い形で感染してしまった職員さんもテレワークで作業を続けて戦い続けたことが記されている。そんなことはメディアでは放映されない。

国民のイライラにカタルシスをあたえるには、何処かへのスケープゴートの攻撃対象が必要です。それが実務者だと、自分たちを守ってくれている存在に刃(やいば)をむけることになる。厚労省はその対象になりやすい。

メディアは私たちの安全性を毀損するために、局のPCの前で電話するだけになってしまいました。本当のジャーナリズムは、サイバースペースに移動したのかもしれない。

本当のことは、こう言った実務をこなす先生の言葉からしか生まれない。そして彼らは、厚労省と協力して戦っている。僕らも厚労省が出した指針を保健所から受け取って、保険診療を行っている。

医療は常にマンパワーが必要なチームワークの作業です。仕事ができる人は、チームワークの連携を大切にする。だから実務にあたっている人々のマンパワーを疲弊させたり脆弱化することを声高に言ったりはしない。もし、至らないところがあるならば手伝えばいいだけだし。ましてや患者さんを差別バッシングにつながることなんて絶対しない。僕らは、そういう存在からそっと離れていく。

駒込病院の今村先生のお話は、穏やかでとても良いお話しです。医療全体をみて、目の前の自分の仕事を全力でしている。国際医療センターの先生のお話も良かった。実際の患者さんをごらん人なっている先生の言葉は違う。

僕も色々な先生方にお会いしてきました。人を治す信頼できる先生というのは、いつでもこう言った先生がたでした。たくさんのことを教わってきました。困った時には、今でも教えていただいています。紹介した患者さんの経過からお電話でご教授いただくこともあります。

頭が下がります。
先生は、黒い大量の烏合の衆のなかに輝く雲中白鶴といったところです。
それからBUZFEEDさんありがとう。素晴らしい。

僕らは市井で、早急に正常化に向かえるよう日々診療を続ける。
患者さんの不安をできるだけ取り除くように変化と工夫を繰り返しながら。

緊急事態は宣言しなくてよい安全な状態。少数の新型コロナウイルスと共存しつつ経済浮上へ。

1.緊急事態宣言は回避され正常化への道筋が描かれました。
1万人あたり、0.06人であることが具体的な理由として示されました。

2.医療崩壊を防ぐ。重症者への重点的治療をしていく。予備の人工呼吸機も病床も十分数の準備が完了している。

3.感染のピークを遅らすことが多大なメリットを生む。それは、一定期間ウイルスと共存することを意味する。

4.それと同時に経済対策をきちんとしていく。状況を見つつ、より浮上させる手を打つ。

5.PCR検査についての、非常に妥当な説明。

常々、感染症の制御と経済対策の両輪を行えるといいな、と思っていたので、本当にこの発表はうれしい。素直に額面通り受け取るべきだと思っています。政府が招集した専門者会議がとても良く機能している。具体的なファクトにそって非常に理性的に指示を出しているものと思われます。

クルーズ船をネタにしていたメディアと違って、その中で頑張った実務者の方々をねぎらっていらっしゃいました。現状の報告もなされた。本当にそうです。危険を侵して実務にあたる人をけなすことなんてできない。

子供達の卒業式、春の選抜にも触れていた。外で遊ぶのも問題ないと言っていた。素晴らしい。

医療者のみんなは、予備に12000のバックアップベッドと3000台のレスピレーターが完備されていることに安心したんじゃないんだろうか。それぞれ消毒すれば次の人に使えるものです。回転していけば順次患者さんを何人でも治療していけます。具体的な数字が説得力を持つ。

なんといっても注意は今後も必要だけれど、みんなの努力で戒厳令をひく事態ではなくなっていることを確認したこと。
ここから巻き返すんだ、という意気込みであることに、とってもホッとしました。

聞いていて拍手してしまいました。
ただ、状況が変わった、といって国民の権利と自由を奪う緊急事態宣言がなされないことを願いつづけていることは変わりません。よっぽどの強毒感染症でなければ、日本では必要ないと思います。

☆ その後見た、池上彰さんの番組がスゴく良くできていました。
インフルエンザを例にとって、治療薬あっての検査であることをとってもスマートに説明していた。PCR検査や、やがてできてくるコロナウイルス簡易検査もその見地から説明。

コロナウイルス仲間のSARSやMERSが、いまでも人類と共存していることを示しつつ、COVID19も同様の季節性ウイルスになることを説明されていました。また、ウイルス感染症の風邪の一種で差別が起きるなんて、良くないということにも触れていました。物不足にも言及。

全方位的にファクトに基づいて無駄なく作られた番組。プロデューサーさんが、視聴率より科学的ファクトを重要視して全方位的な一網打尽を目指したものと思われます。村中璃子先生のいうところの「専門家」も出演しない、良い番組。

「専門家」には、見えない根っこがあるので発言にバイアスが生まれやすい。池上彰さんは、医療者じゃないので第三者として俯瞰的に淡々と説明していました。現時点でのデファクト・スタンダード。メディアが、COVID19ウイルスとの共存の道への第一歩を踏み出しました。建設的な番組の第一号の記念日。タイミングもばっちり。

しかも、コロナは番組の話題の一つに過ぎませんでした。僕らにとって、COVID19なんて生活の一部分であるという主張。つながりで中国をめぐる話題の中の一つに過ぎませんでした。僕は、COVID19は生活の一つに過ぎないと言いたくて、マイナス検索を案内したりしていました。フォーカシングイリュージョンの魔術を解きたかった。

みなさん、徐々に通常の日常にもどりましょう。

☆日本はおちついちゃったから、永遠に怖がらすため各県別の「速報」とイタリアやヨーロッパ関連の話、クラスターの芋づる式の図を伝え続けるメディアもあるでしょう。レスピレーターたくさん予備をもっていることが明らかになりました。みなさんの命は医療者が全力で守る。日本は、少しアウトブレイクしてもビビらなくて大丈夫。他国は日本の未来ではありません。

そして、これから毎日出現してくるかもしれない陽性患者さんの通勤経路を一つずつ報道していくことを日課にしてもいいでしょう。一地方の保健所の仕事を全国放送することに、僕は今でも意味が見出せない。

これから何を作っても、美しいCGを駆使して特集を作っても、海外の教授の話をつなぎ合わせても製薬メーカーに取材に行っても、全部二番煎じ。池上さんの番組以上のファクトを示すのは難しい。毎日の速報を楽しみにしています。

僕らは、救急病院の医師たちが肺炎対応で忙殺されるところか当直が暇になっていることや、急病による救急車出動が減少していることを横のつながりで知っている。PCRをやらないから患者数が少ないんじゃないことを知っている。他のウイルスを含めて、風邪自体が流行っていない。肺炎になった人については、PCRしているからその中に見逃しもない。

僕らは、現場で難しい判断をし働き続ける人の苦労を忍びつつ、皆んなが使っている保険診療システムが壊れてしまわないように、患者さんが不安になりすぎないように医療の裾野で尽力してきました。具体的な数字を載せた資料も作って説明してきました。

☆感染の広がり方を見つつ、どうウイルスと共存していくのか。それは、未知の世界。集団内抗体価が上がってくるので、徐々に収束に向かうでしょう。それでいい。日本なら、世界に先駆けてうまくやる方法を見つけるはず。そして、世界を導けばいい。井戸の掘り方を教えたり水路を作ったりして、豊かな贈り物を世界の国々にしていくのが僕たちの国民性です。

だんだん世の中正常化しつつあるようです。本当によかった。副作用の少ない専用薬ができてくればなお良いし、さらにその先、ワクチンもできてくるでしょう。世界で広がっているから、ワクチン作ってもペイできるので企業も乗り気です。

ホント、どうなるかと思った約2ヶ月でした。メディアがあおるあおる。現状との乖離にびっくりの連続でした。首相も釘をさしたから、もういい加減な番組も減ることでしょう。科学的に正しいことを伝えなければならなくなった。

患者さんにカレンダーを指差して「きっと安心宣言に近い方針を伝えるものになると思うよ。マスクも、正常化するって話すと思うよ。がんばろう。」と伝えていました。みなさん、当たって良かったですね。困った方にマスクを1枚ずつ無料で配っていた日々も懐かしくなることでしょう。

良かった良かった。コロナウイルスCOVID 19は日本に住み着き、よく見かける隣人となっていきます。その隣人とともに、経済浮上を目指す。その方針が示されました。僕の臨床的直観と考察は孤立無援じゃなかったんだな、と思いました。

もう、しばらく長文書かなくてよくなります。日本は良い国です。科学の国。
インテリジェンス高いです。

何とかしたくて、早朝ひとりで絵本の文章書きをしたのも楽しかった。何かが目覚めた気がします。

2020年3月14日 (土)

Prescription for Prevention of Medical Collapse and Economic Recovery / コロナの医療崩壊予防と経済復興の処方箋

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Prescription for Prevention of Medical Collapse and Economic Recovery

Japan is not in a crisis, but an emergency declaration that severely limits the rights of the people is going to come into effect. I don't think it's a good idea because it will bring the economic stall.

The number of COVID19 patients is about 600, and death tall is about only 20.

You may feel anxious that the coronavirus COVID19 pandemic cannot be prevented.
You may be worried if a medical collapse occurs and you can no longer get regular medical care.

Which one will we take, controlling coronavirus or revitalizing the economy? If we take economy, corona will spread and if we corona control is prioritized, the economy will stall.
Many people may feel the dilemma.

I think there is a good prescription.

The premises are these two points.
1. Coronavirus infection heals as common cold within 2 weeks.
2. Contact infections may be predominant rather than aerosol pathway. If they are prevented, the transmission speed is very slow.

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(Doorways and obstacles, You can evacuate faster if you place obstacles )
I will quote from a lecture on traffic jam studies at Japan Railway East. 
Since I work in a small clinic, I was studying congestion to keep my patients from getting too crowded.

This diagram means is a simple fact.
“If everybody rushes towards narrow exit door, it is difficult to escape. If you place obstacles in front of the exit and align them, the escape will end smoothly. Nobody will be injured.”

Let's assume the exit in this diagram as medical institutions and the dots as a lot of patients.

It means if they come in order, medical systems can see and treat everyone without confusion, even if many coronavirus patients appere. The same goes for other diseases.

Many more people will be affected coronavirus and almost all will be cured.

If catching coronavirus cold is gradually in order, it is no problem, somewhat fine. The infection spreads slowly, and everyone will be cured.

If the symptom is mild slightly, they will stay at home with usual painkiller. That's OK.
Only severe patients will be observed at the hospital. PCR test should be performed at that point to decide on their treatment strategy.

Even if slight symptom patients will be pandemic, there is no way to find out what the virus is. In fact, hay fever also "pandemic" (not exactly how to use it), we don't care what pollen we are reacting to. It will subside after the time has passed.

In this way, the key is revitalizing economic while controlling the surge of patients.

It is impossible to contain coronavirus or get rid of it. Even if it can be reduced to zero, it will always flow from abroad. Because it is prevalent everywhere in the world. Border closure should be temporary.

Aim for economic emergence while allowing slow spread and small occasional clusters. That is the prescription.

In other words, we have to seek the path of coexistence with the coronavirus COVID19.
Not very difficult. Don't be afraid. Extreme fear leads to a credit crunch.
Above all, I'm lonely if I can't shake hands or hag with other people.

We can't do anything if we are extremely afraid of unpleasant future coexistence partners.

Vaccines and treatments will soon be available.
Let's live with hope now in the transition period.

The goal is a society that coexists with the seasonal new coronavirus COVID19.
If we imagine that, we will be easier to live now and to realize a better society in the future.

Thank you for reading.
Kiyoshi Owada, MD
Akihabara EKi Clinic, Tokyo, Japan


コロナウイルスのパンデミックは防止できないと不安に思われるかもしれません。
医療崩壊が起きて、通常の医療ができなくなると不安になるかもしれません。

日本は落ち着いていますが、国民の権利を大きく制限する非常警戒宣言が施行されようとしてますが、私は経済失速を考えるとあまり良い案ではないと思っています。600人の患者数、20人ぐらいの死亡者にとどまっています。

コロナ対策と経済対策のどっちをとるの?とジレンマを感じるひとも多いかもしれません。

それには処方箋があります。

1.コロナウイルス感染症は発症しても治癒することが多いこと。
2.接触感染が主で空気感染するかもしれないけれど、予防すれば伝搬速度は遅いこと。
これが前提になります。

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JR東日本の渋滞学についての講演会から引用させていただきます。あまり直接引用はしないのですが、今回は特別。
私は小さなクリニックで働いているので、患者さんがあまり混雑しないように渋滞学を学んでいた時期がありました。論文も寄稿したことがあります。

この図の意味するところはシンプルです。
「全員が押し寄せると脱出するのが難しくなり、出口の手前に障害物を置いて整列させると脱出がスムーズに終わる」というものです。

この図の出口を、医療機関が処理できる患者さんの人数と過程しましょう。

たくさんのコロナウイルスの患者さんが発生したとしても、順番にいらっしゃれば混乱も起きずに全員を拝見して治療することができます。コロナ以外の病気に関しても同様です。

日本人も多くの方がコロナウイルスに今後もかかり、治癒されていくことでしょう。

けれども、順番に風邪をひいていくぶんには問題ありません。ゆっくり感染が広がり、みんなが治っていけばそれですんでしまう。

コロナウイルスは、治療薬はないので軽症の時は家で安静になります。
症状の重たい方だけ病院で様子観察になります。その時点で治療方針決定のため、PCRをやりさえすれば良いのです。

軽症者がパンデミックしても、そのウイルスが何であるか調べても意味がありません。現に、花粉症も「パンデミック」(正確な使い方ではないです)しますが、何の花粉に反応しているかなんか気にしない。時期が過ぎればおさまります。

このように、検査を行うことを調節し受診患者さんの激増を防ぎつつ、経済対策を打っていくことが解決になります。

コロナウイルスを封じ込めて退治してしまうことは不可能です。たとえ、いったんゼロにできたとしても常に国外から流入しつづけるでしょう。世界のどこかで流行しているのですから。国境封鎖は一時的にすべきです。

ゆっくりの感染拡大やたまにのクラスターを許容しつつ、経済浮上を図る。それが処方箋。
言い換えれば、コロナウイルスとの共存の道を探るということです。
あまり難しいことではありません。恐れないこと。恐怖は信用収縮につながります。他の人と握手できないなんて寂しい。

未来の共存相手を極度に恐れていては、なにもできません。

そのうちワクチンも治療薬もできてくるでしょう。
過渡期の今を、希望を持って暮らしていきましょう。

ゴールは、季節性となった新型コロナウイルス COVID19と共存する社会です。
それをイメージすれば、今を生きることが楽になり、未来のより良い社会を実現しやすいと思います。

2020年3月13日 (金)

みんなで次は何かあててみよう / 緊急事態宣言の前の静かな日に 

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コロナウイルスは、侮れない疾患です。本気で対応すべき疾患です。

日本は、今のところずっと心配していた医療崩壊・medical collapseも回避しつつ死亡者も激増していないという良い経過をとっています。注意はしつつ、安心して暮らしてよいでしょう。接触感染なので、手を洗いましょう。

日本はうまく危機管理をしていて、おちついているので、今日は視点を変えてメディアを観察して眺めてみましょう。
僕もすごく勉強になりました

友人から聞いていたけれど、今日別な方からも聞いて確認しました。イタリアと違って、日本の「公立病院は空いている」というレポートをメディアはしただろうか。もし、PCRしていなくても、悪性のカゼが流行っていたらど混みのはず。当直の先生方はご存知のとおりだ。何故か報じない。救急車疾病出動回数が2月は1月より減少していることを報じない。

ファクトから人々を演繹させないようにする。

日本は落ち着いている。それは報じない。患者累積総数700人以下は、昨年の麻疹(はしか)の患者数より少し多いぐらいであることを報じない。総数が他の感染症と比べてどれぐらいか、報じない。日本のコロナによる死者数が日本の感染症の中で、どれぐらいの位置をしめているのか報じない。医療情勢の異なる他国は日本の状況を反映しない。

非常事態宣言の一種である、緊急事態宣言についてあまり詳しく報道しない。それも報じない。ちょっと怖い。

つまり、大切なことが沢山あるのに取捨選択して決められたものがリピートされている。それを支える構文がある。決して重要な順番でも、起きてきた順番でもなく、文脈に沿った構文。

物事を短時間で人々につたえ、注目を集め続ける方法は広く知られています。

1.感情に訴えること 恐怖や喜びなど

2.リピートしたときに認識しやすいように短い単語をつくる

3.そのものの特殊性、独自性を打ち出す

4.常に刷新して陳腐化をさせない

5.バリエーションをふやす

などなどがあります。
全体像を見せたり比較をしないで、そのものだけに注意をひき続けさせることが重要なポイントになります。

例文としては、

「XXXを知っているといいことがあります、この情報を知らないと損します
その解決はYYYです。
XXXはAAAやEEEとちがうし、ZZZとは全く違います。
なんと毎日変化しています。
XXXには、BBBやDDDもあります。」

といった具合です。コロナの話題の場合の先手を打ったキーワード考えてみましょう。

1.恐怖の感情に訴える はご存知の通り。流行が沈静化した中国や、医療保障が完備していてきっと顕在化しない北欧やカナダは永遠に取り上げられない。そこから学ぶこともあるにもかかわらず。高齢者、喘息、高血圧、糖尿病などの持病で来るかも。皆のためと称して繰り返しかかった人のインタビューが流れることになりそうです。
また、恐怖は外からやってくるので、何らかの外的要因が加わるかもしれません。外国帰りの感染の人とか、海外旅行帰りの人とか。

2.のリピートして憶えやすい言葉については、ご存知の通り。
「コロナ」→「クルーズ船」→「マスク」→「イベント中止・学校休校」→「PCR」→「クラスター」→「オリンピック延期」→ときています。次は、「コロナショック」、「コロナ恐慌、コロナ不況」、「マスク配布配給」、「医療崩壊」、「人工呼吸器の不足」なんかが来るんじゃないかな。
そして「緊急事態宣言」。その後の日々は、制限事項のオンパレードになるでしょう。コロナの感染症は自然に収束しても、法律は勝手には終了しない。30年緊急事態宣言が続いた国もあります。

3.独自性については、コロナとインフルエンザなどの比較が来ることでしょう。
ただ、強毒ウイルスと比べるとコロナの恐怖が減るので、エボラやSARSはあまり取り上げられないはず。身近なインフルエンザや接触感染仲間のノロウイルスやロタウイルスとの比較になるんじゃないだろうか。死亡率高いとか。日本のデータだけでいいのに。

4.常に刷新した情報、というのは、庶民だけでなく有名俳優や政府高官もかかるといった点があげられます。他に新しく加わる仲間としては、先進国の流行や「なんとこんな人もコロナ?」なんていう1と関連させた情報になるかもしれません。
あるいは、クルーズ船のように注目すべき目に見える対象物を作って、ずっとその観察を続ける、という方法もあります。
しばらくして、それも陳腐化してくるとビックリさせないといけないので、そのうち「突然死」なんていうものを持ってくるかもしれません。

5.視聴者を飽きさせないためには、バリエーションが必要です。同じことをしていると、やはり陳腐化していく。コロナはカゼの仲間というのは当たり前になったので、臓器を移動させる作戦がいいでしょう。結膜炎、胃腸炎、腎不全、肝障害、脳炎、心筋炎、筋炎など。実は、どのウイルスでも起きてくるあたりまえの炎症です。コロナだけに限りません。一つずつピックアップする作戦。犬にコロナがうつった、というのもあったけれど愛犬家の恐怖をあおりたくなかったのか消えていきました。

バリエーションには空間的、時間的なものもあります。普通の生活の場から、満員電車、お店の店員さん、デイケアシステム、幼稚園、運動施設などがあげられます。いろいろな県の速報がでたりしているのも空間的分散。もともと感染症は潜伏期間があってずっと前からだし症状ない人も多いのに、PCR結果が判明しただけで「速報」とはこれいかに。
急ぐ必要ない「速報」。速報は、人の心をざわつかせる常套手段です。
時間的バリエーションは、いったん収束したところに再発したりするもの。しばらくすると現れてくることでしょう。終わったと思っていたのにくすぶっていて終わっていなかった、と1に戻ります。
もしかすると、コロナはRNAで4種類あって・・・とか言い出すかも。それが始まったら、種類のバリエーションです。もう、知られていることをまことしやかに“速報”します。
株価を混ぜたり、上記のものを混ぜたりして複数のパラメータを混ぜるバリエーションもあります。

本当は、コロナウイルスが細胞にどのようにとりついて、どのように増殖するのか。
治療薬は、なぜHIVやインフルの薬が一部分効果あるのか、どうやって新薬は探されているのか。
RNAの変異についてや、ワクチンはどんなふうに作るのか、DNAワクチンという先端的な技術について。

こういったことについては、重要だけれどもあまり触れられない。メディアはそんなこと伝えたくない。
短いキーワード、感情。それを湧き起らせる何かを探し続けます。
「国民にパッションを湧き起す、パンとサーカスを見せるんだ!」と。

次に何を一生懸命力をいれてくるか予想するのも楽しいです。みんなで当ててみましょう。

村中璃子先生に注目していくといいです。正しい。

でも、ホントは使命を終えたのでコロナの話題は日本では終わっていきます。きっと。実は、もう終わったこと。僕は、患者さんに正しいことを理解してもらって、落ち着いてもらうことしか考えていなかったなぁ。

残されたのはあおられたあげくの人の心の不安感、モヤモヤ感と物不足や不況。
そして、必要以上の制限を許すことになった土壌。

トランプ大統領がエールを送っているので米国と足並みを揃えた発表がまっているのではないかと思う。

日本は、いくつものシッカリした強固なシステムに守られているので大丈夫です。あなたの手にしている毎日内服している薬がコロナに効果をもっているかもしれません。日本は、まがい品の薬なんてない普段からしっかりしている国なのです。コロナ自体には、心配なきよう。

感染流行はもっともっと落ち着いていくことでしょう。
救急病院に肺炎の患者さんが殺到することもなく、急患のための救急車の出動台数も減っている。
国内は通常運転のままで、とても静かでどんどん落ち着いてきていることを忘れないようにしましょう。

おちついて、これからどんなときも真実を自分の頭で考えて行動していきましょう。今以上に報道も均一化して変化していくでしょう。自由に発言もできなくなっていくでしょう。接収されるまでは、サイバー上の文章も残され読めるだろうと思う。

「幻のコロナ患者さん」で当直医が暇なのに「幻の医療崩壊」していて、その対策のために接収されるまでの自由。フリーアクセスの保険診療を行えていたころを懐かしく思い出すかもしれない。

法のもとでは、所有者や運営者の許可などいらない。なにもかも「コロナ対策」のために接収できる。

はしか程度の感染数、インフルの数十分の一の死亡者数のコロナの名のもとに議論を挟む余地のないテロ対策並みの法律が制定されたことが重要。 未曾有の災害が起きる前に、と。共有される幻の恐怖感が必須だったのかもしれない。違和感を感じながら僕は無力で、ながめていることしかできなかったけれど。

もし、状況が変化したら僕はその波にそって生きていこうと思う。人間はやってくる波の上に浮かぶ木葉(このは)に過ぎない。

私たち国民の大切なものが一つずつ抵抗できない法律のもとに奪われないことだけを願っています。日本には抵抗権が制定されていないから。
ささやかでいいから自由が残されることを願っています。

緊急事態宣言が宣言される前の静かな日に記します。

強い国と緑の国 四

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四  緑の国
「きます。」

緑の国に伝令が帰ってきた。
「ここに悪性のカゼが来るのも時間の問題です」
「ごくろうだったな」年老いた長老が出迎えた。
「隣国では、親指を切り落とし、家に火がつけられています。
門は硬くとじられていましたが、悪霊が出る咳のカゼは防げないようです。
他の国に移動する速度を計算すると、数日のうちに、この国にもきます。」

「そうだろう。そうだろう。しかたのないこと。
災厄は、時々やってくるもの。門はあけておけ。」

咳をする人から悪霊がでてきて、人々を呪い殺すという噂も届いていた。
悪寒がするうちに手当てをしないと気が狂うとも噂されていた。

最初に発症して焼かれた伝令の様子や、石を投げる群衆の様子が瓦版で届けられていた。

だから、緑の国の人はとても不安になっていた。

家から出ないようにする人々もいた。
がたがた震えている人もいた。
門は閉じなくていいのか、と詰問するひともいた。

国王は集会場で国民を集めて語った。
「門を閉じたところで、意味が無いそうじゃないか。
だったら、我々は開けておこう。困った人が助けをもとめにくるかもしれん。

カゼについては実際、わからん。ただ、噂話は信じないようにしよう。
どうなるか自分たちの目で見てみようじゃないか。
悪霊がでてきたら、その時に考えよう。」

長老は、息をつくと続けた。
「霧はやってきて、霧は去る。
風は渡ってきて風は去る。

野にはわれわれには、理解できないことわりの方が多い。
われわれが母より生まれ出る道理さえよくわからないではないか。

野のものをコントロールしようとするのは、無理じゃ。
ただ、観察してその性質を知ることはできる。

我々がやれることに全力を尽くそう。いつも通りの生活を続けてくれ。
咳がでてきたものは、いつものカゼと同じように、とりあえず風通しの良い居心地の良い場所で手当てしてあげてくれ。
そして、経過を記録しよう。
ためになったものが見つかったら、みなで共有しよう。」

国民は、大切な仲間が病気になったからといって仲間を呪い殺すとは思えなかった。
その一方で、内心では怯えていた。

ほどなくカゼが緑の国にもやってきた。
どこからきたかはわからなかった。
悪寒や咳をする人間が増えていった。


風邪をひいた人も、どうしてかかったかわからなかった。
けれども国王の指示に従って、犯人探しはしなかった。
症状が辛いときには、専門の施設で治療することにした。
お世話をしてくれる施設を自分から訪れた国民もいた。

施設では、悪寒がする人が次々にはこばれてきた。
それぞれにスープと毛布があたえられた。
クスマの木の汁も試されたが、予防にも治療にも効果がないことがわかった。

そうやって、カゼの人もそうでない人も助け合い一緒に暮らし続けた。
なぜなら、咳が多かった人は一人でくらすのは体力的にむりだったからだ。
カゼが治った人が、新しくカゼになったひとを助けた。

しばらくすると、十分な栄養を与えるとほとんどの人が回復することがわかった。
年寄りが具合わるくなりやすいこともわかったから、彼らの家には健康な若者が物資を補給してまわってあげた。
悪霊を見たものは一人もいなかった。

そうやってしばらく時間が経過していった。

「悪霊を見たものはいるかね」
国王は看病している衛生兵に言った。
かれは、ときどき施設や国内を自分でみてまわっていた。

「いいえ、誰一人としていません」ゴホゴホ。咳をしながら、彼は答えた。
「悪霊なんていませんでした。強い国は、悪霊退治に必死だったのに。うちの国では出ませんでした。」

「うーん。」国王は微笑んだ。
「我が国には悪霊はこれからも出ない」

「そうなんでしょうか?」

「ああ。そうだ。私には君たちのおかげで分かったよ。ありがとう。
君も咳が出ている。カゼに感染しているようだね。交代して休むといい。

休んでいる間に、なぜ我が国では悪霊がでなかったか。考えてごらん。
もし、
答えがわかったら私に教えてくれ。正解かどうか、教えてあげよう。

栄養士が、滋養のある早くよくなるレシピを見つけたそうじゃないか。
本当にありがとう。国民のためになる。おつかれ様。 」

そういって彼の背中をポンとたたくと、国王は宮殿にもどっていった。

つづく

2020年3月12日 (木)

Spreading figure of coronavirus COVID19 "virus road" and AECII receptor in gastrointestinal tract / ウイルスロードと消化管ACEIIレセプター

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Spreading figure of coronavirus COVID19 "virus road" and AECII receptor in gastrointestinal tract

The coronavirus COVID19 originated from China.
Later, it spread all over the world.
Characteristic appears in the form of distribution.

Here is a beautiful world map of the coronavirus COVID19 outbreak. By Nikkei newspaper.

It extends from Eurasia to Europe through the Middle East.
It has also spread to Asia, including Japan.

Outbreaks in Iran and Italy.
However, its spread to Scandinavia, Australia, Africa and the Americas is very small.

This is similar to the agricultural revolution and the spread of iron culture that began in Europe.

As it is written in "Guns, Germs, and Steel: Seeing the Fates of Human Societies", (Jared Mason Diamond, 1997) or "Sapiens: A Brief History of Humankind" ,(Harari, Yuval Noah, 2016).

To communicate the difficult method of steelmaking from iron ore, mankind had to communicate directly from person to person.
The same goes for growing and harvesting wheat and grains that are difficult to grow.

It's very similar to the way iron and wheat spread around the world.
It is a corona "virus road".

These transmissions indicate a mode of direct transmission from a homo-sapiens to another one.

Coronavirus COVID19 transmission is seemed contact pathway to be predominant rather than aerosol.
If aerosol transmission via air is dominant like FLU, it will spread evenly and faster.

From the point of view of infectious transmission ACEII receptor on cell surface plays an important role.

This suggests that the ACEII receptor expressing gastrointestinal cells plays a major role in infectivity and severity.

It has been reported that the coronavirus COVID19 does not become severe in younger people. Expression of ACEII receptor in gastrointestinal and respiratory organ might differ with age.

Because I am a physician and not a cytohistologist, I do not have that knowledge at this point. In the future, investigation on these things will progress.

Those scientific facts will help prevent and treatment for patients.

Reducing panic is accurate knowledge and action based on it.
Media bluffing is useless and PCR testing is not essential.

We Japanese learned many things such as stagger commuting hours and telework, and how to avoid medical panic.

Homo sapiens will learn a lot from coronavirus outbreak,and can share that knowledge via cyberspace which also made by mankind.
A new beneficial page could be added to history of human civilization.

Thank you for reading.
Kiyoshi Owada, MD
Akihabara Eki Clinic

<please refer other entries>

Why Coronavirus Covid19 damage in Japan is small and epidemic is controlled ? 

A Consideration on New Coronavirus COVID-19 by a Japanese Clinician in Akihabara

 

コロナウイルスCOVID19の広がり方と消化管のAECレセプターについて

コロナウイルスCOVID19は、中国から発生しました。
その後、世界各地にひろがりました。
分布の仕方に特徴が表れています。

こちらにコロナウイルスCOVID19についての美しい世界地図が示されています。日経新聞社によるものです。

ユーラシア大陸から中東を経てヨーロッパへ広がっています。
また、日本を含むアジアへ広がっています。

イタリアではアウトブレイクしました。
しかしながら、北欧やオーストラリア、アフリカ、南北アメリカへの広がりは少ない。

これはまるでヨーロッパから始まった農業革命や鉄文化の広がりに似ています。
Guns, Germs, and Steel: the Fates of Human Societies, (Jared Mason Diamond, 1997)を見ているようです。

鉄や小麦が世界に広がって行く様子によく似ています。
シルクロードならぬ、ウイルスロードです。

こういった伝達は、ホモサピエンスからホモサピエンスへ直に伝播する様式を示しています。

コロナウイルスCOVID19は、空気感染もありうるけれども接触感染が主であることを予想しています。
もし空気感染が主であるならば、もっと早く均一に広がることでしょう。

また、感染成立にはACEIIレセプターが重要な役割を果たしています。

とすると、胃腸細胞のACEIIレセプターが感染性や重症化に大きな役割を果たしていることが推測されます。

若年者では、コロナウイルスCOVID19は重症化しないことが報告されています。
胃腸や肺の細胞におけるACEIIレセプター発言が、年齢によって変化するのかもしれません。

私は、内科医で細胞組織学者ではないでその知見は持ち合わせていません。

今後、これらの事について研究調査が進むことでしょう。
そして、それらの科学的事実は予防や治療に役に立つでしょう。

パニックを抑えるのは正確な知識とそれに基づいた対策です。
PCR検査やメディアが流すブラフではありません。

日本も、時差通勤やテレワーク、医療パニックの回避などたくさんの事を学びました。
ホモサピエンスは、今回の流行から またたくさんの事を学びました。そして、その知識をこれまた人類の作ったサイバー空間で共有しています。このように人類がまた新たな1ページを文明に加えていくのだな、と思うと感慨深いです。

お読みいただいてありがとうございます。

2020年3月11日 (水)

Why Coronavirus Covid19 damage in Japan is small and epidemic is controlled ? / どうして日本はコロナウイルスによる被害が少なく、流行をおさえられているの?

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Why Coronavirus Covid19 damage in Japan is small and epidemic is controlled ?

I am a Japanese clinician, internal medicine. The office is located at Akihabara (Akihabara Eki Clinic), Tokyo.
Coronavirus is also widespread in Japan, but the number of death toll is not increasing.
Because we've performed PCR tests on suspected pneumonia patients,it doesn't mean that because we haven't done tests.
I think the epidemic is well controlled.

I'm interested in the most notable point that the degree of COVID19 damage varies in the social environment.
I think such a virus is the first in human history.

The degree of COVID19 damage could depends on the health maintenance system for the elderly and the social health care system in the country.

I consider three factors.

The first is a public insurance system that guarantees free access throughout the country for all citizens.
This leads to treatment for hypertension with ARB (angiotensin II receptor blocker), COPD with inhaled medicine, diabetes with suitable medicine including insulin, etc.
The second is free pneumococcal-vaccine vaccination for almost all elderly.
Third, the effective government control to supress the peak of epidemic in addition to Japanese national character.

Ebola virus is highly virulent lethal rate in any country.
The 2009 H1N1 flu was the same way.
In comparison Coronavirus COVID19 has a large spread range of lethal rate depending on the country or region.

1. The relationship between coronavirus and ACE-II receptor and the relationship between inhaled corticosteroids are attracting attention.
In Japan, there are many elderly people who use both at low cost with pubric medical insurance system.
For example one Advair 250/60 diskus (GSK) costs only 700yen about $ 7 for eldery if 10%.

2. Pneumococcal-vaccine vaccination prevents pneumonia associatede with the virus.

3. In Japan, experts from various fields were recruited at the early phase to control the epidemic.
The people also take thorough hygiene management as usual, understood scientific matters, and acted intelligently.

Medical panic increase the damage and enters a vicious circle.
Wuhan's terrifying images were repeatedly broadcast, although the situation in Japan and Wuhan was completely different.
While the media might provoke the panic you know, in contrast the people have been calm because they have ability to recognize the truth and fact.

I told my patients not to panic or worry every day and made blog-entries. I was very worried about panic which may be a fuse  of medical collapse. If avoiding panic the medical system work well constantly for large amount of patients.

I believe that these public health, medical, and national backgrounds in Japan have been reducing COVID19 damage. These facts tell us regular public health maintenance is essential. Even if it might be thought expensive, it is cheaper considering the future economic damage, I think.

Thank you for reading.

Kiyoshi Owada, MD.

 

どうして日本のコロナウイルスによる被害が少なく、流行をおさえられているの?

私は、日本の臨床医です。オフィスは、秋葉原駅にあります。
日本でもコロナは蔓延していますが、あまり死亡者数はふえていません。
日本でも疑わしい肺炎の患者さんに、PCR検査を行っています。
検査をしていないから少ない、ということではありません。

社会的環境で被害度が異なっている点が最も注目すべきところです。
このようなウイルスは、人類史上初ではないかと思っています。

COVID19の被害は、その国の日頃からの高齢者の健康維持システムや、社会医療システム、エピデミックのときのコントロールに依存していると推測しています。

私は3つの要因を考えています。
1つは、全国民にフリーアクセスが保障された公的保険診療の国内全土への普及。
これは、高血圧、糖尿病、COPDなどへの吸入薬治療につながります。
2つ目は、老人への肺炎球菌ワクチンの無料接種。
3つ目は、政府によるピークを抑えるコントロールと国民性です。

エボラウイルスは、どの国でもエボラウイルスの強毒性を発揮します。
2009年H1N1インフルエンザも同様です。
コロナウイルスCOVID19は、国や地域による致命率が大きくことなります。

コロナウイルスとACE-IIレセプターの関係、吸入ステロイド薬の関係が注目されています。
日本では、保険診療により安価に両者を用いている高齢者が沢山います。

日本では、各方面の専門者を早期に召集してエピデミックのコントロールをしました。
国民も、衛生管理を徹底し、科学的なことを理解し理性的に行動しました。

武漢と日本は状況が全く違うのに、武漢の怖い映像が繰り返し放映されていました。
このようにメディアが危機をあおりましたが、国民は冷静でした。
私も、毎日患者さんに冷静に不安にならないように伝え、ブログにエントリーを作ってきました。医療崩壊をとても心配していました。パニックを避けさえすれば、医療システムはたくさんの患者のために働き続けることができます。

私は、こういった日本の公衆衛生環境と医療環境、国民性の素地がCOVID19の被害を減らしたと思っています。
日頃からの公的医療システムのメインテナンスの重要性を教えてくれていると思います。それがたとえ高額だったとしても、経済的ダメージを考えると安いものだとおもいます。

お読みいただきありがとうございました。

強い国と緑の国 参

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その参  炎
「俺たちは、熱湯でいくか。」体力自慢の若い村人は、熱湯を飲む挑戦をつづけた。
多くの若者は、苦しんで死んでいった。

別の若者は、「10日間、火の回りを踊ればいいんだろ」と言った。
「じゃ、咳がで始めた家に火をつけて、その家族にその周りをおどらせよう。そうすりゃ汚いものの殺菌になるじゃん。」
そう言い出す者もいた。

国のあちこちで、家に火がつけられ大火事が何度も起こされた。
「バイキン」と言われて、家の中で焼き殺された人もいた。
効率的な家に火を放つ方法まで編み出され、若者の間で流行した。
火事を眺めている人の中で、咳が止まらなくなった人は容赦無く火に放り込まれた。

兵は、隔離や親指切断より楽な家の燃焼を黙って見ていた。
その場から対象物が処理されれば報酬は約束されていたので、方法はなんでもよかったのだ。
兵は、焼け跡から親指の骨と思われるものをあさった。


やがて、咳があるかどうか、症状があるかどうかは、もう、どうでもよくなっていった。
「火をつけると土壌の殺菌になり、国民を守ると聞いた」といって、あちらこちらに火をつけて回るものまで現れた。

クスマの木といつわって、毒の木を売るものまで現れた。
強い国木はほとんど切り落とされた。

ただただ、みんな国を守るために必死だった。一途だった。純粋だった。
真剣に国を守ろうと思っていた。
額にシワを寄せ、汗を流し、一生懸命に親指を切断したり、隔離したり、火を放ったり、木を切り倒しつづけた。

初夏になり、咳をするひとはいなくなった。

クスマの木は1本もなくなった。
その他の木も売られるために無くなった。

国民は半分以下になり、たくさんの家は焼け落ちた。
世話をできなかったため、親が隔離施設からもどったときには子供たちは死に絶えていた。
働けるものもずいぶんと減ってしまった。

「親指が無くて道具がもてない。働けない。」と、餓死するものも後をたたなかった。
要所要所を守っていた人もいなくなったため、街は荒廃していった。

国王は部下に言った。
「ひどいカゼだった。悪霊も火で焼いて去った。これぐらいの被害で済んでよかった。
必死に戦ったから、最小限の犠牲ですんだのだ。みなのもの、協力ありがとう。
我々は勝利したのだ。」

強い国の人々は全員、カゼを制圧したことに満足していた。

「我々には、優秀な家畜産業がある。牛肉や豚肉を輸出すれば生き残れる。
あるいは、他の国も焼き払われているはずだ。我々のようにうまくはやっていないだろう。
弱った国に攻め入る時期かもしれない。我々は強い国だ。
また別なカゼが流行ると厄介だ。誰も入れるな。門も閉め続けろ。」
国王は4本指になった右手を差し上げ兵に命令を下した。

けれども、彼は知らなかった。

隣の国で、家畜が死ぬ疫病が迫っていること、そして、牛舎や豚舎が焼き払われ始めたことを。
死んだ動物から悪霊が舞い上がり、人々にうつると言われ殺し合いが始まっていたことを。

次なる伝令がもどり、全てを失うまでそれほど時間がないことを。

木を失い森を失い、職人や子供を失い、家が焼き払われ始めた時にすでに、国の形が失われていたことを。

つづく。

流行のピークを抑える意味のシミュレーション / シールドはりつつ攻撃モードへ

こちらに、流行を抑える意味のシミュレーションが掲載されています。

このエントリが優れているのは、ワイマール憲法にも触れている点です。このエントリは、短い文章の中にすっきりと2つの問題点がまとめられていて非常に良いものです。筆者のサインがないのが残念。

感染が広がっていくことは致し方がないとしても、その速度で随分と結果が違います。

日本は、うまく波を乗りこなしていると考えられます。

ピークを抑えるだけでイタリアや武漢で起きた医療崩壊を防ぎ、総患者数を減らす意味があります。イタリアでは、60歳以上の救命を諦めざるを得なかった。医療費を削りつつ不足しまくりも、最低限の予算を組んでくれている日本は救われた。末端まで質がある程度担保されている、普段の保険診療の医療インフラのキープは日本の財産であり文化伝統。

普段からの強固な治療により、高血圧、糖尿病、慢性呼吸器疾患の治療、肺炎球菌の摂取を行ってきたことと相まって重症化が抑えられています。保険診療の強固なネットワークが、こういう緊急時のセイフティネットになっています。

同時に、イタリアのようなことが起きることをどうしても避けたい気持ちがありました。読んでくださる人に、なんとか安心するように伝えつづけてきました。医療崩壊してしまうと、うまくいくものも行かなくなる。

以前よりお話ししているコロナウイルスが侵入する細胞にあるACEレセプターと高血圧治療については、今後もっと明らかになるでしょう。クリニックでは患者さんに降圧剤を処方するときに、2月上旬から説明していました。

過度に恐れることなく、日々を過ごしていきましょう。
家にいて時間ができた場合は勉強してみるのも良いでしょう。コロナウイルスについてだけでなく、国が国難を乗り切る際の政府と国民の財産や自由の関係をちょっとだけ考えてもいいかもしれません。

街角PCR検疫も避けられたみたいだし、メディアも落ち着いてきている。

今回の騒動のメディアは酷かったなぁ。悪霊の幻が見えた。同時に、真摯に考える人々の姿も見えました。勉強になりました。

あちらこちらのクラスターは、この速度ならきっと抑えこめます。
専門者会議を早期に作って、対応に当たった成果です。

あとは早期の経済のV字回復。クラスターは時々各地で散発するだろうけれど、それはそれで対応しつつ色々なものを正常化させるプロセスに入る。シールドを張りながら、攻撃モードに入ればいい。

日本は、世界に先駆けて浮上する。猛攻撃を受けて、防戦一方だったところから反撃にでる。良く耐えました。僕たちは、時間的アドバンテージとスキルを身につけている。がんばれ、日本。

チャンス到来。

2020年3月10日 (火)

クリニックの窓を開けて診療をつづけております

肌寒い季節がつづいております。

花粉の季節ではありますが、
昨年末よりクリニックの窓を開けて診療を続けております。

空気入れ替えのため時折、入り口のドアも解放させていただいております。

感冒の季節の対応ですが、今年は継続して対応を続ける予定にしております。

よろしくお願い申し上げます。

わたしたちが見たものをどう感じて、どんな行動をとるかは自分たち次第

小さな石が道におちています。

ジャマだな、とおもって蹴飛ばす人。

またいで行く人。

あるいは、不思議な形の石だな、と拾う人。

ペーパーウエイトにちょうどいいと自分で使う人。

磨いて珍しい石と偽って、売る人。

人それぞれ。

コロナも一緒だとおもう。同じ現象を人々はそれぞれに捉える。

世界中で流行して、医療インフラや公衆衛生がしっかりしていないところで死亡者が少しだけ増えたとき人々は何を思うか。

僕は、こう考える。僕は日本に住んでいるから、日本でどうなるかっていうことを考える。日本の死者数は激増していない。たぶん、検診が発達し肺炎球菌ワクチンも無料接種し保険治療があまねく行われ、糖尿病や吸入ステロイドで老人が治療している日本という環境がポジティブに働いている。治ってる人の方が多いことは報道しないじゃないか、と答弁されるまでになっている。

じゃ、PCR検査はどうする?

その前提で医療機関は、多くの人はどうやら治ってしまうらしいから重症になったらやりましょうと言ったりする。サボタージュしたいわけじゃない。

でも、みんなはモヤモヤする。望んでいることをしてもらえないと人はムッとする。僕だってそうだ。

そして国民は、不安になる。
いったいぜんたい日本は蔓延しているかわからないじゃないか。
周りにうつす可能性がある人を排除できるじゃん、という。
熱が出ている私はどうなんだ?決着をつけて欲しいんだ。

こう考えてみよう。ありうる話だ。PCRをやることにした人の話だ。

あなたは、症状がないけれど不安で検査をしに行った。陽性です。と宣言されたりして、すっきりする。熱もないのに、自分でひきこもる。薬は無い。ただテレビを見て、あー私も陽性とおもう。友達や周りのひとに、私、昨日陽性だったから近くにいたあなたたちもやりなさい、と伝える。周りはどう思うだろう。
それでいい?

じゃ、その後を考える。

2週間引きこもったあなたは職場に行こうとする。陰性化を証明するPCRをやりたいけれど、陰転の確認は自費かもしれない。そもそも、やれないかもしれない。コロナが治ったという証明方法はない。そもそも症状がなかったから、治ったかどうかもわからない。またモヤモヤする。職場に行っても、何となくあなたの傍に人は寄ってこない気がする。検査しなきゃよかった、といっても、陽性だった人という過去は変えられない。コロナは取りつくとヒトの体から出ていかない、とかいう噂話におびえ続ける。

もし検査しないという選択をすれば、2週間の時間とその後の不安からは解放される。
気がつかないで周りにうつしてまわってしまう?じゃ、あなたはだれからもらったの?経路不明の人が多くなっています。症状がないなら免疫力が勝っているわけだし、インフルの時だって症状がなければ、病院に行かないだろうし。カゼの一種なんだから、それでいいという割り切りが現実的。

検査は、治療や有効な行動規範がセットになったときにだけ有効性が発揮されることを、うっかり忘れてしまう。

そう考えると、症状がないのにPCR陽性になる国民を増やしたところで利益はすくないかな、と思う。自然に治る人がほとんどだから、日本の死亡率を下げる働きしかしない。自分で自分にレッテルをはって、自分の周りの信頼関係を壊すことにしかならないかもしれない。

日本の医療機関は、というより医療インフラはお金がかかるからどの国もギリギリで回している。そこに、治療方法もないのに大量の「元気な人」の検査が舞い込むのはとても大変な負担になる。インフルの簡易検査をするのは、治療薬があるからだ。

僕だったら人工呼吸器につながれて必須になったときに初めてPCRやってもらって専用ではない副作用の強い薬でもつかってもらう。というお願いをするだろう。

やったとしても情報が有益でなかったり有効な対策がない検査は、早期にやってもやらなくても一緒だ。コストも人的リソースも使うから、やらない方が経済的だ。どの人も、自分の不安を取り除くPCRをやるために、だれかの診療が遅れたり検査が後回しになるなら避けたいと考えるだろう。

不安な人は、10回も20回もPCRをし続けるかもしれない。そうなったら、やりたい人用に医療機関では無い、PCR専門機関をつくって満足してもらうといいかもしれない。意味ないけど。

人々の暮らしは、信頼関係で成り立っているところが多い。
もし、PCRが様々なものを破壊していってしまうなら、やらない方がいい。自分の不安を取り除こうと思ったら、意図に反して陽性で、誰にも言えないという状況になるかもしれない。

厚労省は、実務者だから攻撃されやすい。彼らは、コロナの治療も継続しつつ既存インフラを破綻させないで頑張っていると思う。こういった問題は、ウイルス学者、公衆衛生の社会学的な人、医療者、官僚といったたくさんの人が落としどころをつくるものだ。僕は、ウイルス感染対策の専門家集団で智慧者たちの専門者会議を信じる。

世界経済を見ていて、おもしろいな、と思う。
こちらに総患者数、治ったひと、亡くなった人が掲載されている。
4000人ぐらいなくなっている。患者数は11万人ぐらいだ。
世界中で日本の中ぐらいの都市のひとがコロナのカゼをひいたことになる。そして、累積の死者数が4000人だ。

日本では、通年でインフルだけでも3000人ぐらいが亡くなる。アフガニスタンの内戦で亡くなる人と同じぐらいでもある。それらが世界経済に与えたインパクトはいかほどだろう。コロナの数をどう感じるかは、その人次第だ。

僕自身は、世界にはひろがっているからパンデミックであるものの、広がる速度は遅いし重症度もとっても少ないと思う。世界経済にインパクトを与えるほどのものでも無いだろう。ファクトをつないでみればみるほど、ナゼこの感染症で株価に影響が及んでいるのかが僕には良くわからない。人的被害は少ないはずだ。インフラのハードウエアにもウイルスは影響与えない。

人間の社会は、概念をもとにした信頼の上に成り立っている。それを毀損して、自滅しているだけにみえる。
人間が、虚構を信じて未来を作り続ける能力が高いのと同じぐらい、虚構で自滅しやすいのかもしれない。

人々のモヤモヤにカタルシスをあたえて不安を増加させる行動は良くないことだろう、と僕は思っている。自分たちの金貨を生むための悪いアジテーションだ。人を責めたって何も生まれない。利益の代わりに生まれるのは多くの人々の不安と荒廃だけだ。

患者さんと話していると、人々はPCRの限界と不利益について理解し始めていると感じている。

こんな時こそ、僕は一つずつ壊れていきそうな人々の間をつないだり不安を取り除いていきたいと思っている。
そういう人生が、みんなもいいんじゃないだろうか。
僕は、目立たなくても正しいことをしていこうと思っている。石を磨いて、宝石と偽って売る仕事はしたくない。

コロナウイルスについては、死者数だけみていればいいです。パラメーターはそれだけ。シンプルに。

騒ぎがおさまるまで、1年ぐらいかかるかもしれない。僕は、その後の事を考えている。

2020年3月 9日 (月)

強い国と緑の国・弐

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その弐 戦い
やり時を遠巻きに聞いていた人々は、皆んな裏山にかけて行った。

クスマの木は山の所々にしか生えていなかったから。
あっという間に、全部切り落とされた。

街ではクスマの木が高値でやりとりされ、奪い合いや殺し合いまで起きた。

分厚い扉を閉めたはずなのに、門のそばの家から咳のカゼはどんどん広まっていった。
「門をキツく閉めているのに、流行るのはなぜなんだ。どこから入ってきたんだ。原因を探せ!犯人は誰だ?」
国王は叫んだ。

伝令は、咳はでていなかったが外から帰ってきたのは彼だったので、一番に怪しまれた。
すぐに国民の前で首が切り落とされた。

ふーっ。
見物していた国民は、安堵のため息をついた。

彼の遺体は灰になるまで焼き尽くされた。
たくさんの国々を旅して苦労していたことを知っていた妻は、子供と共に泣き崩れた。
国民は泣き崩れる伝令の家族に石を投げ続けた。
「バイキン」と叫びながら。

「伝令を焼く時に悪霊が空に舞い上がった」という人間もいた。

そして、咳を検閲する法律と兵隊の組織が作られた。
悪寒ていどでも感染が疑われたものは、隔離もしくは完治をめざしてその場で親指が切断されることになった。

「国をまもるため法を執行します」
兵は、決して暴力的ではなかったけれど逆らうことはゆるされなかった。
国民も自分の親指を失えば、国が守れるとみんな信じた。

病気に怯えていた国民は、法律を制定するという国王に諸手をあげて賛成した。
「国民を守るのだ」という国王の言葉に熱狂した。


悪寒がした気がして、親指切断を自ら志願するものまでいた。
あるいは、寝ている間に悪霊が口からでているかもしれないと思い込み自分で切り落とした人間もいた。

自分の親、親戚や、行きつけの店の店主を兵に告げ口して差し出す者もいた。

あるいは、怪しいと報告された人間の名を帳面につけ兵に売るものまで現れた。
兵は切断した指の数だけ報酬が約束されていたから、自分で探す手間がはぶける帳面はありがたかった。
痛み止めは国民が痛みに応じて購入することになっていた。

指を差し出す国民、帳面をつける業者、切断する兵士。
その目的は一致していた。それは、国家を守るため。


兵は街のいたるとこに配置された。
国民の予想は裏切られた。
伝令を焼き尽くしたにもかかわらず、国民に悪性のカゼが流行り始めたのだ。

いろいろなところから人々がいなくなった。
学校の先生は、少しでも体調がわるいと子供にうつすのを防ぐため直ちに隔離された。

咳がで始めた人をみつけると、すぐさまとりおさえ一人ずつ親指が切り落とすか隔離された。
消防士、役人、商店のひとびと、医療者、人々はどんどん町から森の中の隔離施設に移動していった。

咳が悪化すると、口から黒い悪霊がでてくるとまことしやかに語る人々が増えた。
隔離施設は、悪霊で満たされていると国民は口々に言った。

母親が隔離されて、子供たちの餓死が増えた。
咳が出始めた人を見つけた国民も、兵にすすんでどこにかぜの人間がいるか報告した。

「2ブロック先の時計職人の家から咳の音がします」在る男が兵に告げた。
「悪霊も出始めています」

「なに、悪霊まででてきている?」

兵は職人の家に急行した。

職人は、国の時計台を調整できるたった一人の腕の良い職人だ。
国民の信頼も厚かった。
何代にもわたって、息子へと職人技が伝えられてきた。

「この人は、病気でない時もちょっとしたことで咳がでるんです。親指がなくなると仕事ができなくなるんです。」と女が言った。
夫はうなだれて涙を流していた。

「国王の命令です。他の国民を守るためです。法に従ってください。」と兵は無表情に夫の親指をきりおとした。

そのとき、「ゴホゴホ」と咳の音がした。
兵が振り返った。
そこには、まだ幼い男の子がいた。

「子供は指を切断することになっています。
私たちも出来るなら避けたい。
でも完治できるのだから、あなたたちのことを思ってのことです。申し訳ありません。」
兵はつげた。

「息子の時計職人の未来を・・・」

泣き叫ぶ妻の手から息子を兵は優しくけれども強い力で奪い取った。
「国王ではなく、あくまでも皆さん国民が決めた約束事で法律ですから」

母親の叫び声はいつまでも通りに響き続けた。

つづく

片頭痛治療薬ウブレルビーUBRELVYが米国で認可されました

CGRP阻害薬 UBRELVY ウブレルビー がFDAに認可されました。

トリプタンとは異なる作用の薬剤です。

片頭痛には、神経末端から放出されるCGRPが大きな役割を果たすことが知られていました。

米国で薬剤として認可されたので、たぶん早いうちに日本にやってくるものと思われます。

トリプタンが効きにくい方や、内服すると辛い方などに朗報です。

久々の新薬登場となります。

2020年3月 8日 (日)

私たちの保険診療と公衆衛生や科学の勝利 / コロナウイルスのS/L突然変異とACEレセプター 

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コロナウイルスの遺伝子変異の系統樹についてお話ししました。

イギリスの大衆紙でL型、S型という二次的突然変異が掲載されました。
あまり大きな臨床の違いはないなど、まだ確認されていないことがたくさんあります。

こういった細かいことよりも、実は、保険診療の問題の方が大きい。

こちらの先生が、いろいろ解説してくれています。

また、11分あたりからコロナウイルス がACEレセプターを介して細胞に侵入することを絵に書いて説明しています。日本では、高血圧でARBを内服されている方も多いので大切な情報。保険診療が完備されていて高血圧や糖尿病の治療が行き渡っているのが、日本の感染重症化をふせいでいるんじゃないかな。たくさんの高齢者に、肺炎球菌ワクチンを無料で接種しているし。

コロナウイルスS型、L型変異は、マイナーな変異のようです。ワクチン作成に影響するかもしれませんが、先のことです。

もう一つ、海外でもパニックはおきるんだな、と思いました。日本よりひどいかも。アメリカでは銃弾が売り切れとは、恐ろしい。
その国の公衆衛生や保険診療をあぶりだすことになる、といった私の予言は当たったかもしれない。

あなたがコロナウイルスCOVID-19で忘れていることのリンクで詳しく書きました。

コロナウイルスそのものではなく、公衆衛生や普段からの医療レベルが問われていると考えています。イタリアの医療費は削減が続いていたようです。 だから、日本は大丈夫だとおもっていました。これから、コロナウイルスの被害が大きいところを見ていくと、医療格差や公衆衛生が乏しいところがあぶりだされていくものとおもわれます。先進国でなくとも、最低限の公衆衛生環境をととのえていれば大丈夫でしょう。

どんな感染症でも、流行の山は必ず去ります。

たとえコロナでもPCRポジティブな方が経過観察のために自宅待機になって、そのまま完治していっていること。あるいは入院されても、ほとんどの方が陰性化して退院されていることがその証左です。

現状を把握し批判も受けて、少しメディアも落ち着いてきているようです。良い傾向。ウイルスの性質が明らかになってきているのだから、これからの対策を中心に番組づくりすべき。建設的にならなくっちゃ。経済的なテコ入れも報道されました。早期に実施されるかどうかにかかっています。災害のときに逃げちゃったトップもいたから、ちょっと心配だけれども。

それに比べ、日本人の落ち着いていること。「適切に危険を感じ、適切な反応だけをする」ということを徹底しています。この冷静さと真理を見極めようというインテリジェンスの高さは、世界に誇っていいとおもっています。

ウイルスの制圧を目指すのではなく、感染のピーク数を抑えコンパクトにすることが目標です。
感染したことに気づかずに治っているひとは、石垣になって感染拡大の防波堤になっていきます。

感染が増えているところをブロック化して、分断したりすると経済は壊滅する。そうじゃなくて、ピークを抑えるだけでいい。自然現象によりそう合気道のようなやり方でかわしていくのが一番いい。

医療機関も陽性患者さんがいらしても、消毒をしてすぐに医療サービスを再開すればいい。コロナウイルスは、生きた細胞に取り付けないと直ぐに壊れてしまうことがわかってきました。手順をユニバーサル化して、インフラのサービスを止めないことが重要。

そうすれば感染コントロールと同時に、経済を早期に再浮上させることができます。
それが、発生源の中国とは異なる日本の目指すところだと思う。

震災とコロナ不況を乗り越えるダブルの復興オリンピック。それを目標にしていくといいと思う。

日本は、メディアが作ったコロナパニックを国民自体がおちつかせて反撃にでるところ。逃げ切り態勢です。さすが科学立国。

必要な時に、根路銘国昭先生のようなウイルス専門の方がいらして山根一眞さんのような立派な科学ジャーナリストがいらっしゃる。そして、科学的真実を語る。日本の科学の奥の深さです。子供たちに誇っていい。これからもノーベル賞続くことでしょう。

僕は、全力で患者さんをサポートすることを毎日地道に続けようとおもっている。土日を使って新品の箱を空けてはサージカルマスクのパッケージを作るという作業をしました。新しいマスクの香りを新鮮に感じることは、普段あまりありません。殺菌能力を有する濃度の消毒用アルコールが無いという不安には、ボトル詰めを頑張って応えつづけようとおもう。

たぶんこれからは、日本人は重症化しやすいだとか、他の臓器もやられるとか、手を変え品を変え情報が流れるでしょう。でも、不安に思わず死亡者数だけ見ていればいいです。きっと不変。それだけです。

心静かに、目の前の毎日の生活を全力で一つずつことが大切です。

2020年3月 7日 (土)

コロナウイルスにとって、僕らの体は居心地が悪いから早晩終焉する phylogenetic tree

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「クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明」というウイルス系統図の話が掲載されています。

ウイルス兵器や空気感染するHIVなどのブラフを否定するため、どなたかウイルスの系統図の話をしてほしいと思っていました。
この話をわかりやすく解説してくださっている、名文です。

どなたかと思ったら、山根一眞さん。素晴らしい。
phylogenetic tree。
未知のウイルスを知る時に、ウイルスの性質を知り対策を練る近道になり羅針盤になる。

根路銘国昭先生は、
「新型コロナウイルスがヒトに無駄な戦争を仕掛けたものの失敗したことが明らかだからです。コロナは今月末になればなりをひそめると私はみています。」
と語っています。

ウイルスは動物種やその臓器の細胞によって、増殖できるできないが決まっています。ウイルス自体は自己増殖できません。他の生き物の細胞活動を利用して自己増殖します。取りついた細胞が、自分の部品を作ってくれないと増殖できません。

インフルエンザワクチンを鶏卵でつくったり、他の動物の腎臓の細胞培養で作るのはそのためです。
以前、新聞のコラムに寄稿したことがあります。
こちらをみると、コロナウイルスには牛やラクダで増えやすいストレインがあることがわかります。
COVID-19はSARSやMERSと祖先はいっしょだけれども異なり、コウモリのコロナと兄弟。

だから、1ヶ月も前に中村桂子先生の本を勧めたのに。

こうやって、ウイルスは野に自然に存在し続けています。
そう言ったことを踏まえて今回のコロナウイルスCOVID-19は、人の細胞ではそれほど増殖できないことを根路銘先生は指摘しています。

もともと、日本土着コロナウイルスもその性質を引きずっているため、弱毒鼻かぜウイルスだったわけです。コロナウイルスは、変異してもコロナウイルスであってエボラウイルスにはなりえません。


COVID-19のウイルス系統図も掲載されています。

WHOやCDCの情報だけでなく、どこかGSAID系統図ことを語らないか待っていました。
山根さんが作られた力作の系統図。素晴らしいです。

僕は研究者ではないから、GSAIDの中の情報を見ることができない。
ときどき、掲載される英文サイトのコロナウイルス系統図を眺めていました。
SCIENCEのウイルス系統図はこちら。コウモリのことも掲載されています。

系統図を解析するとイタリアのアウトブレイクが中国から欧州に入ってきたことがわかるし、アメリカのクルーズ船もおなじ系統。

メディアの方々には、難しかったかもしれませんが明らかに努力不足。
インフルに似ている面があるのですから、ヒトヒト感染の可能性が恐れられた鳥インフルが発生後に人間はどんなふうに知恵を蓄積したか取材すればよかったと思います。

延々と船の横腹や人々の行列を映していたり、クラスターの芋づるばかりでは真理に到達できないのも無理はありません。
自分の頭で考察することを破棄している。だから、横並びの絵で終始して視聴者は疲労ばかり蓄積していく。
とうとう、この系統図をメディアでみることなく流行は終わるのかと思うと残念でありつつ、同時にほっとします。本当にほっとするのは、経済が復興してからだけれども。

この系統図の前提には、ウイルスは感染を繰り返しながら遺伝子の突然変異を繰り返しているという前提があります。
山根さんはさすがです。
やっぱり素晴らしい。科学というものがどういうものか、よく分かっている。

進化の経路図をさししめして、「何年前に何何から分化した」というのと同じです。
ウイルスの複製速度は個体の複製速度よりはるかに速いので、短い時間で変異をもとにした系統図を描くことができます。

呼吸器ウイルス専門の研究者の第一人者からはっきり、「人間の細胞はコロナウイルスにとって居心地が悪い」という言質をいただいたことは、とても心強い。増殖しにくいから重症化しにくいし、伝染しにくいことを意味しています。

これが、今、一番のニュースのはず。
僕は、そう思ってこのエントリを書いています。僕は、ウイルス遺伝子の系統図を眺めて内容を理解はできるけれども、語るほどの専門家ではないから、日本の記事の決定打がでるのを待っていました。

そして、そんなウイルス一つで大不況になってしまうのを避けるっていうのが、賢いやり方です。
中国は鵬(ほう) のように 浮上を始めた(鯤(こん)は変身して鳥となり,その名を鵬(ほう)と言う。の鵬)。
日本もカッコよく浮上しよう。パニクっている世界の国をしりめに。

人間の細胞で増えにくいのが分かったのですから、全力で、経済の立て直しをしなくてはいけません。

山根一眞さんに、ぜひこの対談をTVでお願いしたいと願っています。
何度でも。

僕は正しい情報をクリニックで患者さんに伝えられればそれでいいです。
生物兵器の可能性を聞かれるたびに、ありえないと、α、β、γなどのクローバーのような系統図を簡単に書いて説明してきました。

ウイルスの遺伝子には、フットプリントが残されている。

僕が鼻かぜウイルス、と繰り返してきたのには意味があるのです。
絵本の文章を書き始めたところだったので、なんという偶然かと思っています。

強い国と緑の国・壱

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その壱 強い国

「咳の風邪だ、悪霊の咳の風邪がここにもやってくるぞ」
さまざまな国を巡ってきた伝令が分厚い扉の向こうから息急ききって駆け込んできた。
「もう隣の国まできている。ここにくるのも時間の問題だ」
門を守る従者は重たい木の扉を閉め、鉄の錠前を重々しくかけた。
大きな音がした。

「他の伝令は?」隊長が聞いた。
「私以外は、咳が出始めているので外で待たせています。」

「そうか」横で聞いていた王は、門の上の兵に目配せした。

「射て」

外にいた伝令は矢で射抜かれた。
門の中の伝令は、苦楽を共にした仲間を失ったことにうなだれた。
たくさんの国を歩いてまわり、流行りの伝染性のカゼと対策を調査してきたのだ。

「扉は2度と開けるな。悪霊を入れるわけにはいかない。それは、どんな病気なんだ?」

屈強な国王は尋ねた。
「まずひどい寒気が出たとおもったら、すぐに咳がでて止まらなくなります。
そして10日間咳が続くと死ぬことになります。」
「普通のカゼといっしょじゃないか。」

「それが違うんです。」
「どこがだ」
「まず、このカゼは治らないといわれています。かかると、どんどん死んでいく。
さらに咳をするひとから、咳と共に悪霊がでてくるらしいのです。それで感染力も強い。
悪霊は、隣の人、隣の人に乗り移り、呪い殺していくらしいです。
呪われると気が狂って周りの人間を傷つけまわって、その後大抵の人は死んでしまうらしいです。
Φの国では、国民の半分が気が狂って死んでしまったらしいとのこと。」

「どうすればいい」
「悪寒がした時点で、親指を切り落とすと治りやすいらしいです。」
「親指を切り落とす・・・」

「咳がでた人から出てくる悪霊は、熱や火に弱いらしいです。
Δの国では、国王がたくさんの人を釜茹でにしてみたところ、大半は火傷で死んでしまったけれど、
生き残った人は風邪も治っていたらしいです。
今でも、他の国では熱湯を飲み込んで生き残るかどうか試しているそうです。」
「もっと良い治療方法はないのか」
「μの国では十日間、火の周りを踊り続けていました。
咳が出てきた人もその家族も接した人も、十日間踊ることが義務付けられていました。
あ、そうそう、それから、元気なうちにクスマの木の実を布に染み込ませて顔に巻くとうつらないらしいです。
θの国で試されていました。」

「わかった。我々は強い国だ。クスマの木もある。
ねじ伏せてしまえ。全力で戦おう。
門も閉めれば完璧だ。えいえいオー」

えいえいオー!カゼを俺たちはやっつける。国内には、ぜったい入れないぞ!

えいえいオー!悪霊を追い払うぞ!指切断も熱湯も怖くないぞー!
えいえいオー!

いつまでも声が鳴り響いた。
やる気に満ち溢れた国民たちの姿を見て、国王は微笑みながらうなづいた。

つづく

2020年3月 6日 (金)

僕らに4000人の命が救われたという朗報は永遠に届かない

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I.連日ながれるコロナの風景
「国内感染さらに30人 新型コロナ、東京で初の未成年者」
「埼玉で50代警察官ら2人が感染確認 新型コロナウイルス」
「新型コロナ、10歳未満の姉弟2人感染確認 東京・足立」
「イタリアで感染者3000人超 死者100人超 新型コロナウイルス 」などなど。

今年は、暖冬と感染予防でインフルエンザが400万人少なくこれまでにない罹患者数の少ない年でした。

死亡率0.1%とすると、なんと4000人の命が救われたことになります。
コロナウイルス対策による波及効果とも言えます。

一方、コロナウイルスの方は確認されたもの全てでも罹患者数が1000人ちょっと、亡くなったかたはクルーズ船をのぞくと6人。
全世界の患者数も中国の爆発的な多さを入れて95000人ぐらい。死亡者合計が3200人ぐらいです。

日経新聞がWorldmeterのようなわかりやすいものを作ってくださっています。
中国での感染が終焉してきていることとがわかります。

AFPのまとめで日々の罹患者死亡者数の推移が確認できます。


II.4000と6
「みんながウイルス対策をとったために4000人の命が救われました」
「コロナウイルスで6名の方が亡くなられました」

どちらが、私たちの生活や日本の経済に大きなインパクトがあるでしょう。
今年無事過ごせたことで、健やかに過ごせたお年寄りがどんなに多いことでしょう。僕は、判断をみんなに任せたい。

インフルとコロナは、よく似ています。違いは、死亡率が1%未満で少しだけインフルより多く、ワクチンと治療薬がまだないだけです。
違いはそこだけ。感染力はインフルほどないから、広がりにくいことも判明してきました。インフルより広がる力は弱い。
そこで、頭の体操。ニュースのコロナをよく似ている新型インフルに変えて見ましょう。

「国内感染さらに30人 新型インフル、東京で初の未成年者」
「埼玉で50代警察官ら2人が感染確認 新型インフルウイルス」
「新型インフル、10歳未満の姉弟2人感染確認 東京・足立」

「イタリアで感染者3000人超 死者100人超 新型インフルウイルス」はどうでしょう?
イタリアでも毎年もっともっと大勢の10倍以上の方がインフルで亡くなられています。

COVIS19コロナも、やがて季節性ウイルスになった2009インフルと同じ運命をたどる感染症の一つに過ぎません。いまだに2009インフルの時との比較は流れない。参考になるのに。

コロナのニュースが流れたら、コロナという言葉を身近なインフルウイルスやノロウイルスに置き換えて考えてみるのも良いものです。相対比較しないと、それだけに注目しても全貌が見えないことの練習になります。ホンダフィットに注目しても、トヨタヤリスと比べないと良くわからないのと一緒です。

フォーカシングイリュージョンの呪縛から自分の脳を解き放つことができます。
メディアは、自分の前にずっといてくれるように僕らに魔法をかけたがります。
私たちの時間、私たちの脳は、私たちのものです。占有されないようにしましょう。


III.角を矯めて牛を殺す、角の先っちょと牛のバランスシート

そしてコロナウイルス自体による被害と、コロナウイルス対策が経済に打撃を与える大きさのバランスをいつも考えないといけない。

昨日、ラジオから空耳が聞こえてきました。空蝉。
インフルの時の法律を改正して今のところ死者6名のコロナでも適応できるようになったので国民に要請をしました、国はなんでも要請できるようになったのでやらしてもらいます、消費税増税でリセッション中すみません、必要な人にコロナPCRやらしてもらいます、一人が見つかったら芋づる式に陽性の人を探し出します、どこに食べにいきましたか?、何線に乗って通勤していますか?、お子さんは何人?友達はだれ?、陽性患者さんとお話した人は濃厚感染者としてクロなので国の監視対象です、他の人の安全のためにその情報は全国放送します、甲子園周囲の旅館、浅草、屋形船、温泉宿、観光地、カラオケ、フィットネススタジオがたくさん倒産しそうです。コンサート主も倒産しそうです、もうあの歌がきけません、楽しみにしていたものがみんな中止になってしまうのも我慢してください、たくさんの人が集まる集会は禁止されています、ご自分の判断で要請に従ってくれてありがとうございます、念をおしますがご自分の判断ですからね、こどもがかかりにくいコロナが来てるから楽しい学校休みにしますね、準備していた一生に一度の卒業式なのにできなくてごめんなさい、お米もトイレットペーパーもありません、消毒してください、でも消毒薬もマスクは売り切れです、ごめんなさい努力してます、でもそれはみんな転売屋さんの責任です、あ、それから、みんなのためにアジアからの人々くるのやめてもらったのでもっとインバウンド減少します、街から人が消えました、
の一方で、マスク7枚もらえます(北海道限定)、困ったら貸付金を貸りやすくしてくれます、でもあなたの借金です、お母さんにお金少しくれます(村上龍さん風)などなど、のバランスシートを考えることは、とても重要なことです。

これって、もしかして国家総動員法か何かの練習?軍需局の代わりにウイルス感染対策局が作られたりして。公安局のひとだったらコロナよりコワイ。
何か目的があったら要請をだして、どこまで皆んな我慢するか観察してみてるのかな。緊急事態といって、治安維持法みたいなのが打ち立てられるかも。そのうち街角PCRやり始めて拒否したら捕まったりして。

そうなったら僕は、自分からすすんで検査してもらおうと思う。捕まるのはいやだ。コロナウイルスにかかった方がずっとマシだ。

騒動でドラッグストアを奔走しているうちに、コロナウイルスって何?そもそもの始めを忘れてしまったひともでてくるかも。新作落語。
コロナウイルス感染対策って、そんなに犠牲必要なものなの?
その原点を議論する自由をわすれてはいけません。医学の専門家じゃなくても、必要な情報を集めて議論すべきです。逆に医学者は、そればっかりになってしまって視野がせまいかも。

皆んな、こういう時に覚醒して学習しよう。
鼻かぜのウイルスひとつでこのアタフタ具合と国民の犠牲、もっと大きな危機のときどうするのか。メデイアの性質も改めて勉強しました。

「角を矯(た)めて牛を殺す」 (子供達のみんな、この言葉を覚えておくといいです。大人は子供の角を矯めることしかしません。)

そんなことになってはいけない。
僕は今日また、患者さんのために1枚ずつマスクを紫外線殺菌して5枚ずつジップロックにパックにする。60mlずつアルコールを小分けにしてテプラを1枚ずつ印刷する。そして、おとづれた人と一人ずつ会話を繰り返す。


IV.朗報が届かなくても、自分の生活を精一杯楽しくガンバル
報道ステーションでながれたイタリアの校長先生の言葉を思い出しながら。

「・・・こんな時だからこそ、散歩をしたり、良い本を読んだりしてください。
元気であれば家に閉じこもっている必要はありません。
スーパーや薬局に駆け込むのはやめましょう。
マスクは病気の人が主に必要なので、彼らに譲りましょう。
14世紀と17世紀の伝染病の時と比べ、私たちには近代的な医学があり、進歩し、正確になりました。
私たちは社会組織と人間性という貴重な財産を守るべく、合理的な考えを持つようにしましょう。
もし、それができなければ、伝染病が本当に勝ってしまうかもしれません。・・・」

感染制御も大事かもしれないけれど、経済への打撃が最小限になる方法を模索するべきだと思ってる。

サイバーな力で、科学とファクトが手に入りやすくなりました。紹介したように、弾幕や煙幕を取り除いて検索する方もあります。
僕ら市民はイリュージョンやパンとサーカスに騙されず、自分で考えて暮らしていくことにしましょう。

ほの暗い部屋で、誰かが始めた遠くの爆撃音を聞きながら、
ラジオのスピーカーから心をかき乱すアナウンスがながれつづけても、
僕らに4000人というたくさんの命が救われたという朗報が永遠に届かなかったとしても、構わない。
彼らは僕らの手紙から、朗報だけそっと抜き去る。
僕はそう思う。

どこかに、ニコニコしているおじいちゃん、おばあちゃん、子供達が4000人いたとすれば、それでいい。

心安らかに日々の作業を一生懸命やって暮らすだけ。それしかできないし、それが僕ら市民の全て。
どうせ世界の全てを知るよしもないし、その必要なんてない。
皆んなで知恵をしぼってたくましく生き延びていこう。

僕は、メディアに利用されたくないから出演とか誘われても距離を置いてきた。コロナウイルス全般とか、予防方法とか、薬の話、副作用、マスク、手洗い、ぜんそく薬の治療とか・・・テレビ局スタッフとのやり取りも記してきた。
そして、患者さんを守るために全力を尽くしつづける。そそのかされても患者さんの健康を棄損するプロパガンダの拡声器になんてならない。

1月24日から始まったコロナの旅がこんなに長くなるなんて思わなかったなぁ。

今日、6日、コロナの致死率は0.1%~1%以下であることがアメリカ保健省からレポートされました。やっぱし、最初から騒ぐほどのものじゃないインフルプラスアルファぐらいの冬のかぜであることが判りました。今後どうなるのか。

壮大な失敗自滅のシナリオは続くのか。国民の巻き返しのターンのチャンスはあるのか。
医療的なファクトとの乖離は、もう僕の手にはおえない。違う話。

あしたは、世界に浸透していくコロナについて詩的に語ってみようとおもう。
アートの世界になってきているのだから。

2020年3月 5日 (木)

不用品が売り切れとはこれいかに。マスク不必要WHO指針。

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こちらに、コロナウイルスのマスク着用についての指針が掲載されています。

1. If you are healthy, you only need to wear a mask if you are taking care of a person with suspected 2019-nCoV infection.
2. Wear a mask if you are coughing or sneezing.
3. Masks are effective only when used in combination with frequent hand-cleaning with alcohol-based hand rub or soap and water.
4. If you wear a mask, then you must know how to use it and dispose of it properly.

感染が確認されている人を看病するときや症状があるときにつけましょう。
マスクが効果を発揮するには手をきれいにしておく必要があって、使い方と捨て方を知っておく必要があります。

マスクの使い方も掲載されています。

1. Before putting on a mask, clean hands with alcohol-based hand rub or soap and water.
2. Cover mouth and nose with mask and make sure there are no gaps between your face and the mask.
3. Avoid touching the mask while using it; if you do, clean your hands with alcohol-based hand rub or soap and water.
4. Replace the mask with a new one as soon as it is damp and do not re-use single-use masks.
5. To remove the mask: remove it from behind (do not touch the front of mask); discard immediately in a closed bin; clean hands with alcohol-based hand rub or soap and water.

マスクをつけるまえに手を洗ってアルコールで消毒し、いったん着用したら触らないようにしましょう、などなど。

普段使いの方法では、ちょっとムリ。
着用後のマスクをポケットやカバンにいれて、再着用するなんて日常。

だから僕はノーマスク。

マスク表面に付着したウイルスを、また顔につける危険が減るからです。
つけない方が清潔。

それに、手を洗い、うがいをして、時々顔まで洗っています。
さっぱりするし。

変にマスクするより、そっちの方が感染制御になります。
消毒より清冽な水道水で洗うことによる除菌や除ウイルス、除染が効果的。

そもそもオープンエアでは、感染しにくいし弱毒ウイルス。
不用品が売り切れとはこれいかに。

マスコミや為政者の罪は重い。とうとう「物不足は我々の意図するところではない。一部の転売屋が流したSNSのため」とか言い出しています。やるだけやっといて人のせい。あぁ。

普通は必需品の需要が逼迫して価格が高騰するのに、今回は不用品なのに品薄高騰。
花粉や黄砂には、必需品だけれど。

究極の需要と供給の崩れたアンバランス。風刺画のテーマになりそうです。

2020年3月 4日 (水)

ウイルスは勝手に去っていくから、もう何もしないで。お願い。

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1.中国で収束、インフル が報道されない理由

「中国の新規感染者125人 過去6週間で最少」と報道されました。収束に向かっています。

封じ込めに失敗して、中国全土にひろがった感染症。終わってみると累積合計8万人だったとのこと。

きっと日本の感染者数は、対策を練っているのでそれより少なくなるでしょう。
たぶん、多くて5万人ぐらい?

ところで、日本の通年のインフルエンザ患者数は何人でしょう?
1万人?中国のコロナより多い10万人?その10倍の100万人?

いえいえ正解は、1000万人!です。
そして、毎年3000人ぐらいが亡くなっている。

感染終了後に見積もって5万人感染したと見積もっても、通年のインフルエンザの200分の1程度の感染者数で終わる。1万人でも1000分の1の患者数。
感染確認が今日現在で1000人!と騒いでいる(3月4日)。びっくりです。何じゃそれ。しかもほとんど鼻かぜ。PCRまでして、ものすごくよく調べて数人しか亡くなっていない。インフルは簡易検査だけなので、PCRなんかしたらものすごい数の人が毎年亡くなっているはず。日本で。

アメリカでは、すでに今年2200万人がインフル になり、数万人が亡くなっている。

じゃあ、何で国民生活や経済にインパクトがあるインフル が日本でもアメリカでも報道されない?
それは、単に「珍しくないから」というだけです。毎年だからニュースにならないに過ぎない。

見たことないだけで新しいヘナチョコ珍客に大騒ぎして、不況になるなんておかしい。実態が把握されるまでは騒いでしまったことはしょうがない。でも、いろいろ今回の新型コロナCOVID19について分かってきたわけだから、どんどん軌道修正すればいいだけです。

コロナウイルスは聞き慣れなかっただけで、通年の日本土着のコロナウイルスは冬に毎年流行る鼻かぜウイルスでとっても多いものです。
その前提もあまり話さなかった。

2.NEJMで死亡率が1%以下と報告された
Covid19motalityrate
NEJMの最新情報では、死亡率1%以下です。通年の日本のインフルと変わらない。それ以下かもしれない。武漢の最初の率にみんなビビっただけ。日本では、死亡率もっと低いだろうからほとんど亡くなる人いないんじゃないかな。

いろいろな感染症全体をみないで、各国の医療情勢を自分でよく考察しないで一部分にだけ焦点をあてるから大騒ぎになった。
ここ数日、落ち着きを取り戻している武漢の現状をリポートした報道ありましたか?
その後どんどんかわるCOVID-19についての情報を、メディアは自分たちで分析してアップデートしていきましたか?

この騒ぎは人災のなにものでもない。NEJM読んで勉強してほしい。

だれか周りのお付きのお役人さん、議員さんに「世界中に広まるパンデミック」ということと「人がバタバタ死ぬ」は一緒じゃないんだよ、と易しく優しくプライドを傷つけないように説明してあげてくれないかな。NEJM訳して、日本ならこうなる予想です、とか説明してあげてくれないかな。

パフォーマンスしたくなっちゃう議員さんに話して、お役人さん、お願い。言われたことを遂行するんんじゃなくて、日本の破壊を始めたパフォーマーたちを諭すのも、国家公務員のお仕事です。間接的に国に尽くすことになります。

メディアも物不足ばっかり。不足をこんなにレポートしているということは、誰かが補填しようとするパフォーマンスのしこみじゃないかな。

3.便乗して恐怖を煽った人々が多かった
みなさんは、これまでメディアが僕らを怖がらせてきたことを忘れてはいけません。
冷静になって安心して、と言ってくれた先生もいたけれど、乗っかって怖がらせた医師たちもいました。そんな時には、僕はチャンネルをYOUTUBEに変えて美しい画像に切り替えていた。とっても悲しくて見続けられなかった。
彼らは、事実を知った上で、メディアに出たいだけでウソを平気で喋っているかもしれないと思っていたから。

サイバー上で「コロナ、恐ろしい&医師名」でいつまでも記念碑は残り続けます。
彼らの墓碑銘です。Googleがいつでも教えてくれる。

患者さんを安心させるために東京の街角のいち臨床医が、考察を続けてきました。やりたくなかったけど、黙ってもいられなかった。患者さん一人ひとりに説明する時間がなかったので、「これ読んで」と始めたものでした。

これまでたくさん流行性の感染症を経験を救急外来や総合病院、クリニックで診てきたので直観や嗅覚が働きます。僕は最初からぶれてなくて、ノーマスク通勤、ノーマスク診療(もちろんお近くで診察するときにはエチケットで着用)、鼻かぜ対応で患者さんを安心させてきた。毎日診療前に自分の体温測ってますが、ここ数年毎日平熱。

ウイルスが発する世界中の臨床症状や統計を分析して正解を導き出して、正しい引用をしながら文章を綴れたのはサイバーな力のおかげです。サイバー空間を提供してくれている世の中に感謝したい。

テレビで怖い思いをして、クリニックで安心しましたと感謝してださった患者さんたくさんいました。プリントも作って配っていた。そのうちアップします。メディアの脅しに負けず、受診してくださったたくさんの患者さんが2月中に手にしたもの。今じゃマスクやアルコールを患者さんに分け続けるまでになってしまった。

みなさんも自分の命を預ける医師を見極めることにしましょう。自分を守ってくれようとする人にかかろう。
こういった危機的な時の振る舞いに、そのひととなりが現れます。


中国で急速に収束しているように、世界にひろがって世界で収束して季節性感染症になる。こういったデータがCOVID-19が、日本や他の国でどう収束するか示している。でもそれは、最初から予想されていたことでした。

これからも、日本のあちらこちらでCOVID−19はクラスター的に散発するでしょう。でも、感染収束した中国がこのウイルスの全容を明らかにしてくれたのでそれ以上でも以下でもありません。びびらなくていいです。

今日もまた、診療がんばろう。
マスクもアルコールも実費で小分けをつづけよう。困っているひとのために。

お上がこれ以上経済や人々の暮らしを破壊しないように祈りつつ。
僕には、それしかできない。

4.何もしないでほしい
官民一体になってこの鼻かぜウイルスで差別が増長しそうになったり、社会から強制隔離まで話がすすみそうになり、陽性のかた(発症していないかもしれない)乗っている電車まで槍玉にあげそうになり、いまでは経済活動を凍らせようとしている。強毒ウイルスで閉鎖するなどのゴールがあるならいいけど、そうじゃないなら差別と恐怖をあおることにしかならない。

わかっててやってる。それでいいの?

お願いだから何もしないでほしい。COVID-19について今までお上が何かすると、マイナスにしかなってこなかった。

新型コロナウイルスCOVID-19よりも、変な政策のほうが暮らしを脅かすので恐ろしい。
感染制御にならないマスクを配布するなんて、役所のひとの仕事ばかり増えてかわいそう。雪まつりの後始末や、マラソンの準備もあるでしょうに。

披露された変なパフォーマンスは、北海道の観光やオリンピックのマラソンに悪影響を与えただけでした。
医学的科学的ファクトに伴わないスタンドプレー政策で、いろいろなイベントが潰され、観光を破壊され、北海道の道民のひとびと本当にかわいそう。

今度お上が何始めるのか、ウイルスより恐ろしい。

ウイルスさんは、やることをやって勝手に静かに去っていきます。
仮想の危機を演出して、みんなの暮らしを破壊しないで。
お願いだからもう何もしないでほしい。

鼻かぜのウイルスコロナは去った、噂話で経済は破壊された、オリンピックは無くなった、ではカフカの不条理な虚無しか残りません。オリンピックはやるべきです。日本のために。気持ちを、景気を浮上させよう。
ウイルス流行の終焉が見えているのですから。

そう願っています。

2020年3月 3日 (火)

あなたが為政者なら、今どうふるまいますか?プレイヤーはあなた自身。

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北海道にマスクが配布されるとのことです。
シラカバの花粉症に使うといいでしょう。なんとなく予想していたシナリオ通り。
子どもを守る正義の味方のふりをして税金をもらって、品物不足を解消したふり。

クリニックではすでに、マスク1枚20円でお譲りしていました。感染制御目的ではありません。品薄が解消される嚆矢となり、地域や患者さんの不安の解消に少しでも役立てば、と。

理解してくださる患者さんのおかげで、受診患者さん数日少し減っただけでどっちかっていうと増加中。世間話しも面白い。患者さん本当に優秀。国民はカシコイです。潜在的に余っちゃってるマスク配布なんていまさらな感じでした。「センセ、それ意味あるんですか?」と逆に聞かれる始末。

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虚構とパフォーマンス。
なぜなら子どもは感染しにくく、大人にも子供にもマスクは感染に役に立たないばかりか有害。
子どもは、マスクを手で触ってしまうから感染が広がる。大人だって皆マスク外からいじってます。外したりつけたりも。

さらに、マスクするほど北海道ヤバいの?と観光に大打撃かも。
科学的なファクトに基づかない扇情的なパフォーマンスが実直に働く人を苦しめ続ける良い例になることでしょう。全部の被害を計測できないから保障なんてできません。

米国では、マスクのプロの外科医がコロナ予防でマスクを買うな、と忠告しています。感染拡大には悪影響となります。
” Seriously people- STOP BUYING MASKS!
They are NOT effective in preventing general public from catching #Coronavirus, but if healthcare providers can't get them to care for sick patients, it puts them and our communities at risk!
https://t.co/UxZRwxxKL9
— U.S. Surgeon General (@Surgeon_General) February 29, 2020”

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WHOも正しいマスクの使用方法を訴えていますが、普通のひとが普段使いするには順守はムリ。

大儀を失った休校と感染悪化につながるかもしれないマスクの配布。僕たちみんなが子供たちを大切にして守りたいといった気持ちを利用したパフォーマンス。頂いたマスクは、ありがたく頂き、年末の掃除や花粉症に使いましょう。

なにやってんだろう?もうすぐ店頭に山積みになって投げ売りになるというのに。

コロナは人々の抗体価があがることと、季節的なことで自然収束しているはず。決して防疫が成功したわけじゃない。実態は、不安をあおって、官製不況と取り付け騒ぎを起こしました。やったことみんな大失敗だったことを憶えておきましょう。今のところ、だれもウイルスコントロールに成功してません。自然の摂理で収束にむかっている。

クルーズ船(限定された場所)の次は、北海道ときました。じょうずです。次は、九州?四国?全国?
何らかの対策を決めたり始めたりするかもしれません。でも、きっとろくなことにならない気がします。
何もしないでほしい。

日本の自然が日本人を守ってくれただけ。保険診療システムや日本人のきれい好きで日々の健康管理をしていたことが防波堤になっています。散々広まっていて、この感じなので自然に任せた方がいいです。

そして、日本人の病気はコロナだけではなく、問題にすべきものもコロナだけじゃありません。
マイナス検索、-コロナ です。

煙幕にまかれないように。デコイを追いかけないこと。
冷静に、何が計画され何が起きてくるか予想してみましょう。プレイヤーは国民ひとりひとりです。

ちょっと離れたところから俯瞰して、あなたが為政者なら今どうふるまいたいか、視点を変えて眺めてみましょう。
患者さんからインフォデミックという単語を教えてもらいました。ありがとう。
僕は、論文のようにリソースの引用元を明らかにしてきました。
やっぱり日本人はカシコイです。国民が。

モノ不足解消は小さなクリニックから始まる / 流通再開の嚆矢 / 備蓄マスクと消毒用アルコールを小分けする

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マスクだけでなく消毒用アルコールすらも品切れになっています。とっても由々しい事態です。
人の不安をもとに物不足をあおって値段をあげるなんて、良くないことです。

2月半ばから準備して、下旬からスタッフ皆で通院されている来院の方でお困りの方むけに備蓄用アルコールを小分けして実費200円でお譲りしています。ボトルは、新規に購入。

1本60cc。たいていスプレー1回噴霧0.5-0.6ccなのでスプレーボトルに移し替えてもらうと100回分。
手指やマスクにスプレーしたりして滅菌に使えます。
(アルコールは終了しましたが、3月9日月曜日からアルコール入荷次第断続的に再開する予定です。 3月5日追記)

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備蓄用マスクも念のため紫外線殺菌後に小分けしました。
良く手をあらって、アルコール消毒して、手袋して作業。もうすでにずいぶんたくさんの方に利用していただいています。

流通再開の見通しがアナウンスされることを見通して5枚100円税込み、全部ほぼ原価。
(量が確保できているのでクリニックのサイトやアイチケットにも掲載開始しました。たぶん早いうちに東京や全国にマスク大量投入の何らかの施策がなされるんじゃないかと思っています。流通正常化は3月下旬ごろ?なので僕らは、自分たちが4月中持てばいいと思っています。残りは患者さんのために全て放出。3月5日追記)

次亜塩素水を作る機械も常備してるので、ペットボトルに作り置きしようかとも計画しています。

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うまくやれば取り付け騒ぎも起きないでしょうに。
流行がおさまるまでのわずかな期間、工夫するだけで正常化するはずなのに。

何と、トイレットペーパーや米までなくなっているとのこと・・・あぁ
なんじゃそりゃ。

経済まで打撃が及ぶ迷走。社会の混乱。
こういったものを安定化させるのが為政者の仕事でしょうに。官製不況。
困ったものです。

ウイルスについてはどんどん知見がふえていて、物資の不足や経済の失速になるような代物じゃないです。
オカシイ。明らかに、メディアを巻き込んだ官製不況です。

この混乱を経済停止ではなく、苦境を逆に活性化につなげる秘策に頭を練るのが智慧ってもんだろうと思います。
都会の片隅に、一時的に高価になってしまったものを原価で譲るクリニックがあったっていんじゃないかとおもう。

僕らにとっても、マスクやアルコール必需品。僕らには大切な量でも全体から見ると微々たる量だけれども、それを放出している意義を理解してもらえるとありがたい。他の企業さんも続いてほしい。

流通のめどがたつことを予想していることを、体現すれば信じてもらえると思う。

こういうときは、助け合ってたくましく生き延びるってもんです。
もっと大きなところが、備蓄を実費で販売すればあっというまに解消するはず。

なぜなら、患者さんにマスク、アルコールは大丈夫ですか?と尋ねると、多くの人は備蓄あるから大丈夫です、とおっしゃっている。きっちり保有してるじゃん。店頭にないだけです。

繰り返しになりますが、マスクは感染制御にはなりません。不安解消、物不足解消と、むだにいっぱい並ばなくてよいためだけです。

物不足なんて虚構。人々はきちんと保有しています。その不安さえ解消すればいいだけ。
気合い入れて沢山小分けしました。

官製不況を民間が捲土重来で巻き返すべき。がんばろう。恐怖をあおられて凍ってしまった経済や流通に風穴を開けたい。
マスコミの風評被害にあった僕の好きな江戸情緒あふれる屋形船を救いたい。いっぱいあります。患者さんを守り、不安を解消する。それが医療者の心意気ってもんです。苦しいときにこそ、その真実の姿が見える。

クリニックの小さな試みが、嚆矢とならんことを。突破口にならんことを。

そのうち東京やどこかの地方で手柄とりのマスク放出があるかもしれないけれど、それはきっとパフォーマンス。
シナリオ読んで、 先にやっちゃってるもんね。

大きな鳥の群れの先頭の鳥の嘴(くちばし)。
国民はすでに大量に備蓄して不安なだけなので、マスクを市場に少しだけ放出すればあっという間に飽和します。

もう、コロナも物不足も峠をこえたでしょうから。

2020年3月 2日 (月)

コロナウイルスの死亡率は医療水準で低下する。子供はかかりにくい。そして大義は無くなってしまった。

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コロナウイルスの全貌がみえてきました。

死亡率はやはり医療水準と関係があるようです。WHOの調査報告書です。

日本のような通常の医療水準を準備すると、中国でも致死率が0.7%と大幅に低下することが分析されました。99.3%大丈夫。通念の冬の風の致死率は数%です。身近な毎年のウイルスよりずっと低い。子供の感染者も少なく、強毒ウイルスではありません。

最初から、全部予想されていたこと。

こういった症状がはっきりしない弱ウイルスには「水際」自身が存在しません。
水蒸気のように、霧のように人々にひろがっていく。大抵、具合悪くならなくてわからないからです。

境界がそもそもなかったのです。存在しないものと押し相撲していたわけです。シックスセンスとの会話。
多量のウイルスを密閉した場所で浴びなければ、感染もしなさそうです。

僕は、満員電車でも一貫してノーマスクで過ごして正解でした。
医療水準をキープし、国民の健康を底上げしてきた日本は武漢と同じ状況にはならないと予想していたからです。

もちろん、病院を建築して医療水準が引き上げられた湖北省も今後おなじ徹は踏まないでしょう。同じことは起きない。
「あなたがコロナウイルスCOVID-19で忘れていること / コロナウイルス関連細菌性肺炎の可能性」のエントリで考察していた通りでした。アウトブレイクした場所の環境因子が悪過ぎただけ。僕らは日本に暮らしている。

自分で正しい判断をして、周りと違うことをすると楽に過ごせます。
日曜日のわりには運転免許の更新が空いていてちょっとラッキーかな。くしゃみしている人もいたけど花粉症だろうし、咳は気温差による咳喘息でしょう。いまだと、区民プールとか空いているかも。今月は週末も連休も忙しくて行けていないのがもったいない。

それなのに、それなのに・・・
ものが売り切れるぐらい国民を脅かしたメディアなどのあり方は、今後反省に値します。

僕は国民や患者さんを苦しめるだけの事実と乖離する報道にちょっと怒っていたけれど、原因の分析には興味ありません。
自分の仕事では無いからです。社会学の先生、今年以降の学生さんの考察よろしくお願い申し上げます。良い題材です。

そもそも営利企業である報道(NHKも含む)は国民をパニクらせやすい構造である、という結論では今後の役に立ちません。一人一人の乗車した路線まで調べあげろ、とまで大合唱していました。「あなたがコロナになったら・・・」のエントリにしました。現場を取材した自分たちを含め、潜在的保菌者が大量にいるかもしれないことが予想される今でもメディアはそうおもっているのだろうか。

子供がかかりにくくて通常ウイルスより致死率低い弱毒ウイルスと明らかになってしまったので、学級封鎖の意味は完璧に失われてしまいました。WHOに科学的ファクトを示され、中国にウイルスの疫学を示され、きっと今はノープランになっちゃったじゃないかと思ってます。振り上げておろせない拳の意味のないことに国民が疲弊し、税金が補助につかわれる。

何か騒いでおいて、お金が投入されるというシナリオの読みは当たりました。
キャッシュレス、テレワーク、みんな何だか変です。リアルなものからの離脱は、個々の人間の個性を失わせデータの一つのかけらになってしまうことを警戒しましょう。効率化だけですんで、杞憂で終わればいいんですが。

下手うつと、あなたでなくても良い日がやってきます。人間は歯車以下のコンピュータの指示で行う単純な打ち込み労働者に成り下がる。

大義がないのに社会に残されたリアルな人々が、少ない労働力で働くことを強要される。こんなことの連続です。この虚無。人は、こんなカフカ的な不条理と心に沸き起こる虚無感を経験するたびに大人になっていきます。子供たちも、大人って子供と変わんないんだな、と思っていることでしょう。

その通り!大人は年取った子供に過ぎません。ちょっとマシになりたいんだけれども全部は叶わないというのが人生。カフカ、いいですよ。KING GNUのPrayerXなんて聞きながら読むといいかも。

一部の人が、ものを買うことに走っただけで終わりそうです。たくさんの患者さんとお話しする限り、そのお答えは皆んな頼もしい限りでした。素晴らしい。

全体で見ると、マスクの行列で鼻血を出す喧嘩があっただけで暴動もパニックも起きませんでした。
日本の人々は賢いです。国民が。男女平等、文盲率ほぼゼロ、好きなだけ学べる教育っていいもんです。

僕は、昨日玄米を1kg買いました。白米は売り切れていて玄米3袋だけ売れ残っていたけど、小袋1つでいいです。あとは誰かの分。たなに何もなくなっちゃうなんて、悲しい。こんな物不足、あっという間に回復します。約10日間限定の茶番です。国民の義務の納税、確定申告の日まで。

ひき肉とニラとキャベツと美味しい皮が売れ残っていたので、餃子を作ることにしました。白米がなければバナナや芋食べてればいいです。ずっと体にいい。その場にある物に満足して、笑いながらみんなで食事して楽しく暮らしていければいいです。

無いもの足りないものにフォーカスするんじゃなくて、十分有るんだっていうことに気づく。
それが、こういった時のコツです。

A Consideration on New Coronavirus COVID-19 by a Japanese Clinician in Akihabara

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What I mean is that the new coronavirus COVID-19 is not a threat in developed countries.
Probably because the mortality rate of COVID-19 is strongly dependent on the environmental factors in the area where it occurred.

I am a general internal medicine specialist working in Akihabara Tokyo, Japan. Many patients consult us every day including common cold.
Since I am neither a virologist nor an infectious disease specialist, this entry is only a personal expectation.

In our country the new coronavirus COVID-19 from Wuhan has been in vogue for several months. Even cluster-type epidemics sometimes occurrs in several different areas.
However, the death toll is only six, and mortality rate is still very low.

Initially, the outbreak in Wuhan had a death rate was over 10% at first.
Recalling SARS, the people of the world were afraid.

However, according to reports the mortality rate has dropped to about 0.17%.Currently the mortality rate even in China is about the same rate and stably low.
Although the total number of patients in Japan can't been estimated, I expect mortality rate is much lower.

What does this upper "fact" mean?

I believe that "mortality rate of COVID-19 is highly dependent on the local public health care system, medical environment and human density".

One of the dangers is that people live closely and share large amounts of virus particle in closed rooms.

It may also be related to not having received a pneumococcal vaccine or the like.
Usual control of diabetes is also important.
The investigations for "COVID19 virus-associated pneumonia" and comorbidities such as DM, hypertension, COPD, etc will reveal new knowledges as well as COVID19 itself.

Japan has been building and maintaining health care insurance system for many years that allows all citizens to receive medical services. No matter where the patient lives we can freely access to domestic medical institutions, we can get advanced medical care from the first step.

In Japan diabetic patients have good treatments under the insurance medical treatment system. Additionaly, most elderly people are raceived pneumococcal vaccine for free in Japan. Maybe the medical system in Wufan was not the same. Thus COVID19 will not be a threat in such a well-equipped area.

I want to insist that the importance of COVID19-related pneumonia and the local public healthcare system including medical equipments. I expect that the mortality rate will be vary and different widely depending on the country's health system respectively.

I expect in the case of this virus, it is impossible to prevent at the shore.

The virus itself may be just a different type of "runny nose comon cold virus" in developed countries.
I wanted to let the world know from Japan that it would be okay not to worry too much.
The mortality rate is too low to measure in Japan so far. We must avoid stalling the economy with such infections with focusing to the each scientific fact. Don't be scared by reputation and wrong speculation.
Thanks a lot for reading this blog entry.

Kiyoshi Owada M.D.
Akihabara Eki Clinic
2 March 2020

ここまでのまとめを今日は、書いてみました。
日本の臨床医の新型コロナウイルスCOVID19についての一考察

私が言いたいことは、新型コロナウイルスCOVID19は先進国においては脅威にならないということです。
たぶんCOVID19の死亡率は、発生した地域の環境的なものに強く依存していることが推測されるからです。

私は秋葉原で働いている総合内科専門医です。ウイルス学者でも感染症専門医でもないので、記載は私見にすぎません。

日本では、武漢から発生した新型コロナウイルスCOVID19が数か月流行しています。クラスター型の流行も散発しています。しかしながら、死者数はわずか6人にとどまっています。

当初、武漢でアウトブレイクした際には死亡率は10%を超えていました。SARSを思い起こさせ、世界の人々は恐れていました。

ところが、その後死亡率は0.17%ほどに低下しました。現在中国全体の死亡率も同じぐらいです。
日本での全患者数が把握できていませんが、死亡率はそれよりもずっと低いことを私は予想しています。

こう言った事実は何を意味しているのでしょうか?

私は、COVID19の死亡率はその地域の生活や医療環境に強く依存しているからだと思っています。

人々が密接に暮らして、密室空間で大量のウイルスを共用することが危険の一つになります。
また、肺炎球菌ワクチンなどを接種していないことも関係するでしょう。
COVID19そのものだけでなく、COVID19ウイルス関連肺炎の検索も進むことでしょう。

あるいは、医療システムが整っていなかったかもしれません。
日本では、国民全員が医療を受けられる保険システムを有しています。
患者さんがどこに住んでいても、国民は医療機関を自由に受診できます。

そして、先進的医療を最初のステップから受けることができます。そういった医療体制の整った地域では、COVID19は脅威にならないでしょう。

COVID19関連肺炎、地域の医療体制や衛生環境、そういったものが重要というお話をいたしました。
先進国では、ウイルスそのものは鼻かぜのウイルスに過ぎないかもしれません。

私は、世界の皆さんに過剰に心配しなくて大丈夫だということを日本から発信したかった。
今でも日本の死亡率は限りなく低いままです。
真実を見つめることで、こんな感染症ごときで経済が失速しないようにしなくっちゃいけないと思います。
噂や憶測におびえることはよくありません。
このブログのエントリーを読んでくださってありがとうございます。

2020年3月 1日 (日)

医療者向け講師の収録を行う日常

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医療者向けのインターネット講義の講師としてお仕事をしました。
専門のスタジオで収録しました。

緑クロマキーの前でお話ししたので、ガチャピンの服着たりすると透明になってしまいます。

内容からセリフ、全部を作らなくてはいけなくて結構大変なお仕事でした。

TVプログラムもいつも一発どりですぐ終わっていました。

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今回も、皆んなを困らせないように考えていたのですがとっても時間がかかってしまいました。
申し訳なかったです。

現場で尺を調整したり、用意された文章を直したりもしました。

スタジオの空気乾燥していたので、咳が出やすい環境でした。
でも、スタッフさんや関係者のかたも僕もノーマスク。

和気あいあいで収録を進めました。

通常通りシステムが回っていくから、経済が回るのだと思いました。

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