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2020年3月 7日 (土)

コロナウイルスにとって、僕らの体は居心地が悪いから早晩終焉する phylogenetic tree

Coronavirustag_20200307195901

「クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明」というウイルス系統図の話が掲載されています。

ウイルス兵器や空気感染するHIVなどのブラフを否定するため、どなたかウイルスの系統図の話をしてほしいと思っていました。
この話をわかりやすく解説してくださっている、名文です。

どなたかと思ったら、山根一眞さん。素晴らしい。
phylogenetic tree。
未知のウイルスを知る時に、ウイルスの性質を知り対策を練る近道になり羅針盤になる。

根路銘国昭先生は、
「新型コロナウイルスがヒトに無駄な戦争を仕掛けたものの失敗したことが明らかだからです。コロナは今月末になればなりをひそめると私はみています。」
と語っています。

ウイルスは動物種やその臓器の細胞によって、増殖できるできないが決まっています。ウイルス自体は自己増殖できません。他の生き物の細胞活動を利用して自己増殖します。取りついた細胞が、自分の部品を作ってくれないと増殖できません。

インフルエンザワクチンを鶏卵でつくったり、他の動物の腎臓の細胞培養で作るのはそのためです。
以前、新聞のコラムに寄稿したことがあります。
こちらをみると、コロナウイルスには牛やラクダで増えやすいストレインがあることがわかります。
COVID-19はSARSやMERSと祖先はいっしょだけれども異なり、コウモリのコロナと兄弟。

だから、1ヶ月も前に中村桂子先生の本を勧めたのに。

こうやって、ウイルスは野に自然に存在し続けています。
そう言ったことを踏まえて今回のコロナウイルスCOVID-19は、人の細胞ではそれほど増殖できないことを根路銘先生は指摘しています。

もともと、日本土着コロナウイルスもその性質を引きずっているため、弱毒鼻かぜウイルスだったわけです。コロナウイルスは、変異してもコロナウイルスであってエボラウイルスにはなりえません。


COVID-19のウイルス系統図も掲載されています。

WHOやCDCの情報だけでなく、どこかGSAID系統図ことを語らないか待っていました。
山根さんが作られた力作の系統図。素晴らしいです。

僕は研究者ではないから、GSAIDの中の情報を見ることができない。
ときどき、掲載される英文サイトのコロナウイルス系統図を眺めていました。
SCIENCEのウイルス系統図はこちら。コウモリのことも掲載されています。

系統図を解析するとイタリアのアウトブレイクが中国から欧州に入ってきたことがわかるし、アメリカのクルーズ船もおなじ系統。

メディアの方々には、難しかったかもしれませんが明らかに努力不足。
インフルに似ている面があるのですから、ヒトヒト感染の可能性が恐れられた鳥インフルが発生後に人間はどんなふうに知恵を蓄積したか取材すればよかったと思います。

延々と船の横腹や人々の行列を映していたり、クラスターの芋づるばかりでは真理に到達できないのも無理はありません。
自分の頭で考察することを破棄している。だから、横並びの絵で終始して視聴者は疲労ばかり蓄積していく。
とうとう、この系統図をメディアでみることなく流行は終わるのかと思うと残念でありつつ、同時にほっとします。本当にほっとするのは、経済が復興してからだけれども。

この系統図の前提には、ウイルスは感染を繰り返しながら遺伝子の突然変異を繰り返しているという前提があります。
山根さんはさすがです。
やっぱり素晴らしい。科学というものがどういうものか、よく分かっている。

進化の経路図をさししめして、「何年前に何何から分化した」というのと同じです。
ウイルスの複製速度は個体の複製速度よりはるかに速いので、短い時間で変異をもとにした系統図を描くことができます。

呼吸器ウイルス専門の研究者の第一人者からはっきり、「人間の細胞はコロナウイルスにとって居心地が悪い」という言質をいただいたことは、とても心強い。増殖しにくいから重症化しにくいし、伝染しにくいことを意味しています。

これが、今、一番のニュースのはず。
僕は、そう思ってこのエントリを書いています。僕は、ウイルス遺伝子の系統図を眺めて内容を理解はできるけれども、語るほどの専門家ではないから、日本の記事の決定打がでるのを待っていました。

そして、そんなウイルス一つで大不況になってしまうのを避けるっていうのが、賢いやり方です。
中国は鵬(ほう) のように 浮上を始めた(鯤(こん)は変身して鳥となり,その名を鵬(ほう)と言う。の鵬)。
日本もカッコよく浮上しよう。パニクっている世界の国をしりめに。

人間の細胞で増えにくいのが分かったのですから、全力で、経済の立て直しをしなくてはいけません。

山根一眞さんに、ぜひこの対談をTVでお願いしたいと願っています。
何度でも。

僕は正しい情報をクリニックで患者さんに伝えられればそれでいいです。
生物兵器の可能性を聞かれるたびに、ありえないと、α、β、γなどのクローバーのような系統図を簡単に書いて説明してきました。

ウイルスの遺伝子には、フットプリントが残されている。

僕が鼻かぜウイルス、と繰り返してきたのには意味があるのです。
絵本の文章を書き始めたところだったので、なんという偶然かと思っています。

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