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2020年4月

2020年4月30日 (木)

フランスの段階的自粛解除

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外出自粛をしていたフランスが、段階的に解除することになりました。

理由は、「緩やかだが縮小が確認された」とのこと。

つまり、完璧に流行を抑え込むことは困難。いっぺんに大流行しなければいい。
一定期間、共存していく。

そのルールは・・・である。

ということです。

日本のゴール、アウトプットも同じでよいと思います。

Wordometer20200430

worldometerの日本の現状の画像を掲載しておきます。
フランスはこちら。

そして、日本の流行はフランスよりはるかに軽微です。
カーブは日本とフランスは似ている。

国民の方が優秀な日本。自分たちで考えてみましょう。

危機を活躍の場にしている方々の言葉は馬耳東風でよいです。

現場の声に耳をかたむけて、自分で考えるようにしましょう。

再度、ジャーナリスト笹井さんの記事のリンクを掲載します。

「全国の救命救急センター長たちが「医療崩壊」という言葉に違和感を持つ理由 救急患者は通常より減少している」

2020年4月29日 (水)

忘却の残留放射線とコロナウイルスの忘却と廃墟

Coronavirustag_20200429183301

数ヶ月前の東京の残留放射線についての記事がこちらに掲載されています。

今、そう言ったことに興味を持つ人はほとんどいません。

新型コロナウイルス COVID19でもちきり。

残留放射線に興味を持って欲しいということではなく、人々は忘れていくと言うことを伝えたいと思います。

新型インフルエンザ2009のことを覚えている人はほとんどいません。
私は、クリニックで混乱の中にいたので良く覚えています。新型インフル専用のワクチンの争奪戦も。今では、季節性インフルエンザワクチンに普通に混合されています。

もうすぐ、新型コロナウイルス COVID19もそうなるでしょう。
人々はコロナはすっかり忘れてしまうけれど、不況と廃墟に苦しみつづけるかもしれない。

再開するアウトプットをデザインしないで、止めるだけではあまりにも無責任。

僕は、新型コロナウイルス COVID19は日本にあり続けるのだから一定期間の共存のルールを考えるべきだと思っています。

友人に尋ねられたので、PCRの限界についてもお話ししました。僕の知り合いの話を紹介しました。

「病院でPCR陽性のスタッフがいたから検査した。おとといネガティブと言われたけれど、今日ポジティブの人の対応したんだけれど」と。
みんな、毎日PCRする必要があるのか?、足りなければ12時間おきPCR?6じかんおき?
日本人全員PCRなんてこと言うひともいましたが、毎日、数時間おきに全員PCRやりますか?
日本人の何割が感染しているかなんて「おまぬけ」な質問もありました。意味を持たない問いです。答えは人間にはそれを明らかにする検査系を有していないから「わからない」からで、かつ「わからなくていい」からです。質問は答えのアウトプットに意味をなすときに、意味を持ちます。
何割が感染しているかなんか、わからない。発症していなければ、そもそも病気ではない。薄く、広く広がってしまっている。そして、勝手に治ることを繰り返しているに違いない。元気に入院してきた方の6%がPCR陽性だったことがその証左。ウイルスの広がりの疫学調査は研究対象にしかならない。

少しコロナ陽性の人に接触しただけで、濃厚接触者として医療者が引っ込んでいっては自滅してしまう。コロナ専門医療施設の交通整理をしていないから、どの総合病院にもコロナ陽性の方はいらっしゃる。すでに一つの建物内での共存が普通になっている。
今のままではいけない。もし災害がおきて、避難した時にその中に一人でも陽性の人がいたら全員濃厚接触者になってしまう。その途端に、みんな別個にホテル住まい?大雨の時などは、避難者は数千人規模です。あり得ません。じゃあPCR結果を待ってから避難?PCRは未来の陰性を保証しないから、それも意味をなさない。

数年間のウイルスと共存する何か新しいルールが必要とされている。そして、その答えは現在の自粛ではあり得ない。
一定期間のとりあえずの共存する暮らし方を模索しなくてはいけない。
アウトブレイクの防止は、社会を守り暮らしを守ることが目的だったはず。それなのに、その施術で社会が破壊されれば本末転倒です。

完璧な隔離を目指すと、「策士策に溺れる」ことになる。もう溺れそうになっているのかもしれない。

オーバーシュートやアウトブレイクしなかったけれど、経済がブレイクでは困る。多くの人々の生活がブレイクして露頭に迷うのでは、ウイルスがある程度蔓延した方がましだったかもしれないことになる。経済的なつながりや時間的なつながりが切れてしまうから、金銭で十分に保証なんてできない。

そして、自粛期間が明らかにされていないことが人々に絶望を生んでいる。

自粛要請と、自粛解除方法や計画を示すことは対をなすこと。もし、元の社会の仕組みに戻れないのなら、どうやって暮らしていったら良いかの指針も示すべき。それができないなら、自粛の意味はどこにあるのだろう?それは、ウイルスの蔓延の科学とは別個のところにあります。

もし国が国民のベーシックインカムを保証し続けるなら、資本主義的なものからの脱却になる。僕はそれはそれで良いと思っています。国会で「何割が感染していますか?」そんな質問のやりとりしか聞けない悲しみ。僕はそれ以上悲しくならないように、どうぶつの森に移動しました。

医療者は治療方法を考える時、その後どうなっていくのかを予測してアウトプットを考え患者さんと相談して最適なものを選択していく。得るものが失うものよりも大きい時に方法を選択する。どんな方策が、デメリットよりメリットが大きいか。

もし、患者数の急速な増大を防いで時間を稼いでいるのなら、その間にコロナ専門医療機関を作り物理的に分離すべき。もし、なし崩し的に医療者の抗体獲得を目指しているのなら、元気なPCRポジティブだったスタッフの増加はクラスターと呼ぶべきではない。「生ワクチン摂取後抗体獲得パワーアップ中」と呼ぶべきか。彼らは、人々を守るかけがえのない強い戦士となります。医療者はみんなそんな覚悟をしている。

僕は、ブラジルは行き過ぎだけれどもスエーデンの間に答えがあると思う。多くの大都市で鎮静化に向かっているのだから、抗体獲得がきちんとなされているはず。オーストラリアの研究でもそうなっています。患者の再生産があったとしても、極少数だから収束する。不完全抗体はどのウイルスにもあり得るけれど、メインストリームではない。

不安を煽るのでは無く、自粛によるストップをかけるだけでなく、身をかがめつつ建設的な方策を練ること。為政者や感染症対策チームからそんな話がいつ聞けるのだろう?

数年後には忘れ去られてしまう感染症に、経済が復活不可能に破壊されることだけは避けてもらいたいと願っています。
ウイルスはいなくなるでしょう。人災による廃墟は残り続けます。そうならないように願っています。

2020年4月28日 (火)

2つの有用な記事 / 心のリソースは自分のもの / なんとか流行させたい、なんとか欠品をあおりたい、なんとか・・・に負けない

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今日は、この記事「健康に暮らせる国ランキング、日本2位 コロナとの闘いで有利か 英調査
だけを紹介しようと思います。

沢山の税金が頑張っている人々の支援ではなく無駄に使われることは、仕方がないこと。

弱い人々をさらに困窮させてどこかに誘導していくというのも、「貧困大国アメリカ」(岩波新書1112)で描かれていた世界。

責任者も不在で、お金だけが移動していくことを眺めて考えることは絶望とあきらめにしかなりません。
そういった、自分で何もできないことに脳のエネルギーを使うことは無駄でしかないとおもっています。

そういうお上を選んだのは、国民自身。喘息の人や妊婦さんがつけることができない有害なマスクが配布されるようにしたのも、国民自身。衛生製品として作られたものでないことや、国産でないことも明らかになりました。

自分たちが行った帰結を嘆いても仕方ありません。

僕自身は、何の力も持たない。自分たちが選んだのだから仕方のない事です。甘んじて受け入れていくしかない。

新型コロナCOVID19の流行は日本人の清潔さと医療環境で自然現象として勝手に収束していくけれど、恐怖エンジンのシステムを継続させるためには危機が必要なので、なんとか流行のカケラを世界中から拾い集める作業が続くことでしょう。話題は、アメリカ、欧州の次は中南米、アフリカ、そして中国に戻ることでしょう。季節性になれば、1年じゅうどこかで。累計も増える一方。

でも、自分の生活には日本のコロナだけ考えればよいです。自分に関係することだけにフォーカスする。

私たちは無駄に心配せず、はいはいと言うこと聞いて自分たちの生活を健康的にすごせることに集中していきましょう。僕も言うことを聞いて休日は外出を控えています。外出時は、形だけでも布や紙のマスクをするようにしています。それだけ。意味は考えない方が良いです。

日本では、手洗いとうがいで十分です。他はみんな忘れる。

心のリソースを他者につかうことは無駄です。僕は前向きに次のポスト・コロナへどの様にかじ取りをするか建設的に考えています。楽しい作業。上記の記事「健康に暮らせる国ランキング、日本2位 コロナとの闘いで有利か 英調査の記事は読み返しても良い記事です。

目の前の患者さんのために働くだけ。患者さんの話では、マスクも1000円を超えると売れ残るらしい。その方も高いから買わなかったと。4月中にはモノ余りになるというのも予想通り。別な方に送ろうとしたら、アルコールもあるから送らなくて良いですと言われました。

☆☆☆

 

笹井さんが、良い記事を書かれています。連絡をいただきました。きちんと取材すれば、こういった記事になるというお手本。一方で、メディアでは今日も「恐怖エンジン」を回すために無為なコメントであふれていることでしょう。自分たちにウイルスがクラスターしたから、実感がこもっているかもしれません。

良心的なジャーナリストさんは、真実を伝えてくれる一つの光明です。笹井さんには、メールで年始から予想していたコロナウイルス人災の展開と今後の予想を大体の月日とともにお送りしました。ほぼ全部あたっています。きっと今後もその通りになることでしょう。おちついちゃた秋ぐらいにエントリー書いてもいいかもしれない。出る杭は打たれる。僕は痛いのは嫌だ。

笹井さんの記事はこちら。

「全国の救命救急センター長たちが「医療崩壊」という言葉に違和感を持つ理由 救急患者は通常より減少している」

僕が、各地の仲間たちから聞いた内容とほぼ一緒。
もっと建設的な良い話は、連休中にのんびり書こうと思います。具合が悪い時にはエリスロマイシンやクラリスロマイシンが良いのではないかとも思っています。エボラの薬やアビガンでなくても良い。

 

☆☆☆

昨日、どうぶつの森にジャスティンがやってきたので、高価なお魚を買い取ってもらいました。シーラカンスの模型もお願いしました。雨が降っていて、大型の魚が沢山釣れました。

星のカケラもたくさん拾いました。

今日、植木屋さんのナマケモノが来ていたので、昨日のお金でバラの種を買って植えています。ウエブでもつながる。

診療もウエブでつながる。オンライン診療でも、頭痛が良くなっている人が沢山いらっしゃいます。日々の必要なお薬も届け続けられている。

PCの画面に現れるたくさんの患者さんたちに励まされています。

どんなときも、大切なものは失われない。
一つずつ。自分の目の前のことを一つずつ。それだけです。笹井さんの記事、

「全国の救命救急センター長たちが「医療崩壊」という言葉に違和感を持つ理由 救急患者は通常より減少している」

を読み返しつつ。

2020年4月26日 (日)

原因を探さない大切さと白いリス

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今日は少しだるい・・・

自分が新型コロナウイルスに感染しているかどうか、知りたくなります。
でも、今日PCRして陰性でも明日はわからない。

毎日PCRし続けることもできない。

発熱や咳、関節痛など明らかな風邪症状がなければ原因を探さないこと。
治療は、具合が悪い時だけ必要なものです。

PCRを一生懸命行うようにしても、今日の東京の発症者は100人を切りました。

worldometerもこんな感じです。

備えた食べ物や水は、やってくるかもしれない地震の時にも役立ちます。

米国では20%ぐらいの人々が抗体を持つようになってきて収束に向かっています。
集団免疫には、それほど多くの人々の免疫は必要ないかもしれません。

不用意な楽観主義は、絶望の原因となり良い結果を生まないことが証明されています。

同時に、不用意な悲観主義は自滅をまねきます。

新しくなる情報をもとに、正しい危機管理をしていくことが重要です。

人の細胞内から放出されたウイルス粒子は、実は不安定な弱い物であることが知られています。
コロナウイルスも脆弱であることが報告されました。

自然界や家屋内で何年も生きる細菌や結核菌の芽胞とは違います。
新しい情報がこれからもアップデートされるでしょう。

私たちは、生きて暮らしていかなくてはいけない。
悲観せず、上手に楽しく生き抜く工夫をしていきましょう。

みんなに共通にふりかかってきた災厄です。
一緒にがんばりましょう。

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どうぶつの森は、今日は流星群の日。カッコつけのお洒落な白いリスが教えてくれました。

彼は、最初のキャンプ場を作った時にやってきてずっと一緒に暮らしている。

「あながち」と語尾につける。

今日は海岸の貝殻を拾っておこう。
そして、明日の朝は星のカケラをひろいにいこう。

2020年4月22日 (水)

強力な自粛をしないで集団免疫を得たスウェーデン

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新型コロナウイルスCOVID19が流行しても、レストランや店舗の営業を続けたスウェーデン。

どうやら、集団免疫を獲得し下火に向かっているようです

こちらにNEWSWEEKの日本語の記事が掲載されています。

醜いマスクの奪い合い、価格つり上げとは無縁のほのぼのとした世界。500億円をハウスダスト付着によって喘息の人には使えないマスクの全国配布に使う国とは違います。

人口密度が低い場所では、このような対策でよいようです。

イギリスの研究者は、スウェーデンに「このままだと何十万人も犠牲になる」と具体的な死亡者数の予測をあげて警告していました。

しかし、スウェーデンは独自路線を貫いていきました。

僕が、ひと月以上前にお書きした「緑の国」。対比でお書きした「強い国」。

人間は、ウイルスを退治することはできず共存していくことになる。

今、日本は大都市も地方も同じ政策をとろうとしています。
県の方が「ここいらの田舎はもともと人がいないから、出びかえるもへったくれもない。そもそも過疎だ。」とおっしゃっていたのには一理あります。

ニューヨークやロンドンで世界は語れない。

「このウイルスは、その国、その都市の衛生環境や人口密度で被害が大きく異なる人類初のウイルスになるだろう」、とも2月中にお書きしました。それは、武漢で起きていることと北京や香港、台湾で様相が大きく異なっていたからです。

ワイドショーは、「東京は武漢になる」と脅しましたが、そうなりませんでした。同様にNYの様相にもなっていません。

「エボラのように世界中どこでも均一に致命的になるウイルスではない」というのが結論です。

500億円で急造のコロナ治療ステーションを作っても良かったかもしれない。MEさんの人的資財も集中できます。日本は、日本のコロナを考えればいいだけです。

感染制御のために自粛を指示するのは、楽なことです。実行する国民は困難と困窮を伴います。

自粛を指示した人々は、波を超えた後も長期間にわたってウイルスと共存して暮らすことをアドバイスする義務がある。僕は、そう思います。アウトプットを考えず、なりふり構わず止めたっきりでは無責任。今後どうするか、その責任の所在を明らかにしていくべきです。

やがてやってくるその道筋やビジョンを語る人はいないのだろうか。本当に冴えない。ガッカリと失望の連続でしかありません。国民の頑張りには目を見張るものがあります。司令塔不在で、現場が目の前のものに対峙して考え処理している。日本は国民が優秀です。

けれども国民のフラストレーションは経済的困窮をバックにして、どんどん蓄積しています。
恐怖をクラスターしようとしたら、自分たちにウイルスがクラスターしてしまったメディアたちのことも笑えない。

止めたり壊すのは簡単だけれども、再開して再生するのは大変です。

人の体のように。

2020年4月15日 (水)

1枚のグラフ

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今日は、一枚のグラフを載せておこうと思います。

Worldometerのものです。

Worldometer20200415

ただ、それだけです。
いらしてくださった患者さんにご説明しています。

そして、防護服なんかじゃない未来のための医療用品を買い揃える準備をしています。

2020年4月14日 (火)

今日のできごとと予想できない明日のごと

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どうぶつの森にレックスがやってきました。

虫を高額買取してくれます。

ジャスティンもそうですが、模型も作ってくれるらしい。

同じ種類3つが必要。

4月12日、レックスがやってくる前に昆虫が沢山いました。僕は虫集めはあまり興味なかったので、様子見てしまった。レックスが来た日には、虫はいなくなっていました。離島に行ってみたけれども、いなかった。

今朝、ジャスティンが島に来ていました。7月の釣り大会の時に売ろうと思っていたリュウグウノツカイを数匹いそいそと買い取ってもらいました。あとで、模型にしてもらえることを知ってちょっと残念。

初めてのことは上手にできません。
今日の事は予想しない明日のためになる。

経験していくうちに、だんだん上手になります。
次は、モルフォ蝶とカジキマグロを収納しておいて模型にしてもらおうと思う。なぜか粘土がたくさん出現しているので蓄えています。

竹の島でシーラカンス釣ったときに、タケノコ持って帰りました。そのあとタケノコDIYレシピもらった。こういったものは、アースディに使うんじゃないかな?パンジーのタネももらったから植えて水やりしています。いろりとか、タケノコランプとか、井戸とか作るのかもしれない。

今日は雨でジャスティンが遊びに来ている。明日の事を考えて行動を決めようと思う。どうぶつの森から教わることはたくさんあります。論理エンジンや推論を磨くことになります。時間軸をいじってしまうのは、その機会を失うことになる。もったいない。

コロナウイルス対策も一緒。だんだんウイルスの特性がわかって、上手に対応できるようになっている。日本はうまく時間稼ぎができています。徐々に医療者に免疫獲得が進めば、強いウォーリアーとなって再参戦してくれる。

時間があるときに、コロナウイルスによる免疫抑制についての論文を読んでいました。年末年始から帯状疱疹の患者さんが増加していたからです。ウイルス感染症で白血球減少が起きることは良く知られています。麻疹は有名。

日本人がコロナに強いのは、子供のころから繰り返し接種するワクチンのためかもしれません。生ワクチンも、不活化ワクチンもある。インフルエンザワクチンも繰り返し接種している。

細胞性免疫を高める作業を常にしているので、コロナウイルスによるアタックにも多くのリンパ球が生き残るのかもしれません。

休息と睡眠をとって、交感神経を刺激する軽運動をして免疫をキープする。

それが良いかもしれません。

2020年4月13日 (月)

ポスト・コロナの医療と経済と世界のあり方

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新型コロナウイルスCOVID19の大流行がおさまったのちも、薄く広く世界にはウイルスが存在し続けるでしょう。

2月の時点で、書いたエントリーを読み返していました。
僕らの病気はコロナだけじゃなく、というものです。

各地の病院で、ふたを開けてみたら「コロナウイルスも持っていた」方が発生しています。予想した世界がやってきています。

メディアについても、予想した世界になっている。

人類の70%がかかって終了する未来への過渡期の現在、メディアに望むことのエントリーに既に2月にしていました。

透析病院の中に一人でもコロナ陽性の方がいらしたら、業務停止にするのでしょうか?
救急外来に今晩やってくる手のけがなどでカゼ症状でない患者さんにコロナの方は混ざっているかもしれません。そういった方に、完全防御で対応はできません。後でわかる。

そうやって、軽い感染が医療機関に広がっていくたびに病院ごと閉鎖していくのでしょうか?
それは間違っている。それじゃ、戦う前に自滅する不戦敗になってしまう。

現在のような「ポスト・コロナの医療」は、ウイルスが有か無かの世界ではなくなります。

新しい基準を作って、ある程度は許容してウイルスと上手に共存する世界の構築が必要です。

ポジティブな人がいたところは集中して消毒して、すぐに再使用できるようにする必要があります。
感染してしまった医療者は抗体をゲットするから、強い戦士となって職場復帰できます。

そうやって、繰り返しウイルスとの持続戦を戦い抜いていく知恵を磨きましょう。

社会全体が、新しい世界になっていく。
今、その入り口に立っています。

人間は、必ずこんなへなちょこウイルスに勝てるはずです。
専門家の先生によるクラスターつぶしや、外出禁止令による抑止も大きな効果をあげています。人類の知恵、日本人の知恵と工夫、相互補助システムの医療が力を発揮している。安心して、頑張ろう。

日本の続けてきた保険診療のシールドの強さを世界に見せつけています。日本のインフラを売り渡して効率の名のもとにお金に変えていくのはおしまいにしましょう。

たいてい、効率化=どこかをショボくする、です。

ポスト・コロナの復興経済対策が必要です。たぶんどの国も、競争はいったんやめざるを得ない。傷んだ人々の経済状況を治す社会主義的なものが必須となるに違いない。富を生み出す多数の国民を復興させるには、それしか選択の余地がありません。

企業が傷んでしまっているからトリクルダウンなんて全く期待できない。焼け野原からの復興みたいなものです。

必ずひどい流行が一段落したら、新しい世界を生きていきましょう。

一つずつ。

放送局クラスター

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放送局の建物は、窓を解放することができません。院内感染やクルーズ船と同じ物理法則が働きます。

建物の中に防音システムをもつスタジオもあります。沢山のスタッフが中に詰めていて、人と人の密度も濃いものがあります。控室には、順繰り次の出演者の人がつめています。前者が感染者だと、次々に感染が広がります。

現場を取材したロケバスは、1FやB1に到着してそのまま報道フロアなどにスタッフが上がってきます。

複数の局から「クリニックを取材したい」と2月に言われた時、僕は「あなたがたはクリーンで、患者さんをみているぼくらにウイルスがいるとおもっているとおもうでしょう?けれども、現場を取材しているあなた方の方がハイリスクだと僕は思うから、申し訳ないのだけれどもお断りいたします。」とお話しました。ブログにもその時点で書いておきました。

その通りになっています。放送局の方々や広告業界の方々のポジティブが相次いでいます。

クルーズ船を詳しく報道したように、自分たちについて詳しく報道していただける理論を持ち合わせていただきたいと思っています。

一つのセットで一つの専用スタジオの事もありますが、一つのスタジオの大道具を変えて違う番組を作ることもあります。新型コロナCOVID19は接触感染が主だから、カメラや音声、証明のハンドルや小道具などを介して感染する。箱も大型版なだけで、自粛対象の音楽スタジオやカラオケルームと構造は一緒。

どのような動線で、だれがPCRを行い、だれがポジティブでだれがネガティブだったのか。マネージャーさんやスタッフさんなど、複数局をまたいで仕事をされている方も沢山います。

感染拡大はどのように広がっていったのか、各局でおきていることを連携してぜひスペシャル番組にできたらスゴイ。本日の発症患者の人数の棒グラフに「自社」とか入ったりして。放送局自身は誰が取材するのだろう?電車通勤だった人は、自ら路線を全国放送で明らかにするのだろうか?各地の国民は取材され、全国放送されていました。

興味は尽きません。巣ごもりしている視聴者への視聴率上昇間違いなしです。恐怖をあおらなくても稼げます。取材現場が自分自身という稀有な事態。

専門家ですら、自らの感染防御をおこなえず感染する力を持った(通常は弱毒の)ウイルスです。タイベック(デュポン)着用で仕事しているわけでは無いでしょうから、局内クラスターしていることは間違いないはず。人を忖度しないウイルスの力学にそった調査をしておくことは重要です。

メディアの人自身が取材先の「人にうつさない」努力をどのようにしているのか、その現場を発信することは重要です。人と人の間隔をあけて座るなんて茶番。廊下や打ち合わせでは近距離にいるはずです。これからCOVID19のあとに、数年おきにCOVID21、COVID24とかが控えているかもしれません。公表しなくても、今後のためになります。

もし、放送局が情報の発信ではなくウイルス発信基地になってしまったら、それも新作落語の世界になっちゃいます。

「日本では鼻かぜウイルスなのに、経済が肺炎になっちゃったら新作落語になっちゃいます。」に引き続いて。

2020年4月12日 (日)

雨の島のシーラカンス / ポスト・コロナの世界

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イースターの課題をやり終わり、星のステッキをもらいました。カブも買ってみました。
人の接触を減らす重要な時期です。しっかり家にいて論文や本を読んでニンテンドーにお世話になっていました。

別な島へ、釣りに出かけると大雨の竹林の離島。
明らかに他の島と雰囲気が違っていました。一つ前の島が曇り空だったので、少し不思議に思っていたところでした。

雨が降ると釣りがはばかる、とニンテンドーDSのころに覚えていたので釣りを続けました。

すると、なんとまずマグロが釣れました。びっくり。その後、シーラカンスが!?
カジキマグロが釣れたので、そのまま岩の方に移動するとリュウグウノツカイも釣れました。

前日の釣り大会と、今朝のイースター のご褒美かもしれません。

博物館に寄贈して、静かに水槽を泳ぐシーラカンスをしばらく眺めていました。

このような作業は、連続しているものです。釣竿の作り方、マイルをためて離島に行くやり方、手持ちの物品を増やしておくこと、などなど。少しずつ、島に暮らしているうちに機能拡張や預金が増えてやれることが増加しています。

昔は、テントで川も渡れなかったし、はしごがないので山も登れなかった。僕は、ゆっくり味わいながら、失敗しながらほんの少しずつアイテムを増やしています。預金もそれほどないし、お金ない時には斧を沢山自作して、沢山ハチにさされながら大量の木を叩いて家具を作って売っています。時間軸をいじらないから成長はとっても遅いかもしれないけれど、それが楽しい。

不自由さからちょっとずつ解放されていく過程が楽しいから、即座に与えられてしまうとかえって損した気になると思う。

ぼんやりとゆっくりゲームをしながら、1月末から考えていた「ポスト・コロナ」のことを思い返していました。その通りの展開になっています。

僕らの今の社会は、いろいろなパッケージが上手になり流通も整いweb網が発達して便利になっています。おいしいものがワンクリックで手に入るようになりました。

幼かった頃は、バスケットをもって裏の八百屋や肉屋、魚屋さんそれぞれ離れた所へ買い物に行く必要がありました。ウエブサイトもなく、携帯もない世界です。待ち合わせがうまくいかないというのは日常茶飯事で、駅の掲示板がフル活用されていました。

川で釣りをしたりカニを捕まえたりしていたので、事故で亡くなったり溺れてしまう子供も今よりもすごく多かった。公園で怪我をするからといって、遊具が無くなってしまう今とは大きな違いです。僕も木から落ちて怪我をしたことがあります。

切り傷や擦り傷なんて毎日でした。一匹のトノサマバッタが疲れるまで追いかけると、下はみていないから枯れた草なんかがスネに刺さったりもしていました。

駅止めの貨物でミカンが届いたりして、重たいものを家まで運んだ記憶があります。宅急便もありませんでした。それほど昔ではありません。海外旅行なんて、夢のまた夢でした。福引の一等賞も国内の温泉旅行だった。今では、学生さんの修学旅行。

人は、すでに得られているものを当然として、失われる物に対して大きな喪失感を感じる生き物です。

ポスト・コロナの時代は、少しどうぶつの森の初期の頃と似た世界になるかもしれないと思っています。他国へ飛行機や船であっというまに行けるような色々人間が組み立てていたものが「当然の存在するもの」ではなくなる。

また、光学迷彩で見えなかったものが、危機の霧によって輪郭を現しました。信頼に足る物でないことが露呈したり、本来の姿がチラッと現れたりしました。

まずは、その喪失感。

次に私たちがやらなくてはいけないことは、「ポスト・コロナ」の生活の再構築です。

このウイルスは、すでに僕が1−2月にお話ししたように季節性のものになっていく。そうであれば、感染を避けるための生活は変わらざるを得ない。大流行が収まってもワクチンや薬ができるまでの間、換気に気をつけて密集を避けなくてはいけない。

東京では難しい課題だけれども、消防法の徹底にも通じるから良いことかもしれない。消防署は、厳しいです。換気するための構造計算を提出して認可していただく必要があります。短い時間で、室内を換気できることを証明する必要があります。都合2回クリニックを作っているので、その厳しさは身に染みています。

人々の自粛が解かれたあと、もう同じ環境には戻れません。

「マスクして接客は失礼」なんて言っていた頃が遠い昔のようでしょう。

僕は警鐘を鳴らしていたけれども、発症者の乗車する路線を調べ上げて全国放送していたのはどうなってしまったのか。新規発症者数百名についてそれぞれの路線や訪れた店舗を羅列しなければ論理的におかしいはず。また、自分たちは非感染の観測者であるとの立場でコメントしているメディアの方々こそが高リスクで、必ず発症することも予言していました。全て、その通りになっています。

他にも、いろいろなことがコロナ以前の状況と異なってしまっています。コロナのなかったパラレルワールドにいくことはできない。

そして日本人は、トップより市民個々のインテリジェンスの方が高いことや、メディアが視聴率のために国民の命を犠牲にしてパニックを誘導しかねないことも証明されました。長文でブログを書かざるを得なかった頃が懐かしい。

一方その経験を経た市民の私たちの方には、ポスト・コロナの世界を再構築していく力が備わりました。患者さんたちは、ブログの内容と違わず進んでいったことに安堵してくださっていました。

たぶん「ポスト・コロナ」の予想もその通りになるんじゃないかと予想しています。

コロナ存在下で、学校が再開し人々の移動が始まる。そして、もうすぐマスクもアルコールもあふれはじめるでしょう。

物がない時でも頑張ったことは自信につながるに違いない。頑張って新たなコロナに負けない共存する世界を作っていきましょう。以前存在しなかった、「衛生コンサルタント」のような新しい産業や資格も生まれることでしょう。

きっと世界中の人が、何も言わなくても外出後に手を洗ってウガイをするようになるんじゃないかと思います。その結果、全ての感染症が減ることは人類にとって大きな進歩です。

失うものばかり、じゃない。コロナショッックで得る物が大きかった、としなくっちゃ。
何より、国民の経験値が上昇し、覚醒したと思っています。それが、一番の「ポスト・コロナ」かもしれない。

人を忖度しないウイルスという自然物理学の津波は、人間の行いの真偽を明らかにしました。

2020年4月10日 (金)

人工呼吸器の人命救助1万台を捨てて布ガーゼマスクへ

ガーゼマスクの費用が450億円!。200億円でなくて450億円!?増えちゃった。

人工呼吸器1台400万円。僕の簡単な脳味噌では、ピコン!と結果が思いついてしまう。

人工呼吸器1万台>>>>>>>>>>>>>>布ガーゼマスク

と。僕は神経内科医で救急にいたから、脳卒中や筋肉の力が衰える人に沢山挿管して呼吸器を装着した。コンパクトな呼吸器を車椅子につけて患者さんと散歩に出かけたりもした。

トリガーがかかる従量式の簡単な呼吸器ならもっと安い。
なぜ、人工呼吸器の方が直観的に良いと思ったのか考えてみた。

人工呼吸器の方が・・・

1.耐用年数が長く再使用できる ガーゼマスクは10年使えない、他人に使えない

2.人命を救助する   ガーゼマスクは防御作用はゼロで冴えない拡散予防のみ

3.今回の経験を次に活かせる 収納する倉庫や病室を整備しておけば次のウイルス流行や災害にも対応できる

4.マスク製造の工場ラインを作って、医療従事者&国防用に国が毎年買い上げ続ける予算にする もいい案。毎年50億円X10年間お買い上げすれば、企業もよろこび雇用も増える。

それぐらいかなぁ。ガーゼマスクは税金で購入するのだから、国民に還元できるものの方がいいんじゃないかな。(マスク製造ラインは1台2億円とのこと。1億枚つくるのも簡単で、何年も公費お買い上げできるんじゃないんだろうか。追記。)

野党もだらしない。いつも揚げ足取りだけで、対案をだせない。ガーゼマスクよりもっと頭悪いのかもしれない。やる気がないだけか。倉庫に沢山あるけれども、プロレスで放出していないから言えないだけか。何でもいいや。いずれにしても人命救助に役に立たない。トイレットペーパーみたいに1億枚放出すれば、どれだけカッコいいか。あ、自粛中か。残念。

人間は、目の前のものに価値があるかどうかを判断するのは難しい。けれども、選択肢がA、B、Cとあったときに何が一番いいかを選ぶのは得意だ。反対するだけだと、人に価値の有無を問おうとするから難問になる。

A or Bにすればいいだけ。そういった建設的議論が皆無なのは、日本の絶望だ。僕らを守っているのは国民皆保険だ。長年、続けてきたことによる自然免疫獲得と安い給料で働き続ける医療者とすぐ悪者にされてしまう厚労省の実務者の人々(決して上の人ではない)だと思う。偉い人は、壊そうとしてばかりいる。作ろうとしないから尊敬もされない。

人工呼吸器1万台で人命救助の準備します! VS ガーゼマスク1億枚郵送してみる(1−2ヶ月後だし住所変更していたらごめんなさい)

という構図を考えれば、反対する人はあまりいないんんじゃないかな。人工呼吸器1万台ですよ、すごい。

マスクの品薄を演出しなくっちゃいけないからガーゼマスク導入時期を考えると、6月まで薬局で買えるサージカルマスクは品薄が続くだろう。ガーゼマスク郵送後、マツキヨブランドのマスクも薬局に溢れ出すだろう。簡単な話だ。

それに、みんなが疲れてマスクを欲しがらなくなれば、全て瓦解する。布マスク代用もふえてきて、もうマスク渇望感は終了してしまった。

僕はたとえ世の中にサージカルマスクの品薄感やマスクへの渇望感をあおっても、自作もできる感染防御上意味のないガーゼマスクは歓迎されないと思っている。たとえマスクが必要なんだと大流行継続を演出したかったとしても、事実に反して2ヶ月先まで引っ張るのはメディアが総力をあげても無理だろう。

外出禁止があまり守られなくても、いいつけを守らなくて都民が地方に大量疎開しても、大流行しなくて「やりました感」が腰砕けになっているのと似たような感じだ。

休業要請で国と都がもめているうちに、コロナウイルスの方が先にいなくなってしまうかもしれない。

濡れ新聞に火をつけるみたいに、アウトブレイクしなかったのは予想外だっただろう。ある意味、国民による革命のようだ。何かをしたい気持ちはわかるけれど、ウイルス感染症は科学的な論理で進んでいく。よこしまな人間の意図とは異なる結果が続いていく。街中に警察官を置く必要はないだろう。

ステークホルダーの考えを乗り越えて、ガーゼマスクを諦めてバスやタクシー運転手さん、お店の人を守ったり、そのお金で人工呼吸器を買ってもらいたいと思う。そんな国じゃないことが露呈しつづけている。

そもそも、マスクなんてどうでもいいや。この規模の感染症ひとつで国家総動員法みたいなもののために憲法改正が検討されているのは不安だ。なにもかもが結論ありきだったのかもしれない。一つの方向に向かっていたのかもしれない。僕は日本が良い方向に行ってほしいと願っている。

自分で諦めた方が精神衛生上良いから考えるのをここいらで止めようと思う。

そして僕は、流れ星が綺麗などうぶつの森に暮らそうと思う。タイミングよく星に願いをかけると翌朝、きれいな星のカケラになる。税金もない。

もし届いたら飾っておこうと思う。450億円かかった高級マスクだから。一部は僕の税金だから。

2020年4月 9日 (木)

終わりがわかっている人が物語をつづる

Picyonkun

手品師は、手品のタネをしっていてショーがどのように展開してどのように終わっていくか知っています。

物事のストーリーを書く小説家は結末を知っています。

監督は、映画の結末を知っていて長い映像を作ります。

いつも、観客は右往左往したりドキドキしたりします。
ものすごく不安になったり怒ったりして、最後に安どして涙を流したりします。

すべて手品師の手の上でのできごと。

ネタバレを考えて物語を見ていくと、次の展開がわかります。

年末年始の武漢から大量持ち込みのファーストインパクトを受けてもアウトブレイクしなかったこと。
海外渡航者持ち込みによるセカンドインパクトでも特定の人にクラスタリングしかしませんでした。
現在でも、合計死亡者100人以下のウイルス感染症にとどまっています。

2月に「第二の武漢になる」という盛んになされた報道ののちの安定状況を思い出しましょう。
今日は、4月の2週目が終わろうとしている日。どうぶつの森のイースター祭りももうすぐです。
2週間前には、「オーバーシュートする可能性が高い」とか「第二のイタリア」とか言われていました。

今度は、「2週間前のNY」。流行っているところの「前」。

GW頃に強制的にサードインパクトを起こそうという機運もあるかもしれませんが、それもたぶん不発に終わる。

いつ始まって、いつまで続くのか、と考えるとずっとトンネルの中にいる気分になります。でも、それは違います。

ウイルスが日本にいつ移植されてどうなったか、それが何回繰り返されたのか、という視点からみると理解しやすいです。これから移植が行われるかもしれないときにも、判別しやすい。接触感染の伝染病だから、海洋国家には地続きでは流行しにくい。飛行機や船による移植が必要です。

今、東京は静かなものです。救急車の音もしません。
都内の救急の先生たちのメールも落ち着いています。すぐ返事がきます。
人数だけは多くなるかもしれないので、粛々と準備と対応は継続しています。

国は昨日、地方の休止要請を休止してもらう指示をだしました。
休止を休止してよいとのこと。
国からの指示は休止しないらしい。

終わりを知っていると、始められる。
物語をつづれる。
なぜ、いま、だれがそんなことを言っているのか。

少し眺めていると、よくわかると思います。

ひょっこり真実が顔をだしてきます。ピチョン君みたいに。

日本経済だけが心配です。
身をかがめて声を鎮めてやり過ごそうと思っています。
巣穴からチョットだけ顔を出すモモンガみたいに。

次のジャンプのために、かがんでいると考えたい。

日本がポストコロナで自滅して、独り恐慌にならないことを願っています。

そして医師が宴会や旅行とかでポジティブになって医療の自滅崩壊が来たりしないことを願っています。お家でニンテンドーしていれば伝染つらないのに。しょうもないなぁ。平和です。心に余裕をもって、静かに暮らしましょう。

累計数よりも、国民の新規発生患者数と死亡者数を含めた重症者数が重要です。累計数には治癒した既往の人数も含まれます。たぶんメディアは、一番大きな数字を必ず報道します。惑わされないようにしましょう。

worldometerでは、死亡者数が頭打ちになっていることがわかります。(Total corona virus deaths in Japan)

終わらない感染症はありません。きっとピークは小さく終わるんじゃないかと予想しています。そうすれば、ゼーレのセカンドインパクトも不発に終わったということ。

この経験を活かして、日本の公的保険医療を縮小して保険医療を海外に売り渡して混合診療にしていくことを、国民皆で反対していきましょう。いざという時に私たちを守ります。

高額医療で保険診療よりももっと身を守りたいと思っているお金持ちの人にとっても同様です。公衆衛生が保たれなければ伝染病にやられてしまうわけだから、自分たちだけが高額の良い医療を受けられるとしても無意味になります。ウイルスは、人をお財布では選んでくれません。

国土に、ウイルスが蔓延しにくい国民皆保険というシールドを堅持する。ワクチンの公的負担という路線を堅持する。
国民皆保険制度は、ミサイルや戦闘機以上に人命を守ってくれます。国防に役立ちます。もしあと1-2週間同じ状況が続くなら、説得力が変わってくるでしょう。

あちらこちらに作られる検問所よりも、国民皆保険。
落ち着いているのに警察の人々が街角に溢れないことを祈ります。日本をそういう国にしようとしている恐れを感じます。静かなのに、市民よりも警察官の方が多くなる街は悲しい。人々がカケラの一つに過ぎなくなる。僕の予想の一つです。

2020年4月 7日 (火)

大きな魚と魚とウミウシの背中

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自由に気持ちよく海を泳いでいた魚。
毎日、泳ぎ方を練習するのが日課でした。

ある日、岩に体をこすってしまい一枚うろこがはがれてしまいました。

「傷んだところがあったら、いったん体をちぎってこの特殊傷テープで治すといい」と大きな魚が言いました。
「特に、こんな感染戒厳令の夜は。
傷んだところからばい菌が感染して体全体にまわってしまうとよくない。
他の仲間にうつさないためにも、大手術が必要だ。」

「それに、」と大きな魚は続けました。

「俺は、いくらだって傷テープをもっている。
すきなだけ具合の悪いところをちぎっておいてあげよう。
そのあと、どんどん貼って治せばいいから。一緒にやろう。」

魚が悩んでいる間に、大きな魚は魚が傷んでいると言ってあちこちをちぎり始めました。
魚も自分のヒレをちぎったりしました。
とても痛かった。

そのあと、高級な傷テープで貼り付けました。
ちょっと痛みが和らぎました。

魚は、テープで貼ったヒレでテープを貼ったりしました。
うまく動かなくなったテープで貼ったヒレ。

「傷んだところは全部治ったよ」大きな魚は言いました。
「高級傷テープたくさん使ったし。」

自分ではわからなかったので、だれかに聞きたいとおもいました。

「無料で治すなんて、俺ってエライでしょ」大きな魚は言いました。
「すぐに治るとおもうけれど、後は君次第だね!テープは高級なんだから!」

・・・

魚は、良くなっていない気がしました。
そこで、物知りなウツボのおじいさんのところに行きました。

「僕治ったかなぁ」と尋ねました。
「いっぱい良いテープ貼ってもらって、なんとか泳げているから」

ウツボのおじいさんは魚をみると、悲しい顔をして少し涙を浮かべて言いました。

「そうだねぇ」

魚は不安になりました。

「元に戻ったのかな」

「そういうわけではない」

じゃ、どういうこと?

「でも、治ったんだよね」

「そうだねぇ」

・・・

魚は、答えが判らなかったので質問はやめることにしました。
その代わり、大好きなあたたかな海面に行こうとおもいました。

「あそこには陽の光があるから」

でも、なかなか進みません。
沈んで行っているように思います。

そして、大丈夫といわれたテープを眺めていました。
自分から一枚ずつはがれるテープ。

貼りなおしても、どんどんはがれていく。

「貼れば治るって言っていたのに、おかしいなぁ」

不思議に思いました。
いつもよりもヒレを動かすことにしました。

そして、ゆっくり沈んでいきました。

ゆっくり、ゆっくり沈んでいきました。

暗く寒くなるにつれて、心臓の音も弱っていきました。

・・・

「あらあら、これはひどいわね」

海底に横たわる魚にウミウシは言いました。

「なんか泳げなくて、動けなくなっちゃった。悪いところとったはずなのに」

「ふぅ」ウミウシはため息をつきました。

「そうなんだ。じゃあ、こうしよう。」

「もっといいテープがあるの?」

「そうじゃなくて、君が治すんだよ。
その身体じゃ無理だろうから、僕の背中に包まれるといい」

ウミウシの背中に魚はなんとか転がり込むと、疲れて眠り込んでしまいました。

・・・

「おはよう。君は、長い事寝ていたね。」

魚がウミウシの声で目をしました。
ちぎれたところから小さなヒレが生えていました。

「ちっちゃ」

「ないよりましだろ。僕の体からは再生因子を含む粘液が分泌されているんだ。湿潤治療っていうんだ。」

「テープよりいいの?」

「そりゃそうさ。人にやってもらうんじゃなくて、自分で回復する方がいいに決まっている」

「悪いところを切り取って、はりつけるんじゃなくて?
感染戒厳令の時には、悪いところは切らなくっちゃいけないんだ。」

「そうかな。何が体によいか、自分で見て考えなくっちゃ。
正しいことは、君のカラダが君に教えてくれていると思うけど」

「そうだね・・・
僕、どうして、自分の、ヒレをちぎったりしちゃったんだろ・・・」

魚は、ウミウシの背中の中でまた眠りにつきました。
陽の光にきらめく海面の夢をみながら。

「目が覚めたら、答えがみつかるといいね。
海の底には誰かが決めた感染戒厳令なってものはないから、ゆっくりするといい。
自分で感じて、自分のことを決めていいんだよ。」

ウミウシは、魚を背負いながらゆっくり海底を歩いていきました。
おいしい海藻を食べながら。

ウミウシが食んだ(はんだ)海藻の断端からは、ゆっくり煙のように滋養の薬が海に立ちぼっていました。

海の仲間たちのカラダをつつみこみながら。

いつまでも。

2020年4月 4日 (土)

失われた呼吸器5000台と2500ベルと諸行無常

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200億円。

呼吸器一台400万円。

200億円=人工呼吸器X5000台。

チョウチンアンコウも高価で2500ベル。
リュウグウノツカイとともに、たくさん釣った。うれしかった。
地面に水槽を置くと、明りにスイッチを入れられる。夜の水槽は美しい。

人工呼吸器はメインテナンスすれば長く使えるし、ME室にしまって置ける。
チョウチンアンコウもリュウグウノツカイもフクロウに頼んで博物館に展示してもらえる。
美しい魚たちとして。
どちらも僕らの財産として残る。
購入した人工呼吸器は、流行が終わった後、いざという時の公共のメカにして各地の日赤などにおいておいても良かったかもしれない。

使ってしまって無くなってしまうもの。
多くの人命を救うはずだった5000台の呼吸器はケムリのように失われてしまった。
せっかく撃ち落としたのに、海におちたプレゼントのように。

国産開発のアビガンは、無料で国外に配布される。

僕らは、保存がきく人工呼吸器や水槽の美しい魚たちが欲しかった。
治療薬アビガンを使って国民が無料で治してもらいたかった。
あげるぐらいなら、これからも。

すでに済んでしまっていること。そんなこと。
そんな国に住んでいるということ。僕らは。

無駄を支えるための僕らの存在。

天引きされる税金。

収入減、

でも。

2020年4月 1日 (水)

僕らを守る平時の備えの病院船

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病院船の話が報告されていました。

こういったことがあると、建造しておくとよいかもしれません。

対外的なものに威勢よくふるまうより、やってくる問題をかわしていけるシールドを固める方が良いと思っています。

問題から学んで、次に活かすというのがカシコイやり方。

もう作ってくれているのかと思っていたら、計画がなんと流れてしまっていました。

戦時中、病院船は作られていて、米軍に沈められています。
絶版の本を取り寄せて購入して勉強したことがありました。

高価な薬剤を大量に備蓄するのも良いけれども、別な方法も考えていくべきだと思っています。

物理的に動けて治療できる病院船は魅力的です。

接触感染なのに、なぜ呼吸器?

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接触感染で有名なウイルスは、ノロウイルスや水ぼうそう、水いぼのウイルスなどです。

嘔吐や下痢の症状からの飛沫で下痢や嘔吐の消化器症状が出現します。
水ぼうそうや水いぼでは、触れた皮膚に皮膚の症状が出てきます。

新型コロナCOVID19は、主に接触感染なのに消化器症状でないのはなぜ?
と疑問に思っていました。

いくつかの論文を読んでいたのですが、こちらが判りやすいです。
(https://www.gizmodo.jp/2020/03/covid19-digestive-symptoms.html)

嘔吐、下痢の消化器症状の方が先に現れ次いで、呼吸器症状。息切れや咳というまえに、そういった症状が先に出る人が沢山いることは、とても重要です。

また、中年の発症者も結構いることもわかってきました。

症例が蓄積されると、感染症のイメージがだんだん正確になってきます。
そのうち、報道でも消化器症状のことを伝えるようになるんじゃないかと予想しています。

通常の胃腸炎も流行っています。軽い症状なら移動を控えて家で安静が良いのではないかと思っています。
まだ、特別な薬があるわけではないので自分の体力で治癒すればそれでいいと思っています。

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