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2020年4月13日 (月)

放送局クラスター

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放送局の建物は、窓を解放することができません。院内感染やクルーズ船と同じ物理法則が働きます。

建物の中に防音システムをもつスタジオもあります。沢山のスタッフが中に詰めていて、人と人の密度も濃いものがあります。控室には、順繰り次の出演者の人がつめています。前者が感染者だと、次々に感染が広がります。

現場を取材したロケバスは、1FやB1に到着してそのまま報道フロアなどにスタッフが上がってきます。

複数の局から「クリニックを取材したい」と2月に言われた時、僕は「あなたがたはクリーンで、患者さんをみているぼくらにウイルスがいるとおもっているとおもうでしょう?けれども、現場を取材しているあなた方の方がハイリスクだと僕は思うから、申し訳ないのだけれどもお断りいたします。」とお話しました。ブログにもその時点で書いておきました。

その通りになっています。放送局の方々や広告業界の方々のポジティブが相次いでいます。

クルーズ船を詳しく報道したように、自分たちについて詳しく報道していただける理論を持ち合わせていただきたいと思っています。

一つのセットで一つの専用スタジオの事もありますが、一つのスタジオの大道具を変えて違う番組を作ることもあります。新型コロナCOVID19は接触感染が主だから、カメラや音声、証明のハンドルや小道具などを介して感染する。箱も大型版なだけで、自粛対象の音楽スタジオやカラオケルームと構造は一緒。

どのような動線で、だれがPCRを行い、だれがポジティブでだれがネガティブだったのか。マネージャーさんやスタッフさんなど、複数局をまたいで仕事をされている方も沢山います。

感染拡大はどのように広がっていったのか、各局でおきていることを連携してぜひスペシャル番組にできたらスゴイ。本日の発症患者の人数の棒グラフに「自社」とか入ったりして。放送局自身は誰が取材するのだろう?電車通勤だった人は、自ら路線を全国放送で明らかにするのだろうか?各地の国民は取材され、全国放送されていました。

興味は尽きません。巣ごもりしている視聴者への視聴率上昇間違いなしです。恐怖をあおらなくても稼げます。取材現場が自分自身という稀有な事態。

専門家ですら、自らの感染防御をおこなえず感染する力を持った(通常は弱毒の)ウイルスです。タイベック(デュポン)着用で仕事しているわけでは無いでしょうから、局内クラスターしていることは間違いないはず。人を忖度しないウイルスの力学にそった調査をしておくことは重要です。

メディアの人自身が取材先の「人にうつさない」努力をどのようにしているのか、その現場を発信することは重要です。人と人の間隔をあけて座るなんて茶番。廊下や打ち合わせでは近距離にいるはずです。これからCOVID19のあとに、数年おきにCOVID21、COVID24とかが控えているかもしれません。公表しなくても、今後のためになります。

もし、放送局が情報の発信ではなくウイルス発信基地になってしまったら、それも新作落語の世界になっちゃいます。

「日本では鼻かぜウイルスなのに、経済が肺炎になっちゃったら新作落語になっちゃいます。」に引き続いて。

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