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2020年5月 3日 (日)

ノーベル賞の大村智先生によるイベルメクチンと2月からの予想の的中

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読み通りの展開となってきています。2月に予想したことがすべて的中してきています。そこから演繹される正しいと思われる予測をしてみようと思います。

☆☆☆

まず、パンデミックについて。

神戸市立病院で、コロナウイルスの抗体を持つ「発症していない元気な方」がたくさんいらして”4月7日の緊急事態宣言が出る前に、既に2.7%に当たる約4万1千人に感染歴があったことになるという”とのことです。彼らは、新型コロナウイルスCOVID19にかかったことすら知らない人々です。封じ込めなんて、もう全く無意味。

また、フランスでも”すでにフランスや欧州の他の国でコロナウイルスが『密かに』流行していたのであり、その大部分が軽症か無症状だったため、長らく確認されなかったということを意味する”ことがわかってきました。

☆クラスタリングは氷山の一角にすぎず、すでにひろく蔓延していたこと。
☆たくさんの人が抗体を獲得していて、すでに安全な人がたくさん存在すること。
☆幾つかの種類があるけれども、新型コロナウイルスは感染者の総数を考えると大多数には軽微で致死率はとてつもなく低いこと。

感染の裾野(すその)がわからなかっただけであることを意味しています。日本列島と一体化した富士山の裾野がわからないのと一緒。神戸市の人口150万人中、5万人ほどがすでに抗体獲得者であり現在も増加中でしょう。これは、東京の元気な人のPCR陽性者や抗体獲得者の割合とほぼ一致していて、大都市では同じ傾向と考えて良いと思う。今も、どんどん抗体獲得者の割合は増えているはず。人知れず。それをオーバーシュートとかパンデミックと呼んでもいいけれども、普通のカゼのウイルスとも変わらない。

日本は、2019年年末から自然免疫獲得に成功していっている。ファーストインパクト(2019−2020)とセカンドインパクト(3月)のエントリーもお書きしたとおり。最近になってメディアでも見かけるようになりました。GWのサードインパクトは起きても軽微でしょう。

ウイルスは勝手にやってきて、日本を通過し勝手に去って行っている最中です。3月に「強い国と緑の国」という寓話をかいた頃がなつかしい。
その中で出てくるスープに値するのがイベルメクチンとアビガン。世の中では、ダイアモンドプリンセスに続いてオーバーシュートが流行っていました。何だったんだろう。

アウトプットを国や専門者会議が語らないから、自分でやると言った若い大阪府知事の段階的自粛解除を心から応援します。自分で考えて行動し、責任を取ろうとしている彼こそがあるべき姿です。政治的なことはわからないけれど、その姿勢はリーダーに値する。アウトプットを語った初めての領主です。気持ちいい。彼も直観で未来が判る人なんじゃないんだろうか。

手柄の競争じゃないんだから悔しがったりしないで、東京と札幌の領主も協力して考えて欲しい。不確定な未来に勝負をかける賢い人は支えてあげるべきです。

 

☆☆☆

次に治療薬についてです。すでに2月に、ドラッグリポジショニングについて予想しエントリーをお書きしていました。
そういった展開になっています。

ノーベル賞受賞した大村智先生のイベルメクチンの効果が明らかになり、世界中で使われることになるでしょう。もう、何億人もの人に使われていて安全性が確立されていて、何より安価。利益がでないと薬メーカーは市場から撤退したり、熱心でなかったりします。

しかしながら、今回は残念賞。新型コロナウイルス COVID19は発展途上国でも大流行するので、イベルメクチンが大量に使われるはずです。日本でも、その影響力を無視することができなくなります。報道しないかもしれないけれど。

そのころになって、やっと日本は自国で開発して備蓄もあるのに使わなかったと海外に苦笑嘲笑されながらも、認可せざるを得ないでしょう。それはたぶん8月末ごろにずれ込む。自分で判断しないで外国をチラ見して認可するなら誰も責任を取らなくていい。

さらに、薬剤として認可されていのに邪魔されまくっているアビガン。治験が6−7月に終わるので、市場投入もイベルメクチンと同時期。8月末といったところです。海外には配って使ってもらっているし、困っている患者さんや医療者がたくさんいるのに、意味不明。

レムデシビルは注射薬だし、米国が自国用で手一杯で輸出できないといっているし英国やEUでは、有効性が低く高価なので使わない国が多そうのでマイナーな位置に淘汰されていくでしょう。コロナが流行る多くの貧しい地域では安価な内服の薬しか使えない。注射薬は普及しない。

 

☆☆☆

東京でも大阪の様子を横目でみて、大丈夫なことがわかって自粛の段階的解除が月末までには行われることでしょう。6月から抗体検査がなされて、実態が把握されるのが7月。それ以降、保証が十分だったとしても不況と混乱だけが残りつづける。もう誰もPCRなんて言わない。言っていた人は知らぬ存ぜぬ。コロナの感染はゼロになっていないのに、きっと。

僕が繰り返し言っていたように、「透明に広がる感染症には水際は存在しない」のです。水際がないから、封じ込めも存在しない。そして、こうやって共存しながら終焉にむかう。臨床を続けてきた町医者の予想の方が正しかった。それだけのことです。

最初に判明した人々をつるしあげようとしたり、意味のない恐怖を煽りつづけたメディアは本当に悲しいかぎりです。なぜなら、そのずっと前から人々の間に、静かに広がりつつけていたのだから。ウイルスのRNAが判明して、PCRが行えるようになる前から発症者はたくさんいたのです。

初期の頃、いち地方のクラスターについて座った座席の位置や通勤電車の名前まで全国放送していたことが茶番であることが、やっと分かってもらえると思います。そのころには、きっと捕捉されていない潜在的感染者があちこち移動していました。見えているものをあげつらっていただけに過ぎなかった。

それは、陽性者を隔離すれば、数多くの未感染の人を守れるという誤解と差別を誘導してしまいました。ゆっくり計画的に感染をひろげていく「急激な患者数増加の抑制をめざす自粛」とは全く異なることです。メディアを見れば判るように、陽性者に石を投げていた人も陽性者だった。もう、疑心暗鬼はやめましょう。

2月から頑張って予想を伝えてきたけれど、本当に長かった。

 

☆☆☆

繰り返しになるけれど、僕はイベルメクチンが主流でセカンドチョイスがアビガンになると思う。

イベルメクチンは、メディアが無視し続けてたとしても、世界がほっとかないので無視できなくなります。苦学して立ち上がった日本の偉大なノーベル賞に輝いた大村智先生が、世界中の人を救い、北里研究所を建て直し、後進を育てた業績を無視しないで敬意を払うことを意味します。どんなに否定したくたって、ムリ。彼は、スーパーマン。

「日本発のイベルメクチン、世界のコロナを救う」というNHK特集は、ほとぼりがさめた6月かな。今までのことを忘れてしれっと。メディアは健忘も著しい。パペットを交代させて、全てリセットする。右往左往した視聴者や国民は置いてけぼり。

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以前、「知らずに飲んでいる薬の中身」という本を上梓するときに放線菌を含めた菌類や抗生物質についてたくさん文献を読みました。大村先生は、素晴らしい先生です。「大村智 - 2億人を病魔から守った化学者」「大村智ものがたり~苦しい道こそ楽しい人生」(google検索)に詳しい。もうからないから患者さんに使わないなんて、良くない。

アビガンは、中国がジェネリック医薬品を作る勢いなので価格破壊がおきるかもしれない。薬効も世界中の認識率も高い。高齢者は催奇形性の副作用を気にしなくて良いのでイベルメクチンに続いて、世界で使われることになるでしょう。

日本人は、世界のためになるモノを作り出す日本をもっともっとほめていい。そして、自分たちに使おう。今はやっているCOVID19に続いて21や22、24なんていうのが出てきても理論的には大丈夫。

みんなは、メディアや国政のバイアスと無為無策に辟易しています。お金の配分も順番も何かおかしい。ノーベル賞受賞者が民間から出てくる日本は、国民の方が賢い。そう思います。

治療薬の騒ぎもよそにガーゼマスク届く前に、ウイルスは勝手にいなくなってもう流行は治りそうです。薬も見つかったし、よかったよかった。
大急ぎで、経済的ダメージから離脱しなくっちゃ。

 

☆☆☆

クリニックの患者さんの皆さん、よかったですね。2月から順次外来でお渡しした資料の予想どおりの展開で終了しそうでうす。自粛も、オンラインでお目にかかれる機会を作ってくれたと思って建設的に考えています。離れていてもお目にかかれて嬉しいです。皆さんのスキルも上がりました。また、外来でお会いしましょう。

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