新型コロナの数理モデルは修正が必要
新型コロナウイルスの流行は、だれの目から見ても収束に向かっています。
専門者委員会は、接触割合8割が未達だと「オーバーシュートしてパンデミックになる」、「2週間後はNY」と言っていました。
実は、論理モデルにおける接触割合8割減は 人出X接触率 の8割低下です。
渋谷や新宿などの人出の計算をして、TVでよく流していました。メディアは「人出」を8割減にするように故意にミスリードしました。人出自体を8割減する必要はありませんでした。4日待機と同じ感じです。本当はそんな必要はなかった。実際の生活にどう当てはめるかは、調べるとでてきます。
さらに、東京は接触割合8割の未達を続けてしまいましたが、感染は収束しました。5月の連休前後からの満員電車の報告を聞いた方も多いでしょう。流行のさなかに、アリーナの大会も開催されましたが何も起きませんでした。たぶん今後も一緒です。
ミスリードだけでなく数理モデルが日本では正しくないかもしれない。
「新型コロナ専門家会議 接触割合8割は未達で「長丁場を覚悟」 徹底した行動変容で感染者数を抑え込む」と、まるで、国民の努力が足りないためにコロナがゼロにならないから自粛を続けるべきと言わんばかりです。
じゃあ、薄く広くひろまった新型インフルエンザを行動変容でゼロにできるでしょうか。
コロナの人がいなければ、3密にしても大丈夫です。なにもないところから、3密にしたからといって無からウイルスはわいてきたりしません。集団内のウイルス保有者が極端に減れば3密も問題ありません。
今ウイルス持っている人も、直に治癒していくことでしょう。
PCRを大量にして無症状でも陽性なら社会からどんどん隔離すれば安心して暮らせるとおっしゃっていました。それも間違い。少数ならコロナ陽性の人がいても問題ない。具合悪くなった人だけ治療していく、というのが正しい。
白黒つける必要はありません。
「日本は、日頃の公衆衛生とお母さんたちの努力によるワクチン接種、国民皆保険でうまく切り抜けました。日本に住んでいて良かったですね。」とどうして言うことができないのだろう。
NHKの「WHO進藤奈邦子さんにきく」では、進藤さんが日本は医療崩壊も無くうまく乗り切ったので、成功例として海外で評価されているとおっしゃっていました。
人々は感覚で数理モデルが実情に合っていない気づき、東京では多くのお店が再開しはじめています。一方で感染者は減る一方です。国民の生き抜く生物としての感覚の方が学問の論理より科学的に正しい。
接触割合が達成できなくても勝手に収束に向かっている理由は・・・
☆1.3月の時点で、日本人が自然免疫や獲得免疫を得ていて前提条件が違っていた。
☆2.日本では、接触割合をそれほど下げなくても大丈夫だった。つまり、海外型数理モデルが当てはまらなかった。
☆3.クラスターつぶしが予想以上に効いた
☆4.日本人は、清潔な生活様式から発症しづらく重症化しにくい。
などがあげられると思います。薄く広く広がってしまっているから、3は考えにくい。4は、推測にすぎないけれど可能性としては存在する。クラスターは、院内感染以外は起きにくくなっている。言うことを聞かなかったイベントもありました。それでも何も起きなかった。それをどう考えるか。
数理モデルは学問になっているので学問としては合っているものの、日本の社会では前提がちがっていて当てはまらないのかもしれない。経済学者の予想が当たらないのと一緒です。パラメータが多数の未来を予想するのは難しい。
今回、国民生活は甚大な人災を受けました。官製不況も続きます。今後もそれを架空の恐怖のもとに押し付け続けるのは、合理的ではないし国民が納得しないでしょう。メディアと国民の溝は深い。今回の事で、国民はずいぶん覚醒しました。
「またどこかではやり始めたら、そこで考える」で遅くないはずです。そこからパンデミックになる可能性は低いと僕は思う。
コロナウイルスのスパイクタンパクS309に対する抗体が特異的で、中和抗体になることがCross-neutralization of SARS-CoV-2 by a human monoclonal SARS-CoV antibodyとして報告されました。日本ではSARSは流行しませんでしたが、交差抗体の可能性を示唆していることが注目すべき点です。獲得免疫の議論に一石を投じるでしょう。
数式モデルが現実と乖離しているのだから、「日本で」第2波、第3波が来るかもしれない、という予想も間違えている可能性が高い。小さい流行を一つずつ数えれば、第100波なんていうのもあるかもしれないけれど。
机上の数理モデルから離れて、現実をみつつハンドリングしていくべき。
安価なイベルメクチンも、適応拡大になり全国配備されそうです。その程度でよいです。
国民がたくさんのことを学び、新しい生活、新しい働き方を学んだ月日でした。
さあ、私たちの新しい世界の幕開けです。
がんばろう。
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