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2020年6月

2020年6月28日 (日)

第2波がくることより熱中症に注意

20200627-214851

今日は、簡単な図を掲載しておこうと思います。

アメリカの流行と死亡者の図です。

デモの3密の影響もあり、アメリカに第2波が襲っているようです。

ところが、死亡者をみると激減しています。

流行に遅れて、死亡者が増加する可能性は否定できません。
けれども、再増加に転じた6月初旬からすでに3週間が経過しています。

このように、検査が充実して見た目感染者が増えても
重症者が増加しなければそれでいいのです。

このウイルスは、流行り始めた時から国々によってどのようになるのか、
ある程度「運命づけられた」ウイルスだったのだと思います。

検査数をものすごく増やしても東京の発症者の増加は微増しただけでした。

さらに、ウイルス疾患は治って総数は減少します。

発生数と回復者がほぼ同数なのでその時点での陽性患者さんが増加し続けているわけでもありません。
発生しては重症化せず完治することを繰り返しているだけです(New Cases vs. New Recoveriesをご覧ください)。

これまで、似たウイルスに国民がさらされていたのか
医療体制はどうなのか、そういったパラメーターで決まってしまっていた。そう考えるのが自然です。
日本では、発症しては治ることを繰り返しているだけです。
そして、増えては減るという動的平衡のパラメータが1日数十人という少数ということだけです。

人間のやれることが少ないということに、もっと謙虚になるべきだとおもっています。

不安に思わず、暮らしていくことにしましょう。
湿度も高いので、熱中症対策の方が健康のために重要です。

人が少ないところなら、マスクを外し気味にして健康に留意していきましょう。

日本ではさざなみかもしれない遠い未来の第2波を心配するより、
今、目の前の熱中症に注意するほうが大切です。(追記6月28日)

2020年6月25日 (木)

Traps of new coronavirus antibody tests; Japan won only by the advantage of the ground, not strategy / PRESIDENT ONLINE に2本目の記事

President-online-0625

プレジデントオンラインに記事が公開されました。

日々ニュースで目にするグラフの印象が大きく変わると思います。

また、元気に日々の暮らしをしていくための情報をお書きしました。

ご苦労がつづいている方々も多いと思います。
一緒にガンバってやっていきましょう。

I also described English abstract.
English abstract
Traps of new coronavirus antibody tests

Japan won only by the advantage of the ground, not strategy

2020年6月22日 (月)

ラジオでお話しました

Radiko0621

6月21日日曜日の朝に
ラジオでウイルスや免疫、巨人の開幕戦、食べ物のお話をしました。

短い時間内にいくつもの話題をお伝えしたので、
幕の内弁当のようなイメージになっています。

RADIKOで1週間の間、繰り返し聴くことができます。

生島ヒロシさんの番組のときなどは、
PCで録音できるソフトをインストールしたり苦労したことを思いだします。

日曜日朝、いろいろしらべものをして文章をしたためていて時間が過ぎてしまっていました。

なので、僕もスマーフォンのRADIKOのタイムシフトのお世話になりました。

良い世の中になりました。

2020年6月18日 (木)

電車の中の大きな蛾モモスズメを逃がす

Momosuzume

朝、電車に乗ると一区画だけ人がいない場所がありました。

3密の予防? と思ったけれど空いていたのでその空間に移動。
最近は、一つの座席に一人しか座ってなかったりします。

つり革に使わまって、横を見るとスズメガが止まっていました。

でかい。

立派なスズメガです。モモスズメのオスのようです。カイコと一緒でおとなしいけれど、びっくりするとはばたいて地面に行ってしまう。踏まれたり、車内を追いかけることもできない。通勤中だし何も持っていません。

左側にとまっているスズメガを見ながら、よく考えました。彼も困っているはず。郊外の森から出て涼しくて暗い場所を探していたら、どんどん新宿に行ってしまうなんて。女性たちはみんなよけているし、今、この車両で虫と仲良しなのはたぶん僕しかいない。

予備のマスクがあったことを思いだしました。ノーズワイヤをまげて下部を手で押さえると、ちょうどよい空間を作れました。

スズメガは後ろ側が死角になっています。尾の方から近づいて両方の羽根を下から押さえてしまうと、彼らはばたつきません。
大きいけれど、基本おとなしい。

Photo_20200618095801

無事捕獲して、次にドアが開いたときに人に踏まれない場所まで急いで運んで放しました。

マスクには、残った鱗粉だけ。

時間が無くて、マスク内の蛾を写真撮影はできませんでした。
でも、マスク内の蛾を上から見下ろしたとき立派な触覚がとてもかわいい感じでした。
彼の複眼と目があった気がします。

スズメガや 扉ひらかれ 夏空へ  優仁

モモスズメにとっては虫に慣れた人の車両にのりこんだことが、自力では開けられない扉の向こう側へ行けるチャンスにつながった。彼の運も能力のうちです。そう思うと、彼が扉を切り拓いたと言っても良いかと思いました。

俳句は、自然現象の中に心象風景をうたうものです。通常は熟慮して風景を重ね合わせます。今回は、大急ぎで捕まえて放つという素早い作業の“疾走感”を素直に記しました。

慣れない車両の閉塞空間から、真っ青な初夏の自分の空にあけ放たれて飛び立つ風景。

脳の中に、まっすぐな方向をもった直線を描くことも俳句の大切なところ。

どんな時も、その場で環境に適応して全力を尽くすこと。
存在し続ける間、最大のパフォーマンスを上げる努力を続けること。

医療、文章、絵、俳句・・・みんなつながっている気がします。

それを夏のモモスズメは教えてくれた気がします。

2020年6月17日 (水)

夏の頭痛について取材にいらっしゃいました

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健保組合の雑誌の取材の方が見えられました。

夏の体調不良と、夏の頭痛についてでした。

雑談も面白かったです。

建設的なメディアの方がいらっしゃること多くなって、ちょっと嬉しいです。

一つずつ。

2020年6月16日 (火)

6月21日のラジオに出演します

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6月21日の9時30分、浜美枝さんの文化放送ラジオに出演することになりました。

衣食住に分けて、カゼをひきにくくする工夫をお話しました。

よろしくお願い申し上げます。

2020年6月15日 (月)

過剰なテレワーク依存への危険性

Jasmintag

僕はニンテンドーでネットを使ってゲームしています。
大切なオンライン診療も一緒でウエブ・ネットワークに依存しています。

コロナ被害でやむなくテレワークが推進されました。

お家で仕事できて効率化もはかれて、良いことづくめのようです。

メディアもこぞって、テレワークの良さを報道しています。しかし、メディアが喧伝(けんでん)している時こそ、それ自体に危険性があると考えましょう。だいたい近い将来、次にかならずその危機がやってきます。

ネットが使えなくなる問題は3つあります。

☆電力の遮断

☆主幹インターネット基盤の不安定化と破損

☆ネットへの攻撃、ハッキング

です。

大雨や何らかの北海道で起きたようなブラックアウトがおきれば、一発でネットはつながらなくなります。家のルーターが使えないから、多分みんな携帯の帯域を使うことになるでしょう。命を支えるインフラも仕事も映画も電波は区別しません。

誰かがバイオハザードの映画を見ているおかげで、インフラや伝染病の情報が流せないということもありえます。結構笑えます。

次に、インターネットは基本コンピュータ同士をつないでいる網の形をしています。電力網に似ています。電力供給も網の形をしているし、発電所も複数あるけれどブラックアウトして遮断・停電します。

DDOSみたいな攻撃やハッキングだけでなく、予想しない出来事で簡単に東京のネットがつながらなくなることもあります。特に海外とは、特別な海底光ケーブルで通信しているだけだから、切断されてしまうとそれまで。

衛星電話の回線でお仕事している人は少ないでしょう。

僕は、テレワークを否定しません。新しい可能性として定着すべきだと思っています。暑いし。
でも、大切なインフラについては、リアルなやり取りとりのしかたも担保しておくべきだと思っています。

さらに、リアルで移動は感染が怖いけど、リモートできないという両面(りゃんめん)待ちになってしまうかもしれません。そういったときこそ、カゼ・コロナ。コロナはカゼの一種だから、普通に働きに行きましょう。

恐怖は、思考停止と業務の停止やパニックを引き起こします。他国からのハッキングとか恐怖をあおられても、我々が心に仮想敵国を作らないようにしましょう。

カゼ・コロナ。心配しないで、ネットがダメになった時には働きにでましょう。ネットへの攻撃が来ているときには、止むのを待てばいい。
新幹線の切符は窓口で買えばいい。

インターネット網を守るシステムと、リスクヘッジのために大規模中継基地を分散させようとはしています。待ちましょう。

ネットが止まった、停電が続く、他国がネット攻撃している・・・そういわれても不安になってはいけない。ちょっと前まで、ネットなんかなくて黒電話だったじゃないですか。食べ物と水とラジオがあれば大丈夫。まだあちこちに、停電でも交換機につながる緑色の公衆電話も残されています。電話カード買っておけばいいです。

僕は、電車が止まった時のために家から秋葉原まで20km走ったり歩いたりできるようにしておこうと思います。街角に警察が立って検問が築かれて法律上からお上の許可が無ければ自由に歩けないなんて世界にならない限り、リアルの方が強い。

僕のクリニックには、アップルが最初にだしたUFO型無線ルーターをオブジェとして飾っています。わずか15年ほど前のもの。効率がわるくなるだけで人類が破滅するわけじゃない。

不安になったら、自分の手、自分の足、鏡で自分の顔を見て、『私は大丈夫。水さえあればしばらく持つ。』と思いましょう。そして、深呼吸して次を考える。焦って行動しないで、脳が処理するのを待つ。思考を邪魔して割り込んでくる自分の不安をあおるメディアの電源は、消してしまえばいい。

シンプルに自分のために自分の暮らしを作っていきましょう。

2020年6月14日 (日)

私たちには、大切なものを私たちのものにしておく自由がまだ残されている

Jasmintag

私たちには、私たちの時間と考えを私たちのものにしておく自由があります。

コロナの流行が終わり、コロナ被害とコロナ恐怖だけが続いています。その中で、これからトレンドになることを予想してみます。

ハラリ先生は、「国民の生体認証データを収集するようになれば、国民が自分の個人情報を自分で知るより」他者が知る危険性を語っています。私もご縁があった河出書房のサピエンス全史を読むと、より詳しくわかります。

携帯の情報から「あなたはコロナに濃厚接触されました、疑い患者です」あるいは「新型ウイルス疑いです」と言われてしまい、「公衆衛生のためです、国民の命のためです」といきなり有無を言わさず隔離される可能性を秘めています。元気でも。

また、流行していた時、「ウイルスをまきちらす」といって混乱を狙った人が世界中で後をたちませんでした。いたずらに濃厚接触することを排除できません。

携帯にインストールした私たちに情報を渡すかどうかは、ソフトを管理している人に委ねられていることを忘れないようにしましょう。なぜ、コロナは地震のように、ドコモやAU、ソフトバンクといったキャリアそのものが責任をもってアプリを公開しないのでしょう?

昨年2019年、東京に5月21日に大雨が降ったことを憶えているひとはいないでしょう。何回もその後くる台風の大雨のさきがけになった大雨でした。いつまでもその大雨のことを話しているようなものです。いつまでも、その大雨の思い出を語るひともいません。

実は、必要な情報のほとんどはラジオだけで十分と言われています。危機的情報は、ダウンロードできれば良くて自分の情報をアップロードは任意でいい。昔も今も変わりありません。

ソフトをインストールして、積乱雲が自分に近づいたらアラートを鳴らすようにしていたら夏にはおちおち外出できません。朝、情報を得て傘をもてばいいだけです。

いろいろな作業をすると、常に思考がそちらに奪取される。いろいろな作業をしないと「取り残されてヤバいんじゃないか」と思ってしまう。自分の貴重な時間と脳の働きを、自分のものにとりもどしていきましょう。

昨日、巨大な土木事業で良いことが一つもなかった漁業、農業の方の報道がなされていました。土木工事をした人は、もういません。物事は、やっている側に利があり、利用する人は利よりも大きなものを相手にあたえてしまうことも忘れないようにしましょう。

まだ、私たちには、私たちの時間と考えを私たちのものにしておく自由が残されています。日本は、まだ強制されない自由がある国です。
そのことを忘れないようにしましょう。

たとえば、中国ではで携帯のSNSソフトウエアに打ち込んだ文章の内容と顔認証監視カメラが組み合わされています。そこに、生体情報まで自分で提供する意味があるかどうか。

僕は否定も肯定もしません。よく考える時間が用意されています。焦る必要はありません。その場で決める必要もありません。大抵web上に公開されていてあとで作業できます。このような世の中なので、ニンテンドーやPLAYSTATIONの情報が流れてしまうと、僕の個人的なことが他の人にもわかります。SWITCHの抽選に外れてしまった日時とか。

大抵自分にとって良く無いものは、不安にさせて焦らせて急いで決断を迫るものです。この掲示をみたら忘れる前にすぐに、とか。

「あと30分しかありません。セールで安いのは今だけです。すぐ申しこまないと、あなたは損します。今すぐお電話を」みたいなもの。ゆっくり探すと、同じものが他社からもっと安く販売されていることもよくあります。人間が考えるには時間が必要なのです。脳はいつだって不完全。

落ち着いて調べることが大切です。写真だけとっておいてあとで考える時間があったときに、判断すればいいです。不安だったらアンインストールして、必要に応じてインストールすればいいだけ。もう、コロナのことはわすれて、流行り始めたら考えることにしましょう。

自分で判断する自由が日本にはまだ残されていること、その判断を自分でして良いという大切なことをお知らせしました。

2020年6月12日 (金)

コロナが出たらテレビを消して、脳を自分のターンにする。コロナ禍を使いこなす。

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初夏の川辺にカモがいて、エサを一生懸命食べていました。

人間の世界にはいろいろあるけれど、カモにはおいしい水草と水棲昆虫が一番大切なこと。

コロナ流行はいったん終焉し、東京アラートも解除されました。

流行らなくなってしまったので、メディアはその後の他の話題や世界の状況でコロナの話題で恐怖を生もうと引っ張り続けています。我々に感染しない状況なら関係ありません。

心配無用。

心配事にし続けて、われわれの脳を占有し続けたいのだろうけれども、無駄な抵抗にしてしまいしょう。脳をコロナで占拠させるかわりに有用なデバイス化させて、私たちがスキルアップする材料にして乗りこなす。

思考のコントロール権を我々にとりもどし、脳を自分のものに取り戻す。思考を、自分のターンにしましょう。

命が重要とか言って、思考停止する必要はありません。他人をチェックする必要もない。自分が何をしたいか、どう暮らしたいか、何を食べて何を聴いて、だれと一緒にいたいのか、そちらに意識を集中しましょう。

一つの都道府県に1人とか問題外です。ニュースの価値もない。他の疾患、たとえば熱中症の人の方がずっと多いでしょう。
昨日、熱中症のひとがいたはずだし、マスクをして行軍していた自衛隊の方も亡くなったけれど、報道されない。そっちの方が国民には重要にかかわらず。偏りは、もう明らか。

☆人間の脳は受け身です。目や耳に入ってきたものをとりあえず処理しようとする。だから、流行していない間は、コロナが出たらテレビを消す。

☆感染対策を続けることは他の感染症にも有効です。

☆免疫力を高める生活を考える。コロナ禍を乗りこなして、自分のためになるように自分の方法を編み出しましょう。

コロナで脳がいっぱいにならないようにしましょう。

自分にとって大切なことを大切にして、それに集中するカモを見習って生きていきましょう。

自分の脳にスペースをつくるために、コロナの話題がでたらまず消す。流行していない今、みるべきものはありません。

チャンネルを高校野球や巨人戦に変える、でも、夏の料理に変える、でも、YOUTUBEでも、あつ森やスプラトゥーン2オクトをやる、でもいいです。僕はいま、アボカドを水栽培しています。スキルアップをしていきましょう。

楽しく暮らしていきましょう!
私たちは、コロナ対策のために暮らしているのではありません。
私たち国民が生み出すものは、私たち国民の富であって他の目的のためではありません。
私たちは、私たちのために生きているのです。

マスク頭痛とテレワーク体調不良

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マスクをする機会が増えました。
いろいろなマスクが出回っています。

それにつれて、マスクをしていると頭痛がするという方が増えています。

マスクは通気性がわるかったり、
口呼吸による体温調節機能が低下したり
以前、TVプログラムでもお話した耳のゴムによる頭痛が起きたりします。

“マスク頭痛”と呼んでいました。

その他のメカニズムもあります。

予防や治療方法もあります。

今日学校の先生にお伝えしました。

テレワークでの体調不良(テレワーク体調不良)も重なっているので、
クリニックにいらした方に
まとめて良いアドバイスをしています。

従来のことがらからアドバイス行えます。

こういう状況下だからこその、頭痛専門医のアドバイスというのがあるんだと感じています。

2020年6月11日 (木)

SPLATOON2 OCT 省きながらクオリアを保つ秀逸性

Splatoonocto

スプラトゥーン2オクトのデザインは秀逸です。

PS5の圧倒的に高い描画能力とは違います。
人が、感じるクオリアをうまく利用している。モネの絵のようです。正確に省いて書くことで光を感じる。

PS5は、5でぜひVRでやってみたいい。

デフォルメされて描かれているけれども、質感を感じられるように作られている。

特にOCTOは、なかなかいい雰囲気です。

髪の毛のツヤツヤした髪の毛がユラユラする感じはとてもいい。
もともとテンタクルズのイイダのヘッドホンが吸盤とシンクロするデザインなのも秀逸。

テンタクルズは、巨大タコの映画の名前。

つゆになり、夏になってきました。
海を感じるスプラトゥーン2は、ぴったりです。

2020年6月10日 (水)

無症状の人からの感染はまれ 日本ではカゼ・コロナ3

Jasmintag

WHOの疫学の先生が、新型コロナは無症状者からの感染は「まれ」と発表しました。 

様々な方が、WHOを批判していますが、僕は信頼しています。

世界中にネットワークを持ち、一流の方々が沢山働いている機関です。

特に疫学調査に関しては一国ではできないことをしてきていて、その歴史の蓄積はゆるぎないと思っています。

症状のない人からもうつる“可能性が否定できないから”最大限の警戒をしなくてはいけないと、喧伝されていました。

熱も無くて健康なのに人にウイルスをうつしてしまうかも、なんて考えたら誰も生きていけません。

悪魔がいないことを証明しなさい、という、やれっこない悪魔の証明を国民に強いることは許されないと思う。
だから、会社も臆病になって、“具合悪いならどこかでPCRやってこい。陰性なら雇ってやる。”とか言われてみんな泣いている。

“私は具合悪くないけど、正常範囲だけど微熱があるから心配”と言ったとたんに“PCRやってこい。それまで来るな。”になる。
PCRやって陰性でも、まだ微熱があったらどうする? 明日もPCR?

ひどい話だ。そして、そういう圧力をかけてはいけない。社会を追い込む作業を止めてほしい。
極端にカゼ症状がひどくなければ心配しないで黙って様子見ていればいい。症状がひどくないなら、人にうつす心配なんかしなくていい。

知らないうちにかかって治っていたジャイアンツの選手だって、周りの人にうつしていなかった。開幕戦も予定通り。

国民全員、健康に生きているだけでコロナウイルス保有の可能性を考慮ですか?

ありえない。市中のウイルス保有者は極端に減っているはずだ。

それは、予定入院患者に院内クラスター予防のために全例PCRをしている医療機関のデータを出せばいいだけだ。
ポジティブなデータは、なぜか公表されない。

僕はWHOを信じる。ピークは自粛する前の3月末だった。それを、自粛が遅かったという分析結果にするのは恣意的。

日本のコロナはいったん終焉した。みんなの自然免疫や衛生管理や、国民皆保険で乗り切った。
その結果、カゼ・コロナで終わった。

僕らは、患者さんの不安を取り除くため、何回も胸の音を聴き、何回もSPO2を測って、何回も説明を繰り返した。
そして、必要なら何回だってこれからも繰り返す。

ひとこと発表するだけでいいじゃないか
“日本のコロナウイルス保有者は極端に減少しています。ひどいカゼ症状が無ければ、人にうつす心配はありません。ご安心ください。皆さん頑張りましたね。”
と。

でも、よく考えると、それって普通のカゼ・ウイルスと何も変わらない。

具合が悪くなったら、医療機関を受診し必要に応じて検査をすればいい。

それだけのシンプルな事だ。それも普通のカゼ・ウイルスと何も変わらない。
そもそもコロナウイルスは通常のカゼウイルスが変異したものだ。全く未知のウイルスではない。

医療機関が扱う病気は、コロナ以外のものがほとんどだ。

僕らはコロナウイルスのために生きているんじゃない。

みんな自分のために生きている。家族のために暮らしている。
それを忘れてはいけないと思う。

2020年6月 9日 (火)

コロナを恐れず難病の人のため診療を続けた思い出 日本ではカゼ・コロナ2

Jasmintag

外にはコロナウイルスが蔓延していて、外出しただけで感染してしまう。
あの人も、この人もコロナウイルスを持っているかもしれない。
電車のつり革なんてもってのほか。
スーパーで買ったパッケージもアルコール消毒してから冷蔵庫に。

そんな中でも、僕たちは通常診療を続けました。
上記は全てフェイクだと知っていたからです。

でも、マスクもアルコールも無事復活しました。

診療を続けて、通院加療が必要な患者さんを拝見しつづけました。

美容家の佐伯チズさんが筋萎縮性側索硬化症のために亡くなりました。

コロナの恐怖をメディアがあおっているさなかでも、難病の患者さんのための処置を地道にすすめていきました。

連日の通院を続けていただかざるを得なかったけれど、何も起きなかった。
ご家族も彼らも感染することはなかった。

東京高輪病院との医療連携を新たに結ぶところにまでなりました。
医療連携の看護師さんとも沢山おはなしして、連絡を取り合いました。

いろいろ大変思うところがあります。

僕らは今後も地道に、きちんとした診療を続けていこうと思っています。

2020年6月 7日 (日)

歴史は繰り返す、r>gはなにも変わらない

Jasmintag

オンラインの記事を書くために、過去のブログの検索をしていました。

12年前の2008年1月に、僕は新型インフルエンザのパンデミックについて書いていました
すっかり忘れていたけれど、今読み返すと新型コロナウイルスでも同じことが言えて既視感・デジャブになります。

何も成長していないばかりか、非効率性と歪(いびつ)さがさらに巧妙になった印象を受けます。

戦争なんて起きなくても、インフルエンザにやられる国と生き残る国で、国力に圧倒的な差が出る可能性が高い」なんて書くなんて、過去の自分をほめたい。

ベトナムやチベット、マレーシアなど中国辺縁国を見ればわかるように流行は収束しています。ロシアも収束に向かっています。第2波が来ている国はありません。(独りよがりにならないよう、必ず引用するようにしています。)

けれども、僕は予言します。

「国民の新型コロナウイルス抗体保有率は10%に満たない。集団免疫からは程遠いので、第2波が必ず来ます。恐ろしいですね。恐怖を忘れないようにしましょう。」というアナウンスが繰り返し流れるはずです。そしてそれを裏付けるように、「小規模クラスターが起きました」という報道がなされるでしょう。

それも数十人とかいうショボい数字にもかかわらず。それには理由があります。

すっかりお目にかからなくなった専門者委員会は解散してしまったのだろうか。収支決算をする義務があると思う。

救った人命と失われた経済損失など、コロナ災害の収支決算をしても良い頃合いだと思う。大人の死亡保険平均は3000−5000万です。死亡者は700人。対策をとらなかったらアジアで最も多い中国並みの5千人だったとして、約4千人が救われたとしましょう。多く見積もって、3000億円の人命が守れました。

コロナ被害の総額は45兆円にのぼります。45兆円で人命を守りました。

それに対する経済出動は100兆円を超えます。合計約150兆円使いました。

問題は、45兆円のコロナ被害を受けた人が補助をもらえるのではなく、国民の合意なく恣意的に決められた人々に100兆円が配られることです。

うまくいっていた仕事が停止した人もいるでしょう。
倒産の憂き目にあったひとも、職を失った方もおおいでしょう。
僕が好きなトレーニングジムも、プールも風前の灯になってしまっています。
下町の飲み屋さんもお蕎麦屋さんも、交通機関の人々もみんなそう。
そこには、補助金はいかない。かわいそう。

国民の稼ぎを削いでおいて、ちがうところにお金があてがわれる。
経済の再分配を恣意的に行っていることを意味します。

法律というルールがある税金は、富の再分配を行い平等化の意味をもちますが、
議論の結果ではない補助金は恣意的な分配による富と権力の偏位を加速し固定化します。

国民がコロナ災害であえいでいる一方で、米国では富裕層の資産が増えたことが報告されています。
コロナ騒動そのもので富の偏位・かたよりはさらに増大していました。補助金はそれをさらに加速し、固定化します。

見方が偏っているかも知れませんが、国民の富を減らして恣意的な再分配をしているようにも見えます。

コロナ恐怖→経済の停止→補助金取扱い者→国民
コロナ第2波の恐怖→経済の再停止→補助金取扱い者→国民
コロナ第3波の恐怖→経済の再再停止→補助金取扱い者→国民・・・
このループで大きくなるのは、お札を刷る人と取扱者だけです。

魚をつかまえる鵜飼と鵜のようです。

鵜があえいでいるときに、鵜匠に補助金を出して鵜を救おうとするようなものです。
直接、鵜を保護すればいいのに。世の常として、そういうことはおきません。

持続化給付金について、こちらに掲載されています。
困っている僕らに向けてお札はたくさん印刷されるけれど、お札のほんの一部しか私たちには来ません。

専門者委員会も政府も、僕らにお勧めをしただけで強要はしなかった。
嫌ならやらなくてもよかった。
困窮も補助金の歪みも、いつものとおり国民が自分でやった自己責任。

ループをまわすエンジンは、私たちが抱く恐怖心。自分で自分の首をしめている。
私たち国民は、そこに気づかないといけない。

コロナを通してピケティ先生のr>gがさらに加速しています。

あんなに細かく法律で決められている税金に詳しい税金の専門家さんは、超法規的に国家予算の10−20%のお札を刷って適当に分配することに違和感を感じないのだろうか。来年も10兆円お札印刷するのかなぁ。2兆円の消費税とか税金みんないらないかも。

じゃないと、いつもの重税に今回の10兆円のコロナ対策税というのが乗っかってきそうです。国民に税金を重層して、そのお金を今使うしくみ作りの一つ。

10年前の新型インフルの時に手を打っておけば、今回の費用は少し節約できたかも知れない。政策に瑕疵があればあるほど、誰かの仕事が増える。真菌まみれのガーゼマスクの点検に10億円弱さらに追加されたのと一緒です。

でも、力を持たない僕にはなにもできない。だから僕は嘆くけれども、誰かを責めることにエネルギーを使わないことにしています。
それに状況を分析して、みんなを啓発するのはジャーナリストさんや経済学者さんのお仕事だし。

いちおう記しておきます。
きっと何も変わっていない10年後に役に立つかも知れない。

僕は、目の前の患者さんの治療が一番。

今週はラジオの台本を直したり、いろいろなお仕事をすすめました。

僕らにとって、コロナは大きな問題ではありません。
日々の生活を大切に暮らしていこうと思っています。

今日は、どうぶつの森の島に株を売りに来る。
きのうは、ジンベイザメやサメがたくさん釣れた日だった。そういったことを丁寧に生きていこうと思っています。

2020年6月 4日 (木)

PCR陽性を気にしない新しい日々の開幕

Jasmintag

感染専門委員の先生ではなく、プロ野球選手たちが現実に即した新しい未来をつくってくれました。

“【巨人】コロナ陽性の坂本と大城「症状なし」のため14日間自宅待機は適用外”とのこと。

PCR陽性だが、発症していない無症状の不顕性感染なので現場から離脱する必要は無い。新型コロナウイルスのIgG抗体までできていたのでPCR陽性でも治癒したものにする。

とのことです。新しく良い判断です。PCR陽性陰性で断罪することの無意味さを教えてくれています。

プロ野球を見るときには、スター選手がPCR陽性でも他の選手たちとベンチで3密のところを応援しましょう。
それでいいからです。

さて、小学校。

PCR陽性の子供たちはみんな無症状でした。選手たちのようにRNAのカケラしかなくて、治ってしまった後だったかもしれません。抗体価は調べていないので不明なのですが。

それだけで、休校になってしまいました。
そしてクラスターと名付けられた。

プロ野球選手は複数がPCR陽性でした。小さなクラスターだったかもしれないけれど、そういわれていないのもいい。開幕戦を皆楽しみにしています。僕も楽しみにしています。枝豆を用意したい。僕は葛飾の下町の人間なので、開幕戦を応援するおじさま方の姿も応援したい。

子どものころ、ドームになるまえの後楽園に巨人戦を父親につれられて内野席や外野席に見に行ったことをおもいだします。

これからは、PCR陽性でも無症状なら自宅待機はしなくていいという新たなスタンダードの元に暮らしていくことでしょう。

ありがとう、選手たち。
ありがとう、巨人軍。

2020年6月 3日 (水)

僕らには選択肢があるだけいい カゼ・コロナ

Jasmintag

私たちの住んでいる日本。

ゆるい規制で何とか乗り切っています。

いろいろ思うところがあるけれども、日本のやり方は捨てたもんじゃない。
治療方針決定のために発症者だけPCRやることは、すばらしい方法論。

無駄に検査を増やすのは無症状の陽性者を大量生産して、社会から離脱させたり魔女狩りの対象にすることにしかならない。
そんなことしたって、一時しのぎに過ぎず必ず再燃する。

僕ら日本は、多少の無症状感染者をだしつつも経済を回すことを選択しつつある。
収束を目標にする必要はありません

ましてや、日本の国土や地球上からのコロナ絶滅を目標にする必要もないしできない。

このまま、適当にのんびりやっていけばいいんじゃないんだろうか。


巷で無数に起きている感染の連鎖の一つをみつけて『波』と呼ぶのなら、何回でも数えればいい。

東京や地方都市の数十人の無症状感染が第2波とすれば、第100波まである。他の地方も一緒だ。

見えない波が無数に存在するから、目に見えるものだけを数えても無意味だ。

やりたければPCRを毎週やって波を数えていけばいい。陽性者は増えても、重症者はふえない。陽性であることの意味を失う。やっていない地方の波はカウントされないから、やるだけ損になり検査自体の意味が失われる。

そもそも、インフルだってアデノだって胃腸炎だって、耳下腺炎だって、僕らは毎年うつしうつされクラスターしながら暮らしている。それらのウイルスの流行だって、立派なクラスターだ。

コロナはその一つに過ぎない。恐怖のフォーカシング・イリュージョンの魔術から逃れたいなら、そういった相対化も一つの手段だ。

どういう方法をとっても、未来は変わらない。
人間よりずっと昔からウイルスを制御することは難しい。原子力をコントロールできそうでできないことに似ている。特に、発症しないウイルスの制御は不可能だ。

僕らは一過性流行のカゼ・コロナ対応のためだけに生きているのではありません。

エネルギーを建設的なものに振り向けていきましょう。

僕らの日本には選択肢の自由があるだけいい。

2020年6月 2日 (火)

始めてコロナウイルス抗体を検査した日 / 日本ではカゼ・コロナ2

Jasmintag

今日は、和田秀樹先生のページを紹介していただき、表題を通覧して“先生らしいなぁ”とほほ笑んでしまった日でした。

先生がお書きになっている試算は、たぶん正しいとおもいます。感染者のすそ野は見えないぐらい広く、感染経験者の全体数はとてつもなく多いでしょう。その中の具合の悪くなった人の比率は、*日本では*とてつもなく少ない。

こういったすそ野がみえない感染症は、人間が実態をつかむことは不可能です。それに、広がりを抑えることもできない。人間には、不可能なことがたくさんあることを認識して謙虚になるべきだとおもっています。

クリニックでは、やっと信頼できるFDAにも認可されている抗体検査を行うことができるようになりました。人間がやれるようになれたことの数少ない事のひとつだと思っています。

早速常連の美しい患者様お一方が、お母様も勧めているとのことで希望されたので採血検査をおこないました。

一人目の患者様。

採血検査による比色定量がやはり正確です。

抗体検査はPCRや抗原検査とは異なり、リアルタイムの結果を求められません。
その代わり正確さが要求されます。
佐々木欧先生が、患者さん配布用のわかりやすい資料をつくってくださいました。検査の方に配布する準備もしました。

僕は、政治的なことや私情をできるだけ抑えて書くようにしています。人の感情の動きはその人の問題であって、読んでいる方には無縁のことなので嫌な気持ちになるかもしれないと思っているからです。

和田秀樹先生のこんな記事は読んでいてスカッとしました。僕自身は、こういう感じのものを読むのは結構好きです。先生とはBSテレビ番組を何回も共演したこともあり年賀状をやりとりしたり、ときおりお便りいただいたりしています。洞察力は一流です。餅は餅屋。

悲嘆にくれるだけでなくきちんと情報発信しなさい、と励ましをいただいた日でもありました。
一緒に協力してくださっている方が、新しいものを生み出そうと、大急ぎで作業してくださってもいます。
管理栄養士さんの復職の日程調整もしました。

まだまだ患者さんの恐怖心は強く、外来の患者さん少ない日々が続いています。メディアに植え付けられた恐怖は幻想にすぎないけれど、魔術が解けるまで時間かかるかもしれない。その中で毎日いろいろなことがあって、毎日建設的にやるべきことを皆で協力してやっています。

毎日を丁寧に生きる、その大切さを見つめ直す日々になっています。

失うものがあれば、得るものがある。

これから カゼ・コロナの記事は、
 “僕らは一過性流行のカゼ・コロナ対応のために生きているのではありません”
で〆ていこうとおもっています。

もっと大事なもののために、皆暮らしているのだから。
カゼウイルスのコロナは、それを邪魔するノイズの一つに過ぎない。

2020年6月 1日 (月)

雇用をまもることは、仲間を守ること

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新しい食事メソッドの具体的な作成が進んでいます。

コロナで世の中が止まっていても、診療を続け、負けることなくみんなのためになる計画を進めています。

長寿者の方々が食べている食材や内容が明らかになってきています。

保育園が閉じていて、出産後の栄養士さんが来られなかったのですが、7月か8月からの復帰が決まりました。

診療をつづけ、雇用を守ることを頑張ろうとおもっています。

それは、同じ志の仲間を守ることにもつながります。

一つずつ。

 

追記

というエントリを書いたら、“コロナ陰性を証明しないと働けない”なんていうふざけたことが横行していることが報道されました。

無いことを証明するのは、悪魔がいないことを証明することに近くて不可能。しかも、コロナにかかっていないことを調べる方法も無い。

この行為には、3点で誤りがあります。

 

1.できないことを強要していること

2.いろいろな治癒する感染症を理由に雇用中止を宣告していること

3.潜在的にかかっていても発症しなければ病気ではないこと

 

コロナを人にうつすとか気にしすぎです。こういった発症しない感染症を制御する技術を人間は持ち得ない。初期にPCRを多用して封じ込めても、封じ込めなくても、結果は同じになります。かかる人がかかっていき、流行が収束する。人間がやれることには限りがあります。

治る病気を理由に解雇してはいけないのは、当然の理由。

コロナも日本では、カゼ。発症しなければ疾患ではない。日本からコロナをゼロにしようなんて思わない。コロナを警戒する目的は“重症な人の多発を抑え、医療のひっ迫をなくすこと”だったはずです。

隣の人がコロナでも、自分がコロナでも、発症せず気がつかなければわからない。それは罪じゃない。わからないことが罪なんていうから、みんな心が病んでしまう。病気じゃないなら、放っておけばいいです。元気出しましょう!

もし、微熱なんかじゃなくて肺炎の人が多発したら、その地域でその時考えればいいです。そのマインドセットの変換が必要です。

そういった意味でも、無症状者の多発をクラスターなんて呼んでいるうちは、まだまだです。変に調べて陽性になった人、特に子供なんかはかわいそうです。人間はそんな高尚じゃない。高尚じゃないから、職場であやしいだけで差別されている。そこが判っていない。

きっと日本全国どこでも潜在的に起きていることです。放っておけばいいし、知る必要もない事です。繰り返しますが、知る必要がないことはグレーのまま忘れていけばいいのです。

国民に支持を出す司令塔のコロナ感染対策専門委員会の議事録は終了して破棄され、指示を出した側はすべてを忘れています。もう既に指示の根拠は忘却の彼方になっているのに、国民だけ一生懸命になる必要はありません。

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