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2020年6月10日 (水)

無症状の人からの感染はまれ 日本ではカゼ・コロナ3

Jasmintag

WHOの疫学の先生が、新型コロナは無症状者からの感染は「まれ」と発表しました。 

様々な方が、WHOを批判していますが、僕は信頼しています。

世界中にネットワークを持ち、一流の方々が沢山働いている機関です。

特に疫学調査に関しては一国ではできないことをしてきていて、その歴史の蓄積はゆるぎないと思っています。

症状のない人からもうつる“可能性が否定できないから”最大限の警戒をしなくてはいけないと、喧伝されていました。

熱も無くて健康なのに人にウイルスをうつしてしまうかも、なんて考えたら誰も生きていけません。

悪魔がいないことを証明しなさい、という、やれっこない悪魔の証明を国民に強いることは許されないと思う。
だから、会社も臆病になって、“具合悪いならどこかでPCRやってこい。陰性なら雇ってやる。”とか言われてみんな泣いている。

“私は具合悪くないけど、正常範囲だけど微熱があるから心配”と言ったとたんに“PCRやってこい。それまで来るな。”になる。
PCRやって陰性でも、まだ微熱があったらどうする? 明日もPCR?

ひどい話だ。そして、そういう圧力をかけてはいけない。社会を追い込む作業を止めてほしい。
極端にカゼ症状がひどくなければ心配しないで黙って様子見ていればいい。症状がひどくないなら、人にうつす心配なんかしなくていい。

知らないうちにかかって治っていたジャイアンツの選手だって、周りの人にうつしていなかった。開幕戦も予定通り。

国民全員、健康に生きているだけでコロナウイルス保有の可能性を考慮ですか?

ありえない。市中のウイルス保有者は極端に減っているはずだ。

それは、予定入院患者に院内クラスター予防のために全例PCRをしている医療機関のデータを出せばいいだけだ。
ポジティブなデータは、なぜか公表されない。

僕はWHOを信じる。ピークは自粛する前の3月末だった。それを、自粛が遅かったという分析結果にするのは恣意的。

日本のコロナはいったん終焉した。みんなの自然免疫や衛生管理や、国民皆保険で乗り切った。
その結果、カゼ・コロナで終わった。

僕らは、患者さんの不安を取り除くため、何回も胸の音を聴き、何回もSPO2を測って、何回も説明を繰り返した。
そして、必要なら何回だってこれからも繰り返す。

ひとこと発表するだけでいいじゃないか
“日本のコロナウイルス保有者は極端に減少しています。ひどいカゼ症状が無ければ、人にうつす心配はありません。ご安心ください。皆さん頑張りましたね。”
と。

でも、よく考えると、それって普通のカゼ・ウイルスと何も変わらない。

具合が悪くなったら、医療機関を受診し必要に応じて検査をすればいい。

それだけのシンプルな事だ。それも普通のカゼ・ウイルスと何も変わらない。
そもそもコロナウイルスは通常のカゼウイルスが変異したものだ。全く未知のウイルスではない。

医療機関が扱う病気は、コロナ以外のものがほとんどだ。

僕らはコロナウイルスのために生きているんじゃない。

みんな自分のために生きている。家族のために暮らしている。
それを忘れてはいけないと思う。

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