始めてコロナウイルス抗体を検査した日 / 日本ではカゼ・コロナ2
今日は、和田秀樹先生のページを紹介していただき、表題を通覧して“先生らしいなぁ”とほほ笑んでしまった日でした。
先生がお書きになっている試算は、たぶん正しいとおもいます。感染者のすそ野は見えないぐらい広く、感染経験者の全体数はとてつもなく多いでしょう。その中の具合の悪くなった人の比率は、*日本では*とてつもなく少ない。
こういったすそ野がみえない感染症は、人間が実態をつかむことは不可能です。それに、広がりを抑えることもできない。人間には、不可能なことがたくさんあることを認識して謙虚になるべきだとおもっています。
クリニックでは、やっと信頼できるFDAにも認可されている抗体検査を行うことができるようになりました。人間がやれるようになれたことの数少ない事のひとつだと思っています。
早速常連の美しい患者様お一方が、お母様も勧めているとのことで希望されたので採血検査をおこないました。
一人目の患者様。
採血検査による比色定量がやはり正確です。
抗体検査はPCRや抗原検査とは異なり、リアルタイムの結果を求められません。
その代わり正確さが要求されます。
佐々木欧先生が、患者さん配布用のわかりやすい資料をつくってくださいました。検査の方に配布する準備もしました。
僕は、政治的なことや私情をできるだけ抑えて書くようにしています。人の感情の動きはその人の問題であって、読んでいる方には無縁のことなので嫌な気持ちになるかもしれないと思っているからです。
和田秀樹先生のこんな記事は読んでいてスカッとしました。僕自身は、こういう感じのものを読むのは結構好きです。先生とはBSテレビ番組を何回も共演したこともあり年賀状をやりとりしたり、ときおりお便りいただいたりしています。洞察力は一流です。餅は餅屋。
悲嘆にくれるだけでなくきちんと情報発信しなさい、と励ましをいただいた日でもありました。
一緒に協力してくださっている方が、新しいものを生み出そうと、大急ぎで作業してくださってもいます。
管理栄養士さんの復職の日程調整もしました。
まだまだ患者さんの恐怖心は強く、外来の患者さん少ない日々が続いています。メディアに植え付けられた恐怖は幻想にすぎないけれど、魔術が解けるまで時間かかるかもしれない。その中で毎日いろいろなことがあって、毎日建設的にやるべきことを皆で協力してやっています。
毎日を丁寧に生きる、その大切さを見つめ直す日々になっています。
失うものがあれば、得るものがある。
これから カゼ・コロナの記事は、
“僕らは一過性流行のカゼ・コロナ対応のために生きているのではありません”
で〆ていこうとおもっています。
もっと大事なもののために、皆暮らしているのだから。
カゼウイルスのコロナは、それを邪魔するノイズの一つに過ぎない。
« 雇用をまもることは、仲間を守ること | トップページ | 僕らには選択肢があるだけいい カゼ・コロナ »
「02.お役立ちの話題」カテゴリの記事
- 小説「虐殺器官」とリアル(2024.04.23)
- 2023年も終わりに近づきました / 虚構が終了し人災が認識され始めている時に(2023.12.23)
- 孤独でも歩く勇気を持とう 自由と多様性は集団を守る力になる 全滅を防ぐ(2023.08.06)
- 好きなものを作り好きなものに囲まれて好きなように暮らす(2023.07.16)