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2020年7月12日 (日)

救急はガラガラだった現場医師のはなし / メディアによるキャンペーン

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僕が「穴を掘ろうと思っているのに、花を守るためにリアーナがとうおせんぼをしている」と伝えればそう見えます。

本当は、体操しているリアーナのそばで化石を掘っているところです。

このように人は、自分のうかがい知らない事柄を伝える専門の人を信じる傾向があります。

メディアのキャンペーンはそういったものでした。
ひどいはなしです。

こちらに、4月下旬にはコロナの流行は収束に向かう方向が確実になっていたことが明らかになっています。救急に携わる現場の麻酔科の先生の、データを添えたお話です。

ECMOの使用数が激減していて、ICU使用率が5月はとても低くい状態だったことがしめされています。

この事実は、当時ジャーナリストさんが伝えた現場の話と一致します。
「全国の救命救急センター長が医療崩壊に違和感を持つ意理由」は、なんと4月21日の記事です。

4月中下旬ごろニュースの見出しを少し挙げてみます。

新型コロナ 病床・感染症専門医の不足が深刻、医療崩壊の危険性が高い都道府県は
東京、石川は病床が逼迫 などなど。

そして、ギリギリまで追い込まれた医療者を応援キャンペーンがつぎつぎに繰り広げられました。

医療現場を応援ハッシュタグ、これからは長期戦の疲労 などなど。

感染が収束してしまって肩透かしだったことのは、皆さんご覧の通りです。

こちらにも、事実とキャンペーンの乖離を指摘したサイトがあります。
どこでも、みんな医療ひっ迫、医療崩壊キャンペーンを行なっていました。逃げ場のない不安を継続させ、国民にこれ以上ない恐怖を植え付けることになりました。

僕が、当時いろいろな先生からお伺いしていたことが事実だったことを確認してホッとしています。目の前の現実が報道と全然違っていて、「何これ?」とずっと思っていた。

さらに、それにもとづいて2月からずっとずっと患者さんに「日本は日本のコロナを考えればいいから、安心してください」と伝えられて良かったと思います。

正しいことを譲らずお話しし続けられて良かったです。
援軍がたくさんやってきました。プレジデントオンラインさんやジャーナリストさんが僕を見つけてくれて、ファクトフルネスを応援してくれました。

経済優先で感染症を無防備に突破することを言いたいのではありません。選ぶ必要さえない状況であることを伝えたかった。命の選択なんて必要ないので、日本ではしなくて大丈夫です。

日本は世界の中でも、流行らないアジア周辺国のひとつ。すでに、6月下旬にはAFPが地図にしてくれていました。
国によって流行の形態がことなる。そのたった一つのこと。

洪水で困られている方は、不安に思わないで災害復旧に力を注いでください。避難しながら、頑張ってください。僕は心からそう願っています。恐怖キャンペーンが植え付けたフェイクの不安を振り払っていただいて大丈夫です。

避難している方々がどうした方がよいのか、全国民に向けて感染対策チームや専門者会議は説明する責任があると僕は思っています。どんな状況で、どうすればいいのか災害にあわれた方の不安を取り除くことも仕事のはず。焚きつけて取り締まって自粛させることが任務ではなく、感染を制御して人の安全を守り続けることが仕事のはずです。

破壊と縮小は簡単だけれども、作り上げるのは途方もない努力の持続が必要です。
コロナ専門医療機関の分離と設立も行わないで、同じ建物内で症状を出さなない見えない敵とたたかうのは分が悪すぎる。ステルスな外敵とたたかう技術を人間は手にしていない。

これまでの流れだと、人があつまって会話を近い距離でするとクラスターすることになっています。若い人に感染症が多いので、若者がボランティアに集まらない方がよいのでしょうか?それでいいのでしょうか?

こちらに更新が止まってしまった専門者会議の提言を掲載しておきます。
彼らにとって終わった話だったとしても、コロナ災害と人々の必要以上の恐怖心と不安は継続し続けて国民をむしばみ国益を毀損しつづけています。災害に苦しむ人々をさらに追い込んでいます。

東京は汚染地区だというのなら、東京からボランティアに行ってはいけないの?
事実と異なることをするから、こうなる。

どうしたらいいのでしょうか?もしかしたら、やりっぱなし?責任ある人々だからそんなことはしないでしょう。

国民は、関東の若者が九州に手伝いにいってよいかどうかの指示を待っている。国民全員が、日本人が日本国内を移動してよいかどうかの専門者からの判断を待ち続けている。僕らに自粛を強要したように、TVで繰り返しどうしたら良いのか直接話かけてほしい。

リアーナは通せんぼをしているのではなく、朝の体操しているだけだった。
新型コロナも、日本人には季節性コロナの延長にとって過ぎなかった。

ただそれだけなのに。

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