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2020年9月 1日 (火)

コロナ災害が明らかにした未来をともす灯り /  きちんとした臨床医なら先が読める

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引用 Wordometer

ノーガードで日本でも批判の多かったブラジルです。

マスコミは、ブラジルの流行が終わりそうになったとたんに、もう報道しません。都合のよいものです。

僕は、臨床医として2月からずっと同じことをお話しし、その通りに推移してきました。きちんとした臨床医なら、日本での新型コロナのふるまい、コロナの未来が全て見えていたはずです。僕の判断は、極めて少数だったけれど全て正しかった。

PCRも条件によって結果が異なるし時間がかかるし手間が大きすぎるから、大量の臨床検査につかう技術としては未熟ではないかという指摘もしてきました。それが普通の現場の兵隊としてはたらいてきた医師の感覚だ。ジャングルに潜むゲリラ全員に対して、大人数で装填に時間がかかるロケットランチャーで対応するようなもんです。弾を準備している間に、弓矢でこっちがやられてしまう。

正しいのに圧倒的少数で声を上げる人が皆無というのは、初めて経験したけれど恐ろしいものでした。自分が間違っている気分になるし、孤独はつらい。しかも、それを表明し続けるのはすごく辛い作業でした。でも、今は少しだけど人々を守れたんじゃないかと思っています。

勇気をもって、リアルタイムにサイバーエリアに情報をあげて、自分の患者さんを守ろうとしてきたことはとてもよかった。ブログを印刷して患者さんに渡してきたけれど、TVの悪影響は大きかった。「先生はそういうけれど・・・」といって、ブログのコピーが置き去りになることもありました。

そして、メディアは何の責任もおわず忘れる。でも、僕らは誰も彼らを信用しない。そして、私たち国民視聴者のやられた側は、やった人を忘れない。どれだけ被害を被ったか。

現在、ブラジルは感染者と回復者が拮抗していて平衡を保っています。

感染症の流行は、発症者と治る人が混在します。

このような、拮抗状態は感染者が多くてもどんどん治っていることを意味しています。

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実際、新規症例も死亡者数も減少に転じています。

日本は3か月早く6月から同じ状況になっていました。きちんとした臨床医なら先が読めたはずです。どの人にも先が読めなかったら、僕も先が読めなかったはずです。

Ncnrjapan20200901

そのころ、日本の専門者は10万人が死亡、数万人が死亡と騒いでいました。PCRを数百倍に増やして判明者を激増させても、陽性率は不変だった。つまり、蔓延していて検査数に応じて陽性者が増えただけだった。その検証はなされなかったので、プレジデントオンラインに考察を載せていただきました。きちんと引用を明記し、英文アブストラクトも掲載しています。

どの人がどの発言をしたかは、私は問いません。

しかしながら、医学的に誤ったことを誘導したことは、サイバー上に残り続けることでしょう。
私たちは、どの人がどの発言をしたかを、今後も検証し続けることができます。私自身は、あまり興味がないので誰かが「コロナ脳語録」を作ってくださることでしょう。誰が何万人死んでしまうと語ったか、数を棒グラフにしても良いかもしれません。また、どれくらい些細なことで感染してしまうと脅したかミクロ競争もいいかもしれません。世の中には、職人と呼ばれる優秀な方がいっぱいいらっしゃいます。

その作業はその方々にお願いしするとして、私は次のステップに行こうと思っています。

人に恐怖を起こさせ、不安を継続させる黒い霧が覆いました。それだからこそ、その中でも輝き続ける星や灯りが判るようになりました。そして、人々に希望を与える、人々を応援する人々が判るようになりました。

また、そういった絶望的な状況の時に、閃光弾を上げ続け少ない陸地のありかを教えようとする貴徳な人々も少数ながら存在しました。そういった人々にあたたかな手を差し伸べてくださる人々やメディアも存在しました。

私は、その御恩を忘れません。そして、その多様性が存在する日本に感謝しています。あのような黒いブラフがTVから雨あられのように降り注ぐ中、正しいからと言って私に手を差し伸べてくれた極めて少数のメディアの人々の決断は勇断だったと思います。

そういった人々と、次の歩を進めていきたいと思います。

また、どんな時も一緒に患者さんを守ることに徹した佐々木先生、山田先生をはじめとしたスタッフたち、仲間を誇りに思っています。地雷や放談が降り注ぐ中ジャングルで、一緒に戦いました。

また、どのような状況だったか教えてくれた救急の現場の先生方にも感謝しています。おかげでテレビで、事実を歪曲誇張してお話しされる人を判断することができました。ジャングルの中で、閃光弾やマーカーを空にあげて地図を示してくださった方々です。現場の優秀な志ある兵隊同士は助け合うものです。メディアと違って信頼できる。

そんな中でも、私どもを信じて通院してくださったたくさんの患者様にも御礼申し上げます。

自粛要請の中でも通院してくださった患者様が「先生のブログや情報が北極星のようにいく先を照らしてくれています」とおっしゃって頂けたことは、私の宝です。

その時も今も、コロナは変わらないウイルスです。もう、日本中の人数をカウントしたり路線を報じなくてもいいのですか?後遺症についての続報やめちゃうんですか?PCR全員に毎日やらなくていいんですか?流行は実際どうだったのか、検証番組は作らないんですか?台風がきたら、台風の情報で終わりですか?みんなが忘れたころ、アクリル板は外すんですか?上が開いているのに透明板って、ウイルスはじくんですか?

東京は清浄な地域になりましたか?今でも毎日100人ぐらい陽性者が出ています。ほとんどが元気な人ですが。東京の人は、まだウイルスだらけですか?

コメンテーターたちはひと月前のこともすでに忘れて、動物や熱中症や台風の話をしています。大雨が降ったら「命を守る行動を」の大合唱になること間違い無しです。

コロナで心病んだひとびとや仕事をたたまざるを得なかった人々、解雇された人々は、消費され既に忘れ去られた犠牲者です。

何かがあると、その時に本当の人間の価値がわかるというものです。敵が攻めてきた時に、敵の強さを喧伝して人々を不安に陥れる人、果敢に立ち向かう人、観察して戦略を練る人、人々の不安を落ち着かせようとする人、危機を利用しようとする人、様々です。

僕は、謙虚でありつづけたい。いつでも正しい情報のもとに、より良い医療ができる医療者になれるよう勉強を続けて技を磨き続けようと思っています。

今回の事で判ったことがたくさんあります。未来を育てる能力のある素晴らしい仲間たちと、私は歩を進めます。

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