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2020年9月 4日 (金)

「自助、共助、公助」考

Marunouchisen1013_20200904092501

「自助、共助、公助」というあまり上手でない字で一生懸命書いた感じのフリップを拝見しました。

僕はノンポリだから、できるだけ政治や宗教の話はしません。

でも、不思議な言葉だったので、ずっと考えていました。
「自助、共助、公助」

何もないところから、苦学して自助し、頑張って助けあって共助し、現在は公助されているというように思いました。そして、皆も頑張ればこうなれるんだよ、と伝えたかったのかもしれません。フラットなお話の仕方なので、だれも憶えていない校長先生の標語のように、スラっと流すところでした。

でも、何かひっかかっていました。「自助、共助、公助」 。

僕は、日本が国として「自助、共助、公助」すべきだというように言いたかったのかな?と思いました。そうすると面白い。

これまでは、終戦後の庇護のもとにあったけれど、これから自助しなくてはいけない。
オーストラリアやフィリピンなどのオセアニア、東南アジアの周辺諸国と共助しなくてはいけない。
それが、今起きている再編によって行われる英米、欧州、中露、中東、アフリカ、中南米の大陸別6ブロック。
世界を俯瞰して、その中の第7ブロックのビジョンを持つことでブロックリーダーとして世界を公助すべき。

それぞれのブロックが潰し合うのではなく、力を伸ばして全体のパイを大きくし豊かになっていく。前時代の宗主国と植民地バナナリパブリックでは、得られない未来を作っていく。

個人が努力して伸びなくては、国力は伸びない。自助。
国内インフラをして助け合わないと、国家経済は伸びない。共助。
国際社会の波のなかでのビジョンが無いと、国の未来が無い。公助。

そう考えると、意味深い言葉です。

日本は不思議な国です。
国民が過度にラジカルでもないし、西欧にないアジアンなよろずの神の考え。なんとなく民主主義。

中国もロシアも資本主義をとりいれていて、昔の2色に分ける考えではもう生き残れない。

世界の中でも、独特のブロックを形成してリーダーになるべきではないかと思います。世界が望んでいるなら、そうなればいいです。自分で進んで押し分けてなるようなものじゃないし、そうしてはいけないから。望まれたら、その形になればいい。けれど、努力しなくてはその形にならない。

このように「自助、共助、公助」という言葉は、幾重にもマトリョーシカのように入れ子模様になっています。マクロはミクロを模倣するというフラクタル。

「自助、共助、公助」を考察するコラムが全然みつからないので、ここに記しました。コラムニストは、そういったことを考察するのが仕事なんじゃないんだろうか?

まあ、でも国民の中には、一つヒントを与えると考察する人もいるということを知っていただくことも教育インフラのひとつの成果かも。

自助するためには、教育が必要。教育を補助し、レベルアップを助けてくれるというお話とも考えました。苦学されているとのことなので、苦学生さんをお手伝いしてくださると教育者としても助かります。やる気がある人がどんどん育つ国になってほしい。ほんの少しのきっかけで、這い上がれることはたくさんあります。

新しい世界ブロックの在り方は、紛争解決を戦争という消耗する方法をとらなくて良い未来です。

その代わり、国々の地力や交渉力がためされることになります。平和な世界で、いろいろな競争は激化するでしょう。勝ち組がルールを決めていくモノポリーにもなるかもしれない。

けれども、地政学的なことは、ネットでは踏み込めないからゼロにはなりません。ネットが発達しても、人や土地は支配できない。リアルなそこに存在する番人が必要です。だから、7つのブロックに分かれる。南極や宇宙、月をいれれば8ブロック。

自由と多様性があり教育度も高い日本には、勝機が沢山あります。
コロナのブラフの雨あられの中でも、正しいことを伝える自由がある国。それが可能性を作ります。

頑張れ、ニッポン!!

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