機能性パンを焼く / 食物繊維と脂肪酸
普通のパンは上手に作れるようになりました。
右側は、全粒粉と北海道小麦で米麹酵母とドライイーストの共発酵です。
水を使わずアーモンドミルクで作りました。砂糖と塩は使っていません。
米麹をいれてしばらくすると、小麦でんぷんが糖に変わるのでそこでドライイーストを投入しています。ほのかにアルコールやケトンのようなにおいがします。
奥は、青汁の元を粉の重量比で10%近くと抹茶を入れた全粒粉パンです。粉はドライイースト。
プロテインを大量に入れた酵母発酵パンも作りました。
糖質、食物繊維、タンパク質、脂肪酸を変化させて「機能性パン」を作っています。
入れたものが食べ物になるので、自分で調節できます。
パンにすると、ハンドリング、保存、量の分割が容易になります。簡単な栄養コンテナになる。
ふすまやおから全粒粉は、小麦粉よりもさらに安いので価格的にも有利です。魚も安いアラを買って煮つけにしています。頭部の方がオメガ3が多い。皆が欲しがらない要らないもので、より健康になる。生き物の命をムダにしない。
焼き上がりの保水量などを調節して、モチモチ感をキープできるようになりました。
朝か夜に作って1次発酵させて、その後2次発酵させて焼いています。
あまり計量しなくても投入する中身のバリエーションが変わっても、生地の状態で判断できるようになりました。
静かに、黙々と酵母と小麦の香りが立つ生地をこねると精神が落ち着きます。
様々な細胞を培養する研究をずっとしていたので、液体培地ではなく固体の培地で細菌培養をしているイメージです。
生き物との対峙の一つです。
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