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2020年11月21日 (土)

未来を築く若い医療者たちへ / 最新コラムの追記

1120morning

これを書いているときには、プレジデントオンラインで新しいコラムが公開されていると思います。

僕はコラムに追記を書いていました。字数から掲載できなかったので、こちらに書いておこうと思います。

今日、レムデシビルはコロナに効果が無いから使わないようにWHOから勧告がありました。

日本での承認第一号薬がいきなり不使用になる不思議。若い先生には、良い勉強になるでしょう。

<若い医療者の方々へ>
 私は、このコラムが若い医師たちの自由な思考の一助になれば幸いだと思っています。

 正義や倫理は、押し付けたり教わったりするものではありません。自律的に考える自由が担保され思考する中で生まれます。日本では、過剰な相互監視と上意下達が過ぎてきています。医療者はさらに強固なピラミッド構造の中にいます。

 相互監視が行き過ぎると監獄のようになり、自由な発言が制限され楽しくハツラツと暮らしにくくなります。失敗が許されなくなり、新しいものへの挑戦ができなくなります。

 患者数増大というのが、パンデミックの再開を意味しているのか疑う必要があります。まず、規模を考え1日30万人が罹患するインフルエンザの足元にも及ばない数であることや、これまで計算された死亡率も高くないのにナゼこんなに連日報道されるの?と思うことが重要です。

 冬の感冒ウイルスの増加とどう違うのか?一緒なのではないだろうか?死亡率は低かったがそれ以外に警戒する点はどこにあるのか。全国に蔓延している感冒ウイルスの追跡が必要かどうか。1年経過し獲得免疫が増加しているはずなのに、同じ対応でよいのか。

 疫学的になぜ、アジア・オセアニアは被害が少ないのか。なぜ被害が少ないアジアやオーストラリアの報道はなされず、その日の情報はどのメディアも横並びなのか。

 金科玉条のようなPCRも変異株になってしまうと、プライマーがかからなくなるのではないのか?そもそも増幅サイクル数が海外より多い今のまで良いのか。機器の種類も全国で統一しなくてよいのか。来年になりサイクル数を減らしてカットオフ値を高くすれば陽性者は減っていきます。PCRの条件を統一したり継続させる強制力を中央は持ちません。

 報告される陽性者は絶対値ではありません。私は気候がまだ寒くても2月中下旬から本格的に陽性者報道が減ると予測しています。

☆☆☆☆

 皆さんが御存じのとおり、現場では既に治療プロトコルが練られていて運用されています。初期のころよりはるかに安心材料が増えていますが、そのことは報道されません。内服薬の承認は遅れ、簡易抗原検査も普及しません。日本が承認した注射薬は効果が無いことが証明されてしまいました。

 皆さんは、これからやってくる−80度ディープフリーザー保存のワクチンの普及をどう思いますか?しかも空気中にある酵母などの雑菌のRNAseのコンタミですぐ無効になるかもしれない。通常の診療室での接種は難しいかもしれない。合成RNAの水溶液を人体に打つということを、自律的に考えれば問題点が演繹できるでしょう。ラボに専用の場所が作られているノーザンブロッティングの煩雑さを思い出していただければわかりやすいでしょう。

 私は、臨床に出て数十年経過し病棟医長や総合病院の感染対策委員の経験もあります。その後、都心のクリニックで常に現場で働いてきました。基礎研究や医療システムに打ち込んだ時期もありました。やはり正体が判らなかった2009年の新型インフルエンザ登場時よりも社会的なダメージが強大な点を疑問に感じてきました。

 そして、他者からの批判を覚悟でブログをつづり続けました。孤独な作業でした。でも、メールで色々な病院の仲間の先生に様子を聞けたので正しい判断ができました。友達は大事です。研修後もメール交換したりして、全国の色々な場所と繋がっているととても良いです。医学会で待ち合わせることもできます。

☆☆☆☆

 若い先生たちは、これから基礎も臨床も様々な経験を積むところだと思います。臨床現場で常に不十分な情報の中で治療を行う不安を抱え続けることでしょう。それでも私たちは何らかの判断を毎日行う必要があります。

 医療者は、学業成績が良いだけではなく人々を救う良き魂や倫理観や正義感を持っている人々だと信じています。将棋や囲碁のように、ゴールを目指すための解法の多様性を増やすように受験のころから脳を鍛えてきたことでしょう。

倫理や正義は、押し付けられるものではなく他人を断罪する道具でもありません。それらは、多様な考えを議論する自由のもとに共同主観として存在します。科学的真実は人間の意図と無関係に存在しています。

 コラム終了後にGOOGLEがAIを用いた予測カーブを公表しました。私の考察とパンデミックのカーブではない点で12月までは合致していました。彼らは、過去のことについての考察と1月以降の長期予測は行っていません。そこは、たぶん人間の仕事です。

 今回、皆さんは新型コロナウイルスで社会に繰り広げられた様々なことを観察されたことでしょう。

 経済抑制は伝統と自律性を破壊し補助金は人々の自主性と自由を奪います。ひいては国力の低下を招きます。

 
偉い人々の判断の誤りや手のひら返し、たくさんのポジショントークも見聞きされたでしょう。

☆☆☆☆

 若い方々は、和を乱して危険をおして声を上げる必要はありません。それぞれの場所で、ただ静かにたくさんの事を学んでおいてほしいと願っています。今回繰り広げられたことを通観して、今後の糧にしてください。

 これから様々なウイルスのパンデミックが来るかもしれません。災害や紛争、騒乱などもあるかもしれません。

 多くの国民が危機にさらされる事態の時に
 自律的に考える自由が奪われてしまう状況になって
 上位下達に盲目的に従ったりしていると、間違ったものを一生懸命やってしまう可能性が出てきます。

 今回のレムデシビル承認やオオカミ少年化した「2か月後はNY」のように、お上が正しいとはかぎりません。
 どうぞ、自分の頭で考えるクセをつけるようお願いいたします。
 
 医療技術的なことは先輩から教わらないといけないでしょう。その中でも、いつも自律性を持つ自分をどこかに作っておくようにお願いいたします。お上は間違えます。ヒューマンエラーのこともあれば、そうせざるを得ないこともある。何か事情があるのだろうと察して、時期がくるまで正しい判断を心にしまっておくことが大切です。

 私は、いつでも一生懸命考えている皆さんの味方です。

 自律性をもって正義や倫理を考えることは、きっと皆さんが未来の良い医療者になるための糧になるはずです。
 そして、未来は若い皆さんにかかっています。

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