濃厚接触者追跡の破綻 / 意味を失ったクラスター
「園児は濃厚接触者に認定されず」と、濃厚接触者追跡が終わりました。
なんと、流行りすぎているので濃厚接触にしないしクラスター追跡しないことになりました。
コロナもやっと普通のカゼあつかいになりました。
いっそのこと、大人も感染者が膨大になっていた方がかえって濃厚接触にならないかもしれない。けれど、交差免疫と1年の間に蓄積された獲得免疫でもう有害なパンデミックは起きない。
これまでのPCR追跡も不完全でありつづけたことを意味しています。今もやってるけど。
追跡しないから、陽性者の発表も極めて不正確。もう、何人いるかわからない。
なんじゃそれ。そのうちエラーカタストロフィー(Eigen博士の理論)が起きて勝手に収束するでしょう。
陽性者数カウントは不正確であり、濃厚接触者追跡も破綻したと考えられます。
子どもに潜在的陽性者がいるから、もうカウントは意味をなさない。乳幼児は2人で大人1人分か。バスの乗車券か。
いや、豊洲の一挙に100人越え陽性者発生はクラスターにしなかった。そのころから、実は計測する気は失せていたのかもしれない。もうやめていた。科学的にどうかではなく「クラスター調査をやるかやらないか」はもう既に恣意的だった。
家庭内感染が多いと報道しておきながら、子供は除外。
この両者を並べて報道するのだろうか。
コロナはすでに蔓延しているからクラスター追跡がもうできない。
してもしなくても何ら社会的影響がない。
PCRしてもしなくても、どちらでも何も変わらない。
重症者は増えない。
どこに陽性者がいても、社会的影響は少ない。
最初からそうだった。
2月から全部そうだった。
じゃあ、これまでの騒ぎは何?いつまでつづけるの?
イギリスでは新種がはやり、COVID-20になりつつある。もう19は古い。
私たちは未来から50兆円借金して、国債を100兆円以上に膨らませて使って壮大な何かを見ていたということです。
国家収入をはるかに超えるチケットを買ってしまった。
僕らは、お互いをののしりあってきた。
マスクするしない、陽性者の家に石をなげる、差別する・・・
不思議な透明なサンバイザーや口の前に板をおいたりしていた。
PCRが多い少ないなんて議論もしていた。
先を争って食べ物を買いあさった。
そうやって、高価な費用を払ってお互いを傷つけあってくらしてきた。
予想以上に高く売れたチケット代で高台に家を増築した山の手の人も多いだろう。かれらは、僕ら低地に住む臣民の争いごとは良い見世物だったに違いない。透明な板で仕切られて、変な恰好をして歩く人々を双眼鏡で眺めていたことだろう。
これから先、何の呪文を唱えれば良いのか知っている。もうリストになっているだろう。
僕は何とかしたかったけれど幻の恐怖におののく人々の前では、何もできなかった。
恐怖を作り出すマジックの種もお知らせした。幻の第一波の類推もお知らせした。けれど異端ではじかれただけだった。大切なことを一つずつ、説明していく機会だけはもらえた。2月はPCRが十分にできなかったから山が小さかっただけだ。
小さな閃光弾をあげることぐらいしかできなかった。
今もエンドロールを見せられ続けている。
私たちは見晴らしの悪い窪地に住んでいる。
低地に住む大多数の臣民である下級国民には高価すぎた映像だった。
空を覆ったスクリーンの意味不明だけれども恐怖をもたらす映像を、ポカーンと口を開けて眺めていることしかできなかった。
そして、心がむしばまれていった。見えないウイルスが見えるようになり、聞こえない悲鳴があちらこちらから聞こえるようになってしまった。ウイルスの粒子が、あちらこちらに見えるようになってしまった。必死にアルコールで拭きまくり、毒マスクをつけないと歩けなくなってしまった。
専門家は信用を失った。
国民は、報道機関がどういうものかも悟った。
映像が終わっても私たち臣民は、高台の人々から自らお願いして購入させてもらったチケット代を延々と払い続けなくてはいけない。仕事を無くし、伝統を失い、希望をなくしながらもチケット代はどこまでもついてくる。
残されたものは、悲劇の後に重ねられた喜劇の残りかすの残像だけだ。
僕らは、廃墟から立ち上がらなくてはならない。ジメジメした低地に掘っ立て小屋を作るところから始めよう。
目の前の空き地に種を植えよう。
チケット売りにノーと言ってみよう。青空をふさぐスクリーンに穴をあけよう。
若者が未来、日本を覆ってた暗闇のことを、一人でもこの時のことを憶えてくれることを願う。それは財産だ。小さな希望だ。
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