新型コロナが季節性感冒になる報告
サイエンスに、新型コロナが季節性感冒ウイルスになると報告されました。
小児のころから繰り返しかかれば、大人になってかかりにくいから減衰していくと。ワクチンはそれを加速する。まあ、そうでしょう、と思います。これまでのコロナウイルスとの交差免疫については触れられていません。
日本は軽微で交差免疫があるからはるかに早く季節性感冒になる、と思っています。もうなりかかっているのではないかとも思っています。増加がパンデミックではないことがそれを示しています。それだけのことです。
僕は、その考察を行い11月にすでに数年後までの予想グラフを書いていました。
季節性感冒は、封じ込めをする必要は無ありません。あちらこちらに散発して蔓延し、時々流行します。封じ込めを前提とした「感染拡大」の概念は存在しません。エリアの拡大は無く、全国で増えたり減ったりするだけです。うっすらと広がっていて被害が少ないのが特徴です。
2019年12月からの、PCRができなかった頃の幻の大波を無視するから未来予想を誤っているのです。
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外来種だからといって、アメリカザリガニを駆逐することはできないでしょう。どの沼地にもいます。封じ込めもできない。いても被害は少ない。入り込んできたときにだけ、水際作戦は存在します。
ザリガニを減らしたくて沼の水を抜いても、全国の沼の水は抜けない。緊急事態宣言の外出禁止もそれと同じです。
失敗も成功も無い。このタイプのウイルスはこうなるものであり、人間にできることはあまりありません。
それぞれの国で、それまでの季節性コロナの免疫や医療体制によって運命は決まっていてほとんど何もできません。すでに全世界にひろがっていて清浄な都市が存在しないのでロックダウンも効果はない。
封じ込めたと思った中国も増えたり減ったりでゼロにはできない。
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季節性感冒になりかかったウイルスが一つの県に重症者を累積で数十人だけ冬に発生させている。それって例年よりはるかに少ない感染性肺炎の状態ではないかと僕は思う。
他の診療にあたっている先生方の方がはるかに多いはずです。冬は心不全やCOPDの悪化も多い。先生方もそうおもうでしょう?
こんなことを何年も続けられない。他の医療の圧迫を解除しないといけない。他の大多数の患者さんの命を守らなくてはいけない。
各地の高齢者の呼吸器感染症がコロナだとわかったとたんに多発外傷をみたりCCUにもなっている救急病院ICUに集中させることを続けるのでしょうか?それでいいのでしょうか?交通整理しなくていいのですか?カテやGF、CF、血液内科、ガン治療の先生はコロナ当番で良いのですか?助産師さんは、いつまでコロナ看護師ですか?
本当の応援は、彼らが救われることだ。出生率が上がって助産師さんが子供を取り上げる機会が増えることだろう。ところが、メディアの恐怖惹起とポジティブなことをしない不安から日本の出産は激減した。
人口すなわち国力だ。反対の事ばかりしている。
重症化する人もいるけれど、コロナウイルスは基本的に軽微で済む季節性の呼吸器感染症です。その基本を忘れてはいけない。
日本ではその特徴が際立っていて、サイエンスの論文はその一端を示している。子供のころの鼻かぜが、私たち守ってくれている。
僕はずっとまえから、同じことを言ってきました。
メディアが大声で大量にまくしたてたとしても変わらない。
ファクトは本当に、ただそれだけのこと。
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事実とまつりごとは乖離しています。ファクトの方はコラムで伝えた通りの経緯をたどっています。
世の中のルールは、いつだって権力とお金を持っている人のために作られる。
逆らっても意味がないから騒がず黙ってお上に従います。
ただ僕は人々を守りたいから、正しいことを伝え続けたいと思っています。
害虫を焼き殺そうとして家が丸ごと火事になって全てを失う故事を伺ったことがあります。コロナを焼き殺そうとして、人々の自由と日本の伝統や富を焼き払ってしまわないように願っています。
それが目的だったとしても、やってほしくない。家を焼き払ってもコロナは残る。
僕には何もできない。小さなコップの水を大火にかけるようなことでもいいと思っています。
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