世界中おなじこと / 勝者も敗者もない / ていねいな暮らし
「台湾で感染者急増 買い占めなど混乱も」台湾でコロナが流行しています。
優等生ともてはやされ、日本と比較されていました。
私はオンラインコラムに、「どの国にも成功も失敗もなくコロナウイルスの力学にそって季節性にかわっていくだけ」とお書きしました。
勝者も敗者もありません。昨日の勝者は今日の敗者。ウイルスの自然史の力学には、人間の思惑は関係がない。
(追記:優等生だったシンガポールも「【新型コロナ】シンガポール、1カ月間のロックダウンモード入りへ」とのこと。どちらも流行を遅らせただけでした。)
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このウイルスを封じ込めることはできません。その中で日本は比較的うまくやっています。効率の悪さが功を奏している面もあると密かにおもっています。
おそれず、日常のカゼのウイルスになっていくことを許容する気持ちが必要です。ただそれだけのことで良いのです。
ちょっと熱がでたからといってPCRを思いつくことは良くないと思います。具合悪くなってつらかったら、治療の選択のための検査の一つとしてPCRや簡易抗原検査を考えればいい。あちらこちらに存在していて封じ込めが意味をもたない世界になったのですから、症状がなければ病気ではありません。
そう言った医療体制に移行しなくてはならないのに、何も変わらない。自分たち向けのインセンティブにならなければ、そういった社会的にポジティブなインフラはなされない。可能性も報道されないで消えていく。
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かかったもわからず、治れば病気ではありません。あなたの皮膚のブドウ球菌が昨日やってきて、今日消えても化膿しなければ病気ではないでしょう?ブドウ球菌が増えたかどうかPCRしますか?私たちは、細菌やウイルスとともに暮らしているのです。
ひとカケラでも持ち込まれることを恐れる人々もいらっしゃるでしょう。そういった人々からもうすぐワクチンがうち終わります。そうやって、社会不安が終われば人間社会のコロナ騒動は終わります。共同主観だけの問題。
重力のような自然現象であるウイルスの力学はそれ自身の法則に従うだけです。それを、人間がどう思うかだけの問題。ウイルスも変異するだろうから、現在のワクチンの有効性は無限ではありません。ワクチンが社会不安を減らすなら、希望される方が毎年違うワクチンを接種していけばいい。
それも専門者は語らない。体内で変異してキメラになっていたり、修復しないまま感染を続けるRNAウイルスの自然史なんて話しません。国内でも変異していっていることを話さない。
発生地の名前をつけるなら、日本株や沖縄株、福岡株、大阪株、東京株、仙台株、札幌株、もしかしたら千代田区株なんていうのもあるかもしれない。メディアは役にたたない。
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いつも冷蔵庫やコンビニがそばにあってモグモグしたりゴクゴクして、リモートワークで運動量が減るとメタボが悪化します。
クリニックでは栄養士さんとともに、日々の生活改善を患者さんと話し合っています。
味覚を正常化させる。空腹感を正常化させる。そういったことに力をいれています。ウイルスがいてもいなくても、人間は代謝を行なって暮らしている。僕らは、それを支える。
食事をして、適切に体を動かして心身ともに健康である術を伝え続けたい。いつまでも患者さんにファンクショナルボディを維持しておいていただきたい。
僕は、そういう志をもって医学を目指す人々の教育を手伝うこともつづけたい。
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コロナ取材やTVは断っています。メタボ関連の取材や食品、運動や体操の取材は積極的に応えています。
日常を丁寧にくらしていくこと。
コロナがあっても無くても一緒です。季節性コロナウイルスに五番目のレパートリーが増えただけ。
それだけのことです。食事と運動に気をつけて、健康的に暮らしていきましょう。
僕らは、ていねいな暮らしをお手伝いしつづけます。
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