都道府県の会議に参加 / ワクチン接種をすすめる努力
全国数百の都道府県市町村長さんが参加されたZOOM会議にうかがいました。
それぞれの地域で試行錯誤しながらも工夫してワクチン接種が進んでいる現状をお伺いしました。
私は島崎先生と一緒に日本各地を見学して「医療の総合化と効率化」の論文を書いたことがあります。
人口密度も医療機関の濃度も年齢構成も地域によって大きく異なります。
☆☆☆
ワクチン接種のストラテジーは、中央と頻繁なやり取りの上に成り立っていました。
そこには、メディアに出てくる自称専門家の先生方や専門者会議も医師会も存在しませんでした。
人々の健康を守っているのは、めだたないけれど汗をかいて働いている実務者の人々です。
各地の組長さんが、地域の人々のためを思って休むこと無く働いている姿を拝見し深く感動しました。
ZOOMは実務的なやりとりの連続なのに、僕は何故かやりとりをドラマのように拝見していました。
日本っていい国だなぁ って思いました。偉い人たちが、住人たちのために悩み尽くそうとしている。
素晴らしい。
☆☆☆
高齢者接種、職域接種、学童への接種といろいろ並列しているようにみえます。
日本の被害は高齢者に集中しています。医療ひっぱくの原因もそこ。季節性コロナの免疫を持たず衛生環境が悪い海外とは状況が異なります。
緊急事態制限も「医療のひっ迫が危惧される」から出されています。入院は高齢者の重症者が多いわけですから、まずは高齢者接種を完了することが日本のワクチン戦略の要となるでしょう。すでに5人に1人が打ち終わり加速しています。
職域接種は、効率良い方法を地方自治体と現場医療機関や産業医と協力していけばなんとかなると思います。
集団接種会場を利用するアイディアも、中央では把握していて推奨されていました。
☆☆☆
私のクリニックでは、近くの大企業さんの依頼に応じて協力することにしています。
日本医師会は職域接種は難しいと発言しました。ひどい話です。その意見は、現場医師たちの総意ではありません。なぜなら、出張してインフルエンザワクチン接種をしてさし上げたりして毎年、毎年、何年も長年信頼関係を構築してきているからです。
なによりも地域の人々、働く人のためを思って勤務している。医師会の偉い人々は違うんでしょう。
☆☆☆
80歳以上の高齢者の接種が完了し、65歳以上の希望者さんに接種があるていど終われば医療ひっぱくはもう起きない。各地域の組長さんも安心できる。地域振興のイベントも行えます。良かったですね。
緊急事態制限解除になり、もう発出されない。
オリンピックはやれば成功するので、コロナ制圧を含め、日本は希望の金メダル2つ獲得です。
世界にワクチン輸出する国にもなるから、世界の人々のためになります。合計3つ金メダル獲得することになるでしょう。
こういった豊かな未来を一つずつ作ることが大切だと思っています。
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