「やる意味がわからない」と言われ中止されそうになったオリンピック、パラリンピック。
「ゼロコロナは永遠にやってこない。だからオリンピックを楽しもう」
オリンピックの前に書いたコラムです。中止したりしたら、国民のしょんぼりは無限大。人災もさらに拡大。日本の国際信用は失墜。ビビりといわれて感染対策もできない3流国の烙印を永遠に押されていました。あぶないあぶない。くわばらくわばら。
本当に危なかった。本来は東京の仕事なのに、政府はよくがんばりました。評価すべき。アスリートの人たちも、スタッフもよかったですね。ボランティアも楽しそうだった。
僕は凛々しい橋本聖子さんの演説が好きだった。
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オリンピックなんかやったら、パンデミックが悪化して医療崩壊し死亡者がうなぎ登りになるといわれました。
僕は自然増自然減して、死亡者数とリンク切れしているので違うと思ったからこのコラムを書きました。
多勢に違う少数意見をパブリックに書くのは想像以上に勇気のいることです。それが人々を守ることであったとしても。
でも正しかった。
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「感染者数だけで判断すべきではない」現役医師が"五輪は有観客でやるべき"と訴えるワケ 欧米は「ノーマスク有観客」が当然に
有観客にしても流行には影響を与えないだろうとも書きました。
オリンピック数週間後のパラリンピックがあっても、綺麗な放物線を描いて2峰性3峰性ではありません。それは、オリパラどちらも流行に影響を与えなかったことを意味しています。人流とも関係がない。それが観測された事実です。
そして重症者も減っています。
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専門家会議が行うアドバイスは混乱と恐怖を与えるだけで予測も実態把握も間違い続けています。誰が見てもマネジメント失敗でしょう。
最初からです。42万人死ぬ。5波はパンデミックする。冬に6波がきて死人が増えるから野戦病院作れ。
本当ですか?
アドバイザーとは、人々に有益なアドバイスをする人々ではないでしょうか?
人災と不安と恐怖だけを与え、私たちに誤った情報を伝え続けるのは問題ではないでしょうか?
「いない方がまし。各病院で自由にコロナ対応します」 でよいのではないかと思うのは私だけでしょうか。
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オリパラも危なく中止させられそうになりました。そんなことになっていたら、日本は大損害でした。国民の誇りも金銀銅メダルも経験もなにもかもが消失していた。残念感MAXだったでしょう。たすきを切らさずに中国にもフランスにも引き継ぐことができました。
専門家会議の言うことをきかないでチャレンジしたから、得たものです。
もし専門家会議が「死亡者数とリンク切れしているウイルスなので陽性者増えても大丈夫です。医療システムは私たちが準備します。がんばってください」って政府を応援したら、もっと違う結果になっていたでしょう?
専門家会議はマネジメントを失敗し在宅死を招き役に立たなかったのですから一旦解散。
もし必要なら、冬になって必要な人を再招集がいいのではないでしょうか?必要なければいりません。
インフル専門家会議ありますか?
私は土着の季節性ウイルスになったので、各地方で対応すれば良いものになったと思っています。
専門家会議の存在意義がないだけでなく有害なだけだと思っています。
幽霊病床も有害。
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無観客オリンピックを見直すべき理由
東京オリンピックは無観客の方針になっています。
一方、私たちはこれからコロナの世界流行の状況があまり変わらない中でも有観客で開催される次の北京オリンピックの大成功を、遠くからながめることになるでしょう。そして1年延期して準備を重ねたにもかかわらず、無観客で終わるさみしい東京オリンピックと比較されることでしょう。
コロナ大流行中で行われた欧州サッカー選手権(EURO)は有観客で大成功、テニスのウインブルドン選手権(英国)は有観客・ノーマスクで大成功。さらに大リーグのオールスター戦(米国)もほぼ満員・ノーマスクで実施され、成功している様子をご覧になった方も多いでしょう。ホームランダービーでも盛り上がりました。
欧米では1日に数万人陽性者を出しながらも死亡者が少ないので、陽性者数を気にしない方針へ舵をきりました。そして、7月13日早朝に時事通信から「英、コロナ規制ほぼ全廃へ」という記事が配信されました。
一方日本では、専門家会議や医師会が状況を鑑みて「この状況でオリンピックをやる意味がわからない」といい「普通やらない」と否定的でした。小池百合子東京都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会も、無観客を公約に掲げて都議選を戦い、選挙後も無観客の意向を貫いています。
皆さんもご覧になっている今年の高校野球やサッカー試合と同じくらいの有観客で、パブリックビューイングで国民がアスリートを夏の公園で見れたらいい、可能なら新国立競技場でもアルコールを楽しめたらいい、と計画していた東京都職員や中央政府も萎縮してしまいどんどん味気ないものになっていってしまいました。
私は、オリンピックの無観客方針は状況判断の誤りだと思っています。コロナ共生の時代になり、全体主義が終わったと考えています。有観客にして個人の責任で観戦したい人に門戸を開くべきだと思っています。
最後には、オリンピック=政府=「国民の敵」のような構図にまでなってしまいました。聖火ランナーに水をかける人まで現れました。
専門家会議の意見を聞いてしまっていたから、国民の認識が間違えてしまっていたでしょう?
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そのことをマネジメントの失敗と誠意の欠如、と私は書きました。
今ならみなさんも納得してくださることでしょう。
アドバイザーは日本を不必要に萎縮させています。今後の出口戦略も作らず「第6波に備えろ」とか言い出しています。
永遠に終わらせないつもりです。終わらなくていいんです。インフルも終わらないでしょう。
共存していくんですから、共存方法をアドバイスすべきでしょう?しないないからアドバイザーじゃないんです。
「もう専門家会議もいらない季節性土着ウイルスになった」という認識を持ちましょう。
「脱専門家会議」でいいのではないでしょうか。最初から国民にポジティブなことをめざしていなかった。私たちを守り豊かにしようとする視点がなかった。国の繁栄や世界的地位まであぶなくなる。
私たちが自分で弱毒化したコロナの中を工夫して普通に生きていく。それが国民の出口戦略です。
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時折重症化する人々への通常診療との動線わけと入院ベッド対応。
これから顕在化してくるかもしれないワクチン副反応の人々への対応。
組み替えタンパクワクチンも加え種類が増えるコロナワクチンとインフルワクチンの整備。
外来でのコロナとインフルのふりわけのしかた。
外来での内服治療とその後悪化したときのCTをどうするかの対応。
そう言った継続した国民を守るシステム構築作りが必要になってきます。
緊急事態宣言とデパ地下以外、何もしていないでしょう。下水PCRと幽霊病床の存続か。
私たちを守り豊かにするシステムを作れる人に早く交代しないといけません。何もしないんです。こういう問題点すら頭に浮かばないのかもしれない。
だからダメなんです。そうやって必要なものを先回りして、国民を守ろうとする誠意と善意のカケラもないからダメなんです。
「ロックダウンして国民を家からでないようにすればコロナ陽性者は減る」「実態を反映していないんじゃないかなぁ?」と机の上でほおづえついて2年経過しただけの人たちは、もう必要ありません。
もっと実践に強く役に立つ賢い人をつれてこないといけません。
私たちを守り豊かにしようとする志たかい人々と作業しないといけません。