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2021年10月 2日 (土)

ALSが治る未来 / チロシンキナーゼ阻害薬 ボスチニブ

Wcn2021

内服薬のボシュリフ(ボスチニブ)でALSの進行がとまりました。

Drug that stops ALS progression found using iPS cells from patients: Kyoto Univ. team

以前から注目していた薬剤です。

Photo_20211002073001

2年前に血液内科でもないのに、製薬メーカーの方にクリニックに副作用と作用について説明に来てもらったことがあります。

長時間お話をおうかがいして情報を得ていました。治験の結果がキーオープンになりました。

その後いろいろボスチニブやチロシンキナーゼ阻害薬の論文を読みあさりました。細胞内の異常蛋白をへらしたり、シャペロンタンパクへの負担を減らします。その結果、神経細胞保護効果につながる。

シナプスを介したり神経伝達物質を介したりするんじゃなくて、ALSの人の神経細胞に起きている悪循環を断ち切る薬です。ALSで起きているメカニズムそのものを解決するアプローチ。

国際神経学会で発表される予定です。

この治験に入れるように他の治験は避けて患者さんのエントリを検討してもらっていました。予見が当たってよかった。

遅らせるんじゃなくて、止めたんです。飲んでいれば進まない。もう、それで十分。たくさんの人々を診てきて看取ってもきたから涙がでてきます。本当に泣けてくる。

「科学的にALSを制圧することが視野に入ったのではないか」

神経内科医がALSを治せる日がきました。

すごい!!!!!!!!!!

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