オミクロンがどこからやってきて、どんなものかも言わないで全く新しいものみたいに報道が続いています。
それは間違い。
こちらに変異型コロナがどっからやってきたかの家系図があります。(nextstrain.org)
上の緑色の大きいところがデルタ株。
下の赤がオミクロン。オミクロンの祖先は随分前に登場しているけれど、厚みがありませんよね。
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オミクロンはアルファ株の変異型であることがわかります。
見つかったのは数日前だけど、枝分かれは去年の12月とか随分前です。
その後デルタ株みたいに、人々にたくさん感染させて変異型が山のようにうまれていません。
それが観察された事実。
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日本人はオリジナルを2019年年末から経験済みです。そういう視点で距離をおいてながめていきましょう。
どうして「変異遺伝子系統図」と呼ばれるこういった図を示さないんだろう?
全体像を隠すのはいつものことだけど。
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人間は、名前を与えることで別なもののように思ってしまいます。
大昔からあるのアフリカの変異株より、オミクロンのほうが新しく感じるでしょう?
行動経済学では、「ネーミング」が重要です。(リンクは東洋経済)
例えば昔あったサニーという日産の車、新しくして新型サニーと言う名前にするか「やっちゃえ日産サニー号」にするかで売れ行きはかわるでしょう。今の若者なら昭和を感じさせる「サニー号」という名前にして、大きなライトが愛らしい4駆の小さな太陽電池が屋根に乗っているEVにしたら売れるでしょう。外に放っておくだけでガソリンいらない。
号がつく車はないから、エッジがたっています。「アフリカから来たオミクロン号」。変異型は欧州からという常識を破って登場です。
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ヒューリスティクス的には、「フレーミング効果」を使って国民に「固着性ヒューリステック」を作っている作業中です。
濃厚接触者を隔離なんてその例。ヤバイんじゃないかという雰囲気づくり。その実態は去年から枝分かれしたウイルスの変異型。もうずっと前からきっと仲間は国土にいるかもしれない。祖先が日本にいるかどうかの調査結果なんて絶対公表しません。新しいものでなくなってしまうから。
そして、報道が繰り返されることで新型コロナという使い古された言葉からオミクロンという別な脅威のような「選択的注目」を作ろうとしています。
勉強されている方は、良い社会的実例なのでどうぞゼミのレポートの材料などにするためにメディア報道や登場する方々の言動を観察していくとよいでしょう。
このアンカリング作業をワクチンと治療薬に結びつけることも、これから観察されることでしょう。
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2年前から繰り返されてきたことです。
ただそれだけのこと。
常識的に考えて、同じウイルスに何年も国民がさらされていまさら重症化するひとが感染爆発するわけないじゃないですか。
感染症は、はしかなどが南アメリカ大陸にスペインによってもたらされたときが甚大な被害であって、今も南米大陸で変異を繰り返している麻疹ウイルスによって人々が突然死に始めたりしません。インフルエンザも一緒。
コロナだけ特別という「選択的注目」を私達から外せば終わりです。
ただそれだけのことです。
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ここまでは、安易なことなので次の一手を考えるのが楽しい。
テンション・リダクション効果で国民の注意散漫になっていることが前提になります。
そこで何をするかというと、きっと「おとり効果」と言う選択肢を示してくると思っています。
この選択肢を考えるのが楽しい。
今なら話せるけど、2年前からこうしてシナリオを読んできたから当たっていたわけです。先回りして人々の安寧を願っていました。
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次の一手を考えています。オモシロイ。
テレビは音声と映像だから、音で入ってきたオミクロンに映像のあわせ技でアンカリングを図ることでしょう。
「あわぜ技」もあるし、「おとり効果」もあるし、選択肢は無限大です・・・
と思ったらあっけなくオミクロン、ジ・エンドかもしれない。水際対策!といきがっていたメディアの人々も肩透かしでしょう。
昨日まで熱弁をふるっていた人々が、どうするのか観察するのもおもしろい。
BLOOMBERG発です。経済を回す方向に世界は動いていて、恐怖と不安を起こすために存在した前世界の人々の終焉が本当にやってきたのかもしれません。「全て」無症状もしくは軽症、って言い切っちゃってます。
コロナって専門家によると一定数、重症になるんじゃなかったのかなぁ?急に変わっちゃったのかなぁ?不思議です。
アルファ株からの派生だから、無症状。実は去年からファクトは変わらなかったのです。
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追信
昨日、国内への持ち込みが必ず報道されると予言した昼過ぎに陽性者の発表がありました。はやわざ!
今日は、なんと感染者は韓国経由だったことが報道されました。はやわざ!
韓国の数千人規模の流行は、先週から報道されていました。準備バッチリ。
感染クラスターは未接種者との報道が続いていました。準備バッチリ。
でも、ブルームバーグはひと足早く、そして破壊力が大きいものでした。残念!
「混乱と分断は避けましょう」と申し上げてきたとおりです。