どんな人も独りじゃない / ふりつもる純白の美しさ
医師は放っておくと常に何か勉強して、何かに追われ、何かを気にし続けます。走り続ける。寝ないで仕事を続ける日々も多くありました。
入院患者さんを受け持っている頃も、今もあまり変わりありません。
休み中もデータを見にクリニックに行ったり。気になる患者さんを思い出したり。
今日は、夜空を見上げるて同窓だった先生たちを思い出していました。
取材に行ってわずかな時間でも、ご馳走になったことを今でも覚えています。どんな人もひとりじゃありません。その時の状況に左右されてしまうことも多くあります。個々人の能力を超えたものです。なすすべが無かった愛おしいことがら。
全速でずっと走ってきたけれど、今日は資料を整理したりPDFをチェックしながら独りでいろいろ思い出す日でした。編集長さんと版下さんのおかげでできた文章を拝見したり、仕事のメールをやりとりながら考えていました。
先週最後の診療は、何十年も通院してくださったおばあちゃまを娘さんと守った電話でした。どんなに離れていても守ってあげられる。
☆☆☆
人々のためになることをするには、仁を尽くすべきだけれど独善ではいけない。医療はチームなので、他の人とディスカッションして自分の居場所ややり方を修正します。
同時に世の中は、明日を作り出す経済的マネジメントと広報も必要。
そうでないとシューベルトのように美しい曲でも宝石箱のように遠くしまわれて終わってしまう。セロ弾きのゴーシュのチェロのように。
一方で「仁」を失った経済マシーンやそのための広報は、人々に有害です。いうまでもなく。アトムやブラックジャックでも描かれていました。
☆☆☆
そのはざまの夜の空でした。
ビルのオーナーさんに特別に見せていただいた夜空です。前のビルのオーナーさんに拾ってもらって開業できました。
今のビルのオーナーさんに拾ってもらって、秋葉原の再開発の時にもお引越しできました。
彼らがいてくださったから、たくさんの人々が辛い症状をへらしたり、思わぬ病気から守られたり、薬から離脱して病院から卒業したりできました。
スタッフもクリニックに勤めながら鍼灸師のライセンスを取ったり、お母さんになったり。栄養士さんも医学会発表が板についてきて、今では初の論文に挑戦しています。栄養学会から掲載依頼されるという名誉ある論文です。
☆☆☆
人間は独りにもどったり、みんなに囲まれていることを思い出したり。
いったりきたりです。
たまに速度をゆるめて、色々考えるのも良いかもしれないと思いました。鍛えていないとノロマになるけど、やりすぎは故障になります。
コロナの現状はdecoupling(リンク切れ)と呼ばれる状態です。(ロイターの日本語機械翻訳はこちら)
観察された事実が粉雪のカケラのように静かに積み重なっていっています。ファクトの純白で人間の喧騒がかき消されていきます。
見るのも悲しかった人々を苦しめつづけた虚像もなにもかも。
☆☆☆
これからも流れる時間を遅くして人々のために尽くしていこうと思っています。
それが与えられた仕事のような気がします。
ひさしぶりに両親のことを思い出しました。
深い青い海の底で他の人々に泳ぎ方を教える不思議な夢を見たので今日は繰り返しこの曲を聴いて仕事をしていました。
普通に呼吸できることに気づいて「海水はエントリープラグのLCLみたいだな」と思ったりしていました。
透明な安全地帯や陽水さん、徳永さんは良いものです。
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