ワタリドリ目の黒球面に広大無辺の碧き空 /のろのろ道をあるくわれ砂粒わたりどり空たかく /永遠の星運行に従う鳥は空蝉の喧騒しらず海わたる
これまで僕は、足元の前の石を磨きながら一歩ずつやってきた気がします。
冬に山頭火の詩(自由俳句)を読むのが好きです。冬の道を歩いていると、上空を大きな鳥がとんでいきました。人間はカメレオンと同じぐらい狭い範囲でくらしています。
ああ、なんて僕はゆっくりなんだろう。止まって休んでばかりいる。もしからしたら迷子を続けているだけかもしれない。
それに舗装された道を歩いてコンビニにいったり、つくられた鉄道にそって駅から駅にしか行けない。
人間はワクチンパスポートや陰性証明が無いと海を渡れない。
でも鳥は自由に好きなところを飛べて、国境を超えていく・・・と思いました。
年始の自由俳句。
ワタリドリ目の黒球面に広大無辺の碧き空
のろのろ道をあるくわれ砂粒わたりどり空たかく
永遠の星運行に従う鳥は空蝉の喧騒しらず海わたる 優仁
トリのミクロの目から地球規模で海をわたる詩を詠みました。海を超えてきた渡り鳥は外国籍もあるのでワタリドリ。日本の空を飛んでいる間はわたり鳥。
世の中の喧騒、自分の勉強の遅さ、それにとらわれていてはいけない気がしました。今年は視野をもう少し広げて荒野を耕して果実を得ていこうとおもっています。
高い空を渡っていく鳥は、星の運行というファクトにそって何千キロも無限の旅をつづけます。人間(空蝉うつせみ)なんて相手にしていません。
ヒヨドリやムクドリの小さな黒い目に映る青い空は無限大です。目の大きさとうつるものの大きさは比例しません。
入り口が小さくても茶室のようにそのなかに無限の広さを感じます。
一つの茶碗、一つの盆栽に宇宙がやどります。
人間は個々が持つ小さな能力をもちよって協力して社会を作ってきました。
その社会を人々を分断して壊そうとした存在が現れたことで、わたしたちの空蝉にコントラストが形成されました。その場にいても人間はイメージすることができて、イメージできればポジティブなものを実現できるものです。
空を行く鳥は人々に金の小判をくばっていくことでしょう。
コウノトリは日本の人々に新しい子供をさずけていくことでしょう。
カエサルのものはカエサルに。ネガティブな存在からそっと離れましょう。
未来はノンゼロサムゲームです。これからのパイを私達自身が真面目さとカシコさで無限大に大きくしていって、覚醒した私たち国民が分け合えばよいだけです。
それこそが豊穣というものです。
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