秋葉原駅クリニック/お仕事

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01.神経内科

2020年3月21日 (土)

「脳を守る」という軸足

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日本は、油断は禁物だけれどもコロナの騒ぎが一段落しつつあります。今日は、つかのまの休日。これまでの仕事を振り返りつつ、ブログの「秋葉原駅クリニック・お仕事」を整理しました。

「脳を守る」医師になりたいという気持ちで神経内科医を選択しました。当時はMRIも無く、やっとCTの時代。脳に空気をいれる気脳写というものが残存していたりしました。筋肉生検、神経生検を自分で行い、自分で夜中じゅう染色して寝ないで朝プレゼンテーションということが普通でした。今は、きちんと技師さんがサポートしてくださっています。

基礎研究と臨床を並行しておこない、論文をしたためてきました。オーソリティーとリアルなものにこだわって基礎と臨床を行なってきました。論文には査読があります。治療には成績が、出版にはインパクトで評価されます。一つずつ、公平な他者に評価されつつ前に進むという作業を繰り返してきました。

未来はわからないままの、ほふく前進のようなカタツムリのような速度。今もだけれども。

日本各地の医療機関をめぐり医療システムを研究し発表もおこないました。

こどもが医療機関にかかることの怖さを減らす本の依頼を受けて、絵本を描きました。

栄養で脳を守り、薬を減らすということも一貫してやってきました。オメガ3のDHAで脳を守るという仕事は、国際GOEDの会合やDHAラボとして結実しつつ継続しています。地中海食を用いた和食への応用も形になり、続いています。

「栄養を処方する」という理想を掲げ、採算を度外視して管理栄養士さんからの栄養指導をクリニックで続けてきました。管理栄養士さんの教育システムも構築し、臨床栄養協会の理事になりました。

女性たちを苦痛からまもろうと、積極的に頭痛診療をおこなってきました。著書をしたため、国際学会や日本精神神経学会、頭痛学会で発表を重ね、日本全国で医師向けの講演会も行いました。お薬を飲めないときのために、AECウオーターをカンパニーイメージの一つとしていただき採算度外視で継続していただいています。

海外留学のタイミングで、都立病院統廃合のお仕事に就くことになりました。今は亡き新田先生の思い出は2009年にも書かせていただきました。病院ビオトープ構想については、その後反響が大きかった思い出があります。リハビリの先生と論文を書いて、賞をとってくださいました。

薬だけでなく、栄養療法、運動療法、リハビリテーションを統合して、患者さんを治療し、地域医療に大きく貢献したことが出版やBS健康番組につながりました。自分で運動しなくっちゃわからないと思って、運動しているうちに沢山走って泳げるようにもなりました。代謝学の論文も読めるようになりました。訓練。

忙しかったけれど、いつも全力で仕事をしました。万事塞翁が馬、だと思って。お仕事はたくさんいただいたけれど趣旨がちょっと違うタイプの時には「ゴメンナサイ」とお断りしてきました。大切な仕事にリソースを集中してきました。

国家資格を得たいと頑張っている人のために、参考書の監修も継続しています。能力の高い方を世におくりだしつつ、楽しい参考書を安価に出版してベストセラーを続けています。苦しい出版業界の中でも、キチンと良いものを作ることで商業的にも成功するためのシステムづくりをしようと挑戦しつづけています。

患者さんをの守るという軸足のもとに、リアルなものを新しく生み出しつくりだしました。
今もたくさんの人々とお仕事を継続しています。懐かしむだけでなく、その先にやるべきことがたくさんある。

出産後にスタッフが戻られる予定になっています。妊娠出産を経ても、雇用の機会を守り続けるという夢がまたひとつ実現される。

ステルスで作られるフェイクやブラフではなく、こうやって地に足のついた「手触り感のあるリアルなもの」にこだわり続けたいと思っています。世の中、何か仕組みを作って「うまくやろう」とすることは、きっと不可能。キザシにも書きました。

まだまだひよっこ。やらなくっちゃいけないことが沢山あります。小中学生新聞の方や「からだにいいこと」の方にもお話ししました。

サイバー世界の発達で正しい情報が拡散するようになって、皆んなの目も肥えて、かえって世の中が少しずつ職人に有利になってきているのかも。サイバーが発達すると、正反対のリアルが評価されるという不思議。

僕は、地道に人々の健康に貢献できる仕事をしていきたいし、そういう仕事に就きたいと思う人々のお役にたちたいと思っています。何よりも、人を癒す人になりたい。これからも、ずっと。

たまに時間軸で業績をまとめるのも良いかもしれない。

2020年3月 1日 (日)

医療者向け講師の収録を行う日常

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医療者向けのインターネット講義の講師としてお仕事をしました。
専門のスタジオで収録しました。

緑クロマキーの前でお話ししたので、ガチャピンの服着たりすると透明になってしまいます。

内容からセリフ、全部を作らなくてはいけなくて結構大変なお仕事でした。

TVプログラムもいつも一発どりですぐ終わっていました。

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今回も、皆んなを困らせないように考えていたのですがとっても時間がかかってしまいました。
申し訳なかったです。

現場で尺を調整したり、用意された文章を直したりもしました。

スタジオの空気乾燥していたので、咳が出やすい環境でした。
でも、スタッフさんや関係者のかたも僕もノーマスク。

和気あいあいで収録を進めました。

通常通りシステムが回っていくから、経済が回るのだと思いました。

2019年9月 1日 (日)

クリニックのアドバンテージ / メタボリック症候群の取材 / チーム医療の新しい地平へすすむ

尿酸代謝についての取材がありました。

尿酸は、食べ物由来のプリン体や体内のATPや核酸から作られてきます。

そして、便や尿で排泄されます。

排泄する能力は、遺伝的に規定されています。
食べ物での摂取や体内での産生は、いろいろな要因で変化します。
内服薬で上がることもあります。

メイヨークリニックのこちらがまとまっています

患者さんがやってきたら、どうやって対応していくかについてお話ししました。

遺伝的なものを除けば、肥満の改善、アルコールの減量、食事のプリン体を減らす工夫が必要になります。

クリニックには管理栄養士さんがいらっしゃるので、現在の生活環境を詳しく正確にお伺いすることができます。
その上で、その方々にあったアドバイスをするようにしています。

持続可能な、辛くない方法をそれぞれの方に見つけていくことを続けています。

とても手間だけれども、とても大切なこと。
医師の独りよがりにならないで、チームになって相談して治療を進めていきます。

僕はリハビリテーションを担当していたこともあるので、運動のアドバイスも行うことができます。

脳内科+栄養学+運動アドバイザー。

佐々木先生は、アレルギーや免疫の面からアドバイスが行えます。

長年かけて培ってきました。
当たり前のようにみえるけれども、新規に一から揃えるのは難しい。

内服薬を処方して血圧や採血の数字を整えるのは大切なことです。
でも生活習慣を整えて薬を使わなくて済んだり減らせた方が、ずっと美しい方程式。

取材のたくさんの質問に答えつつ、僕は感じていました。

患者さんのためになるために、複数の医師で色々な専門職の人々とチーム医療を行えるようになった喜びと、そのアドバンテージを統合した新しいクリニックの形の片鱗がやっと見えてきたのかもしれないことを。

こういったことは、高尿酸血症だけでなく糖尿病や高血圧にも有効。
認知症のリスクファクターである代謝病にコミットできることは、神経内科として患者さんの脳を守るために大切なことです。糖尿病専門医療機関ではない神経内科クリニックに、管理栄養士さんが在籍しているのはとても珍しいことです。

まだ、新芽にすぎません。時間とともに様々なものは変化していきます。
状況の変化に適応しつつ、新しい地平へどんんどん走り続けられるように頑張っていこうと思っています。

2019年7月20日 (土)

優秀な看護師さん / 勉強する&運動する / 渋谷セルリアンタワーでの講演会

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クリニックの看護師さんは、北海道大学卒の方や東京医科歯科、順天堂大学卒といったところから来ていただいています。とっても頼りになる方々です。

いま、看護師さん向けの本を監修しています。
監修するためには、勉強しなくてはいけません。さらに、最新の看護技術情報については論文を読んだりもしています。

大きなところをまず、クリニックの看護師さんに見ていただきました。それを受けて、細かな点に修正を加えて前に進んでいます。著者の方も、やる気十分になりました。素晴らしい。看護師さんのお名前もきちんと本にクレジットされることになりました。とってもうれしい。

佐々木先生にも、看護師さんにも、メディアのお仕事を分担してもらっています。佐々木先生も、自説ではなくキチンと標準的なことを論文を読んで理解しやすいようにお話しされています。分野がみんな違うから医療版アベンジャーズ。

昨日は、クリニックのこれまでの経緯をつぶさに見てくださっている医療系の方が大切な部下の方も連れていらしてくださいました。

新しい治療の地平を切り開くところのトップになられたとのこと。本当にすごい。
彼が一番後ろに座るたくさんの聴衆がいらした渋谷セルリアンタワーの会議室で講演をしたことがあります。温厚だけれども眼光鋭い方です。

「先生が講演者だと、満員になるし、いつも場の温度があがります。こんなにたくさんの医師から積極的に質問がでてくる講演者はいません。一つずつ患者さんの問題を解決していっているご自分の経験例を真面目に説明している姿はとってもいい。」とお世辞を承ったことを思い出していました。

「お陰様でいろいろな医療機関さんからも紹介をたくさん受けています」と申し上げました。「大和田くんもがんばってね」と言われた気が。

専門部門で、またお仕事を一緒にさせていただくかもしれません。医療は、毀誉褒貶ではなく地道な毎日の連続です。これまでの長い月日の信頼関係から受診とともに時々励ましにきてくださるのは、本当にうれしい。

運動をして、勉強をして、診療や教育的メディアに備える。
その繰り返し。

昨日は内科的なことではない他分野でご紹介した患者様が、重症化することなく治癒されて退院されたとの報告を帰りがけに頂戴しました。報告書を読みつつ、とてもうれしかった。

毎日、一つずつ。

2019年7月 1日 (月)

頭痛の治療 / 「私の治療」

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日本医事新報社の「私の治療」の頭痛の部分を書いています。

沢山の専門医の先生が書かれています。
その中のひとり。依頼をいただき、記しています。

頭痛診療に長らく携わってきて、感じることがあります。

確かに、頭痛をよくするにはお薬が必要なことが多いです。

けれども、もっと大切なことがあります。
日常生活です。

ご来院くださった沢山の患者さん、ひとりひとりに応じて図を用いて詳しく説明しつづkてきました。
一時かぞえたことがあり、延べで15-20万人ぐらいの頭痛の患者さんを拝見してきました。
新しいクリニックだけでも、数万人を超えられています。

早朝、論文をよんで依頼原稿を書きながら、色々思い出していました。

頭痛について、国際学会で発表したこともあったし、頭痛学会で何回も発表しました。
また、座長もさせていただいたことも複数回あり、そのたびにさらに勉強することを繰り返してきました。

いまも、その途中。

患者さんの治療に還元することが大切だとおもっています。

2018年5月26日 (土)

日本神経学会総会2018 / 「高齢者の運転」 高齢 運転/ 初夏の札幌

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日本神経学会総会のため札幌に来ました。

先生方への講座の座長をするためです。僕は、あまねく人々の問題になることに向き合うことが医師のつとめだと思ってきました。

じぶんの講演会でも、難しいコトバで煙に巻くことはせずに、やさしい言葉遣いを選んできました。

Photo_2 今回のテーマは、〝高齢者の運転〟。自分で提案したこともあり、座長を拝命しました。東京は特殊で、他の地域では広い場所に居住労働拠点が点在しています。

以前、厚労省のお仕事で日本中の医療機関を島崎先生と旅して、「医療の地域による多様性」について学びました。谷川俊太郎さんに紹介されて、野の花診療所の徳永先生にお会いしたこともありました。

「少し物忘れするかな?」といって、おいそれ運転を止められない事情もあります。北海道では、なおさらぴったりのテーマだと思いました。

Photo_3 北海道は、空気が澄んでいます。

光も、東京より「白い」気がします。黄色みやオレンジ色を排した透明で白い光。

ホコリや塵、臭いがなく、空気も透明。
旭川に行った時もおなじ。幌別や登別でも同じ。

来馬川で、碧い鳥のための草を採取する予定にしています。

Photo_4 噴水の水も美しい。

北海道は、雪解けの水が豊富です。

水も澄んでいて清冽で冷たくおいしい。

「東京は、食べ物も新鮮さがなくておいしくないし暑くてベタベタして、余り好きじゃ無い。これからの夏の事を思うと、ちょっと憂鬱」という根室の患者さんもいらっしゃいました。

ました。

高齢者 の 運転。 身近で重要なテーマです。

プロのお医者さんのための、良い講演会になることを願っています。

2018年5月13日 (日)

2018年度医局説明会 / 東京医科歯科大学神経内科・脳神経病態学 / 若者と心を通わせた日

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若者の医師たちがあつまって、自分の将来を考える〝入局説明会〟が神保町で開催されました。

公立は、質素なのでプロントや居酒屋さんです。今年は、新人の希望者が少ないのでは・・・と医局員のメーリングリストでも懸念されていました。

けれども、ふたを開けてみると大盛況でした。ほぼ満席。新人さんだけで、何十人もいらしていたとのこと。持って行った名刺も、渡し終わってしまいました。

〝どの科にいくか、も重要だけれど、どんな医局に所属してどんな気持ちで働き続けるか。心の負担をへらせるか、も大切〟とお伝えしました。

僕らの医局は多様性を大事にしてきました。出身母体が何であれ、患者さんのために一生懸命やれば評価されます。優秀な石橋先生が助教授になった報告もあったけれど、彼は群馬大学卒です。これからの医局を支えて行く人。

隣に座られた、やさぐれた僕に穏やかに語りかけて下さった方は、浜松医科大学の方でした。ありがとうございました。

沖縄から東北まで、日本中の若者の医師が来てくれることに本当に涙がながれそうだったし、実際、少し涙ぐんでしまった。工学部を出て、社会人をやってから入局してくれた方もいた。沢山おはなししました。

招待されたサイエンスロボティクスの会合でかいま見た、マイクロマシンで病気をなおしたり、ロボットが人の機能を補完したり、治癒を促すという未来。

地球の裏側でロボットを使った遠隔治療もなされるようになりました。そのマシンを支えているのは医師ではありません。診断や禁忌のアラートもワトソン君とても優秀。工学部が人を治す日はすでに来ています。

医師の意味づけが変化していっています。人が人を癒やすという意味を考え続けた人間だけが、仕事を続けられると思う。

マスデータを元にして、これまでなかった業種の人々と一緒に人を救っていくことになる。〝何々先生〟といった医師の個人への依存度は明らかに低下して、標準治療へ向かう。それを考えつづけることが、僕らのつとめだと思っています。医師の意味づけの変化を、工学に明るい若者と話ししました。

Photo 医局長や、ベテランの先生と記念撮影。総合診療会に行くという彼との会話は、即席の漫才みたいだった。

志を一緒にして、世の中のためにはたらいていくというのは、とてもうれしいものです。僕らの医局は、仲間であって助け合うというベースを共有しています。

そして、その先に、個の違いを尊重して共存する。出身母体がどうでも、頑張れば評価される。それが、システムの強固さにつながっていると思っています。

僕は、神経内科で開業医として生きていく、ということの具体的な話を若者にしました。そして、大学ともつながっていることも。医局のローテーションを外れても大学医局とともにありたいのなら繋がり続けられるように、偉い先生たちが主導して同門会というシステムを作ってくださいました。

アカデミズムの頂の側に居させていただくことは、常に進化する医療では必須だと考えています。大学からクリニックにいらしている先生から、新しい治療方法や診断の仕方を伺うこともありました。

<若い先生たちへの業務連絡です>
東京医科歯科大学の神経内科は、常に進化を続けています。今年最初の説明会は終わりましたが、繰り返し説明会は開かれます。お知らせの欄を参考にして、どうぞご参加ください。

M2やM3つまり4−5学年のころから、毎年いらしてくださっている先生もいらっしゃいます。毎年お会いしていた方に〝今、何年目でどこに勤めているの?〟と尋ねると〝あはは、わたし、まだ6年生です〟といった会話を交わしたこともありました。

会合に参加できなくても、医局にメールして下さっても大丈夫です。門戸は開かれています。よろしくお願い申し上げます。

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2017年12月10日 (日)

東京医科歯科大学神経内科 / 日本臨床栄養協会 / まとめの1日

2017dec2

私の所属する東京医科歯科大学神経内科は、沢山の医局員が所属しています。年末、各地で頑張っている先生方が集結しました。

2017dec 塚越初代教授もいらして下さって、懐かしくご挨拶しました。水澤英洋前教授には、京都での国際神経学会のお話をしました。横田教授とは、現在と今後をお話ししました。

NHKのドクターGに出演された池田先生や塩尻先生がいらしていました。三苫先生や市川先生とは昔から仲良し。

Dec5 大事な連絡を沢山の先生として、中座して銀座に向かいました。日本臨床栄養協会の会合と重なっていたためです。下に見える方々が全国から集まった委員会の方々。

糖尿病は最大の認知症のリスクファクターです。また、救急から在宅まで拝見することも多いので、神経内科医が栄養にコミットする必要があると考えています。そのため、管理栄養士さんが所属するオーソリティに代議員として所属しています。

その後、医科歯科の2次会にもどり、若い先生方と親睦を深めました。総合内科と臨床栄養の大まとめの1日でした。

金曜日の夜は、診療に必要な会議でした。大急ぎだったけれども、濃密で有意義な週末でした。

2017年10月20日 (金)

神経学会座長のお仕事 / 高齢者と運転 / 生涯教育講座

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脳機能を診る神経内科。生涯教育委員会の座長のお仕事を拝命しました。来年、札幌で開かれる神経学会総会でのレクチャーです。

Photo_2 『高齢者と運転について』のテーマで新美芳樹先生の講演会のお手伝いです。臨床の現場で、とても大きなテーマなので会議で発言させて頂きました。東北大学の青木教授の御裁定で取り上げて頂けることになりました。

高齢者の方ならではの幾つかの特徴があります。私もご縁がある北海道は広くて、郊外が広がるので運転の話題はとても重要だと思っています。

今日はTVの収録もあり、救急のころの事を思い出してお話しいたしました。
一つずつ、頑張っていこうとおもっています。

2017年9月16日 (土)

気温と体調 / NHKの取材 / 春や秋の体調不良 / 「秋バテ」 / 体を見つめる

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クリニックが移転した春にNHKの気象予報士の檜山さんがいらっしゃいました。気温の変化と体調変化について、尋ねられました。
当日、気温変化で体調がすぐれない患者さまが結構訪れていました。

彼らにご協力いただいて、出演もしていただき生の声を届けていただきました。

20170916 スカイツリー展望台の気圧は950hPa。

今近づいていて、暴風による被害をもたらしている台風は中心でも955hPa。地上では人間の体は、気圧にはあまり影響を受けないようにできています。

もちろん、極端な高地やダイビングなど、天候変化とは比べ物にならない気圧の変化では体への物理的な負担がかかります。それは、体調変化とは別な人間なら全員に起きてくる「圧による障害」によるものです。

Nhkapril2 勉強していらした彼らの質問にお答えしたのですが、人間は恒温動物の哺乳類。基礎代謝として、たくさんのエネルギーを使って体温を維持しています。体温は、体内の酵素反応などを支える命の元になるものです。

気温が乱高下に合わせて、自律神経は頑張って体調を維持しようと努めます。自律神経自体が失調になることはありません。ホメオスタシスを支える自律神経失調は、命にかかわるからです。東京医科歯科大学で、患者さんの自律神経機能を専門の検査室で技師さんと検査していたことを思い出します。

Nhkapril3「自律神経失調」についてのTVプログラムのコメントを差し控えさせていただいているのは、医学的に正しくないから。ましてや、それを整える食材や飲料などは世の中に存在しません。呼吸や循環、体温を支える自律神経システムは、そもそも整える必要がない強固なシステムです。

自律神経システムは、生まれおちて死ぬまで、わたくしたちが起きている時も寝ているときも、走っている時も水の中を泳いでいる時も、体を監視して一定の状態に保ってくれています。

気温の変化について、彼らは念入りに取材されプレゼンされました。正しい医療情報をお伝えすることに専念しようと思っています。

患者さんには、繰り返し「雨や晴れ、台風などの天候に一喜一憂しないよう」にお伝えしています。女性であれば、体内の女性ホルモンの上がり下がり、つまり『体内のお天気』のほうが気圧の上昇低下よりもはるかに大きな影響を与えます。頭痛ダイアリーを眺め直して、『月経関連片頭痛』に目を向けるようお伝えしています。

BS日テレの深層NEWSの方も、朝ちゃんの方も入念に取材されたうえでクリニックにいらっしゃいました。「秋バテ」についてお話ししました。良質な番組を作られる方々は、熱意が違います。

それに応えていこうと思っています。丁寧に、一つずつ。