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15.ドクターレポリス・高性能チタン食器

2013年5月23日 (木)

堀江社長と再会 / 進化したチタン

Toki_p チタンの職人、堀江社長さんがいらっしゃいました。何年も風雪に耐えて変色しないクリニックの看板を作ってくださった方です。

新潟燕三条のチタンのHORIEの堀江さんはチタンを
朱鷺色」に発色させることができます。

チタンは酸化チタンの透明な膜を重ねることにより、表面で光が回折して色が付いているように見えます。ですから、色を塗っているのではなく、チタンそのものが発色するようになります。安定した酸化皮膜による「発色」なので、一切塗料は使っていません。
回折が変化する曲面は美しい玉虫色になります。

しかも、切断、溶接もお手の物で、融点が高く硬いチタンなのに、ステンレスのように加工してしまいます。薄くと軽く、金属とは思えないやさしい手触りです。

Horieshacho 久しぶりにお元気そうな姿を拝見しました。
百貨店で高級タンブラーなどが置かれているそうです。
彼が作っているのだと思うと感激ひとしおです。
朱鷺色は本当に美しい。

鉛色のチタンを安定して再現性良く均一に発色させたり、表面をつや消し、つやありを自在にコントロールしたり、溶接を完璧にすることは、本当は一つ一つ大変なことです。

今では色のついたつや消しの上に、つや有りで絵を描くこともできるようになりました。表面加工を何重にも繰り返して、最終的な図案の色になるようにコントロールしている。

必要な技術をすべて統合して、遥か先に進化させました。
不況の間も開発を続けた堀江社長は、
新しいチタン食器時代の寵児へと蘇りました。

2007年3月16日 (金)

次を見つめる事/先読みの脳・その2

当院のスイカのクリニックでの活躍の続きです・・・
珍しいのもあるのだと思うのですが、今では数多くの患者様が利用されています。

なにより、お待たせしない御支払い方法で、とても時間のかかるクレジットカードより数段スマートです。クリニックでの初期設定の時点に少し時間かかるのですが、患者さんの御支払いの時には通信の時間がほとんど無いからです。

子供たちのためにチタン食器や、こどものおいしゃさんの絵本を書いた時も同様でした。

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2007年3月15日 (木)

次を見つめる事・その1

次の未来を先取りしすぎで笑われてしまう事が多いのですが、少しずつ形になると、喜んでもらえる事が多いです。

神経内科を選んだ時、tPAで脳梗塞治療ができるようになるとか、脳の様子がMRIで分るようになるとか、高齢社会が進んで物忘れやパーキンソンの治療が増えてくるとか、誰も予想していませんでした。

先輩も教えてくれず、神経内科について、ただただネガティブな話しばかり伺いました。

でも、私は中枢を診る内科をやりたかった。

胃ろうのスキンケアの論文を書いた時も、『皮膚科領域だよね』と、神経内科学会でお話ししたときに冷たく言われた事もありました。
数年前、パーキンソン病患者さんの鬱についてお話しした時には、『パーキンソン病患者さんは体が動かせないから落ち込むのであって、鬱は絶対にない』と壇上から批判されたことがありました。

どちらも今大きな問題になっていて、胃ろうの皮膚から胃まで世界で初めて連続病理学的所見を記載した私の論文は沢山引用されています。
パーキンソン病のお薬は抗鬱作用を盛んにコマーシャルする様になりました。脳内のドーパミンニューロンだけでなく、セロトニンニューロンの異常の報告も増えています。

頭痛の診療を始めた時も、2年ほど前に本を書いた時も、今と様相は異なり、注目度もとても低く、「頭痛の人ってそんないないよね」とか、「この地域に片頭痛無し」と先輩に太鼓判(?)を押されたり同業の友人に心配されました。

私は救急医療から、一般診療、大学病院、在宅で診療を続けていたので、沢山の患者さんを拝見し、その現場で起きている事を患者さんと悩んで来ただけでしたので、壇上の先生方よりブレが少なかったのではないかと思っています。

私は、東京で初めてクリニックにスイカを導入しました

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2007年2月 4日 (日)

食器にチタンを使う有用性

私は、体に影響を与えないという見地から、チタンのいろいろな製品をホリエ社を中心にご紹介してきました。

先日、玩具からプラスティックの可塑剤が検出され有害なため回収するという報道がなされました。
セルロイドの有用性を見直すプロジェクトで勉強したのですが、プラスティックは様々な形にするために
柔らかくする可塑剤というものが必ず使われています。

これは、特に熱を加えると溶出する性質を持ちます。

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2006年12月19日 (火)

チタンの前進/静かに評価を受けながら

数年前から進めている高性能チタン食器が大きく前進しました。

061218_20530002 チタンの溶接について専門書を出しているほどのチタンを知り尽くした上瀧さん。
また、不可能を可能にしてきたホリエ社の堀江社長。
クリニックに座ってもらいました。

この御二方との出会いがなければ、今のレポリス食器の存在はありませんでした。
喜代村寿司に行きましたが、車だったのでガリと御茶だけで盛り上がりました。
なんといっても、値段が安いのに新鮮です。一日に二回、築地からネタが運ばれてくるそうです。すばらしい。
やっぱり、寿司はよいものです。和食は落ち着きます。胃にもやさしい。

店員さんも良い感じでまた行くことにしました。奥のテーブル席が空いていてとってもラッキーでした。超高級モービルにホリエ社の製品の採用が決まった事などを教えていただきました。

また、包帯にも応用できる伸びるチタンなどを見せてもらいました。エッチングを極薄チタンに施す事により、蛇腹のように伸びるわけです。ゴムメタルと呼びたいものでした。びっくりです。

 

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2006年3月 7日 (火)

鉛の毒性

鉛のアクセサリーによる金属毒性が話題になっています。

特に子供はいろいろなものを口に入れやすく、注意が必要です。

鉛は水に溶けやすく、また毒性の高い金属です。

そのため、水道管に用いる事は禁止されました。

古くはローマ王国も鉛の食器による軍隊や国民の中枢神経障害ではないかといわれています。

家に塗ってあったペンキによる鉛中毒も報告されています。

ベートーベンの神経障害も鉛中毒と考えると当てはまるようです。

このように鉛中毒と私の専攻する神経内科は非常に密接に関係しています。
そしてそれがチタン食器開発へのエンジンとなったのでした。

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2005年12月21日 (水)

日本の底力

日本の技術力には底力があります。

私が一緒にチタンの研究を続けている、ホリエ社もその一つです。

ピルケースを作るなら、どの金属よりも反応性が低い純チタンにすべきだと思いました。
僕自身が頭痛もちで、頭痛薬をいろんなピルケースに入れていたのですが、どうしても黒ずんでしまいました。

金属が微量に溶解して薬と反応しているのです。

数年前には、純チタン製ピルケースなど夢のような話でした。

ところが、日本人の一工場がそれをやり遂げていたのです。

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2005年12月19日 (月)

チタン食器の前進

週末、チタン食器の前進がありました。

いくつ物困難を越えて作り出された食器たち。

がんばって前に進まなくてはいけません。

がんばろう。

今沢山字を書いていいます。結構いいかもしれません。

2005年10月22日 (土)

月面のチタン

月での酸素供給がチタンのおかげで可能になったとの報道がありました。

チタンが高額な金属なのは、埋蔵量が少ないからではなく、精錬に大変なコストがかかるから
ということを以前おかきしました

この酸素との結合が、逆に月に酸素を埋蔵しておく、「酸素の貯金箱」になるなんて素晴らしいことです。

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2005年10月20日 (木)

チタン食器の進展

腐食しない、金属イオンの発生の非常に少ない、ミルトンなどの塩素消毒にびくともしない、高性能チタン食器に少し進展がありました。

子供たちに金属イオンの発生しない、よりよいものをお届けしたいという私たちの意図を理解される方が訪ねてくれました。

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