秋葉原駅クリニック/お仕事

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17.雑言

2020年4月 7日 (火)

大きな魚と魚とウミウシの背中

 Kowaretasakana2

自由に気持ちよく海を泳いでいた魚。
毎日、泳ぎ方を練習するのが日課でした。

ある日、岩に体をこすってしまい一枚うろこがはがれてしまいました。

「傷んだところがあったら、いったん体をちぎってこの特殊傷テープで治すといい」と大きな魚が言いました。
「特に、こんな感染戒厳令の夜は。
傷んだところからばい菌が感染して体全体にまわってしまうとよくない。
他の仲間にうつさないためにも、大手術が必要だ。」

「それに、」と大きな魚は続けました。

「俺は、いくらだって傷テープをもっている。
すきなだけ具合の悪いところをちぎっておいてあげよう。
そのあと、どんどん貼って治せばいいから。一緒にやろう。」

魚が悩んでいる間に、大きな魚は魚が傷んでいると言ってあちこちをちぎり始めました。
魚も自分のヒレをちぎったりしました。
とても痛かった。

そのあと、高級な傷テープで貼り付けました。
ちょっと痛みが和らぎました。

魚は、テープで貼ったヒレでテープを貼ったりしました。
うまく動かなくなったテープで貼ったヒレ。

「傷んだところは全部治ったよ」大きな魚は言いました。
「高級傷テープたくさん使ったし。」

自分ではわからなかったので、だれかに聞きたいとおもいました。

「無料で治すなんて、俺ってエライでしょ」大きな魚は言いました。
「すぐに治るとおもうけれど、後は君次第だね!テープは高級なんだから!」

・・・

魚は、良くなっていない気がしました。
そこで、物知りなウツボのおじいさんのところに行きました。

「僕治ったかなぁ」と尋ねました。
「いっぱい良いテープ貼ってもらって、なんとか泳げているから」

ウツボのおじいさんは魚をみると、悲しい顔をして少し涙を浮かべて言いました。

「そうだねぇ」

魚は不安になりました。

「元に戻ったのかな」

「そういうわけではない」

じゃ、どういうこと?

「でも、治ったんだよね」

「そうだねぇ」

・・・

魚は、答えが判らなかったので質問はやめることにしました。
その代わり、大好きなあたたかな海面に行こうとおもいました。

「あそこには陽の光があるから」

でも、なかなか進みません。
沈んで行っているように思います。

そして、大丈夫といわれたテープを眺めていました。
自分から一枚ずつはがれるテープ。

貼りなおしても、どんどんはがれていく。

「貼れば治るって言っていたのに、おかしいなぁ」

不思議に思いました。
いつもよりもヒレを動かすことにしました。

そして、ゆっくり沈んでいきました。

ゆっくり、ゆっくり沈んでいきました。

暗く寒くなるにつれて、心臓の音も弱っていきました。

・・・

「あらあら、これはひどいわね」

海底に横たわる魚にウミウシは言いました。

「なんか泳げなくて、動けなくなっちゃった。悪いところとったはずなのに」

「ふぅ」ウミウシはため息をつきました。

「そうなんだ。じゃあ、こうしよう。」

「もっといいテープがあるの?」

「そうじゃなくて、君が治すんだよ。
その身体じゃ無理だろうから、僕の背中に包まれるといい」

ウミウシの背中に魚はなんとか転がり込むと、疲れて眠り込んでしまいました。

・・・

「おはよう。君は、長い事寝ていたね。」

魚がウミウシの声で目をしました。
ちぎれたところから小さなヒレが生えていました。

「ちっちゃ」

「ないよりましだろ。僕の体からは再生因子を含む粘液が分泌されているんだ。湿潤治療っていうんだ。」

「テープよりいいの?」

「そりゃそうさ。人にやってもらうんじゃなくて、自分で回復する方がいいに決まっている」

「悪いところを切り取って、はりつけるんじゃなくて?
感染戒厳令の時には、悪いところは切らなくっちゃいけないんだ。」

「そうかな。何が体によいか、自分で見て考えなくっちゃ。
正しいことは、君のカラダが君に教えてくれていると思うけど」

「そうだね・・・
僕、どうして、自分の、ヒレをちぎったりしちゃったんだろ・・・」

魚は、ウミウシの背中の中でまた眠りにつきました。
陽の光にきらめく海面の夢をみながら。

「目が覚めたら、答えがみつかるといいね。
海の底には誰かが決めた感染戒厳令なってものはないから、ゆっくりするといい。
自分で感じて、自分のことを決めていいんだよ。」

ウミウシは、魚を背負いながらゆっくり海底を歩いていきました。
おいしい海藻を食べながら。

ウミウシが食んだ(はんだ)海藻の断端からは、ゆっくり煙のように滋養の薬が海に立ちぼっていました。

海の仲間たちのカラダをつつみこみながら。

いつまでも。

2020年4月 4日 (土)

失われた呼吸器5000台と2500ベルと諸行無常

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200億円。

呼吸器一台400万円。

200億円=人工呼吸器X5000台。

チョウチンアンコウも高価で2500ベル。
リュウグウノツカイとともに、たくさん釣った。うれしかった。
地面に水槽を置くと、明りにスイッチを入れられる。夜の水槽は美しい。

人工呼吸器はメインテナンスすれば長く使えるし、ME室にしまって置ける。
チョウチンアンコウもリュウグウノツカイもフクロウに頼んで博物館に展示してもらえる。
美しい魚たちとして。
どちらも僕らの財産として残る。
購入した人工呼吸器は、流行が終わった後、いざという時の公共のメカにして各地の日赤などにおいておいても良かったかもしれない。

使ってしまって無くなってしまうもの。
多くの人命を救うはずだった5000台の呼吸器はケムリのように失われてしまった。
せっかく撃ち落としたのに、海におちたプレゼントのように。

国産開発のアビガンは、無料で国外に配布される。

僕らは、保存がきく人工呼吸器や水槽の美しい魚たちが欲しかった。
治療薬アビガンを使って国民が無料で治してもらいたかった。
あげるぐらいなら、これからも。

すでに済んでしまっていること。そんなこと。
そんな国に住んでいるということ。僕らは。

無駄を支えるための僕らの存在。

天引きされる税金。

収入減、

でも。

2020年3月10日 (火)

わたしたちが見たものをどう感じて、どんな行動をとるかは自分たち次第

小さな石が道におちています。

ジャマだな、とおもって蹴飛ばす人。

またいで行く人。

あるいは、不思議な形の石だな、と拾う人。

ペーパーウエイトにちょうどいいと自分で使う人。

磨いて珍しい石と偽って、売る人。

人それぞれ。

コロナも一緒だとおもう。同じ現象を人々はそれぞれに捉える。

世界中で流行して、医療インフラや公衆衛生がしっかりしていないところで死亡者が少しだけ増えたとき人々は何を思うか。

僕は、こう考える。僕は日本に住んでいるから、日本でどうなるかっていうことを考える。日本の死者数は激増していない。たぶん、検診が発達し肺炎球菌ワクチンも無料接種し保険治療があまねく行われ、糖尿病や吸入ステロイドで老人が治療している日本という環境がポジティブに働いている。治ってる人の方が多いことは報道しないじゃないか、と答弁されるまでになっている。

じゃ、PCR検査はどうする?

その前提で医療機関は、多くの人はどうやら治ってしまうらしいから重症になったらやりましょうと言ったりする。サボタージュしたいわけじゃない。

でも、みんなはモヤモヤする。望んでいることをしてもらえないと人はムッとする。僕だってそうだ。

そして国民は、不安になる。
いったいぜんたい日本は蔓延しているかわからないじゃないか。
周りにうつす可能性がある人を排除できるじゃん、という。
熱が出ている私はどうなんだ?決着をつけて欲しいんだ。

こう考えてみよう。ありうる話だ。PCRをやることにした人の話だ。

あなたは、症状がないけれど不安で検査をしに行った。陽性です。と宣言されたりして、すっきりする。熱もないのに、自分でひきこもる。薬は無い。ただテレビを見て、あー私も陽性とおもう。友達や周りのひとに、私、昨日陽性だったから近くにいたあなたたちもやりなさい、と伝える。周りはどう思うだろう。
それでいい?

じゃ、その後を考える。

2週間引きこもったあなたは職場に行こうとする。陰性化を証明するPCRをやりたいけれど、陰転の確認は自費かもしれない。そもそも、やれないかもしれない。コロナが治ったという証明方法はない。そもそも症状がなかったから、治ったかどうかもわからない。またモヤモヤする。職場に行っても、何となくあなたの傍に人は寄ってこない気がする。検査しなきゃよかった、といっても、陽性だった人という過去は変えられない。コロナは取りつくとヒトの体から出ていかない、とかいう噂話におびえ続ける。

もし検査しないという選択をすれば、2週間の時間とその後の不安からは解放される。
気がつかないで周りにうつしてまわってしまう?じゃ、あなたはだれからもらったの?経路不明の人が多くなっています。症状がないなら免疫力が勝っているわけだし、インフルの時だって症状がなければ、病院に行かないだろうし。カゼの一種なんだから、それでいいという割り切りが現実的。

検査は、治療や有効な行動規範がセットになったときにだけ有効性が発揮されることを、うっかり忘れてしまう。

そう考えると、症状がないのにPCR陽性になる国民を増やしたところで利益はすくないかな、と思う。自然に治る人がほとんどだから、日本の死亡率を下げる働きしかしない。自分で自分にレッテルをはって、自分の周りの信頼関係を壊すことにしかならないかもしれない。

日本の医療機関は、というより医療インフラはお金がかかるからどの国もギリギリで回している。そこに、治療方法もないのに大量の「元気な人」の検査が舞い込むのはとても大変な負担になる。インフルの簡易検査をするのは、治療薬があるからだ。

僕だったら人工呼吸器につながれて必須になったときに初めてPCRやってもらって専用ではない副作用の強い薬でもつかってもらう。というお願いをするだろう。

やったとしても情報が有益でなかったり有効な対策がない検査は、早期にやってもやらなくても一緒だ。コストも人的リソースも使うから、やらない方が経済的だ。どの人も、自分の不安を取り除くPCRをやるために、だれかの診療が遅れたり検査が後回しになるなら避けたいと考えるだろう。

不安な人は、10回も20回もPCRをし続けるかもしれない。そうなったら、やりたい人用に医療機関では無い、PCR専門機関をつくって満足してもらうといいかもしれない。意味ないけど。

人々の暮らしは、信頼関係で成り立っているところが多い。
もし、PCRが様々なものを破壊していってしまうなら、やらない方がいい。自分の不安を取り除こうと思ったら、意図に反して陽性で、誰にも言えないという状況になるかもしれない。

厚労省は、実務者だから攻撃されやすい。彼らは、コロナの治療も継続しつつ既存インフラを破綻させないで頑張っていると思う。こういった問題は、ウイルス学者、公衆衛生の社会学的な人、医療者、官僚といったたくさんの人が落としどころをつくるものだ。僕は、ウイルス感染対策の専門家集団で智慧者たちの専門者会議を信じる。

世界経済を見ていて、おもしろいな、と思う。
こちらに総患者数、治ったひと、亡くなった人が掲載されている。
4000人ぐらいなくなっている。患者数は11万人ぐらいだ。
世界中で日本の中ぐらいの都市のひとがコロナのカゼをひいたことになる。そして、累積の死者数が4000人だ。

日本では、通年でインフルだけでも3000人ぐらいが亡くなる。アフガニスタンの内戦で亡くなる人と同じぐらいでもある。それらが世界経済に与えたインパクトはいかほどだろう。コロナの数をどう感じるかは、その人次第だ。

僕自身は、世界にはひろがっているからパンデミックであるものの、広がる速度は遅いし重症度もとっても少ないと思う。世界経済にインパクトを与えるほどのものでも無いだろう。ファクトをつないでみればみるほど、ナゼこの感染症で株価に影響が及んでいるのかが僕には良くわからない。人的被害は少ないはずだ。インフラのハードウエアにもウイルスは影響与えない。

人間の社会は、概念をもとにした信頼の上に成り立っている。それを毀損して、自滅しているだけにみえる。
人間が、虚構を信じて未来を作り続ける能力が高いのと同じぐらい、虚構で自滅しやすいのかもしれない。

人々のモヤモヤにカタルシスをあたえて不安を増加させる行動は良くないことだろう、と僕は思っている。自分たちの金貨を生むための悪いアジテーションだ。人を責めたって何も生まれない。利益の代わりに生まれるのは多くの人々の不安と荒廃だけだ。

患者さんと話していると、人々はPCRの限界と不利益について理解し始めていると感じている。

こんな時こそ、僕は一つずつ壊れていきそうな人々の間をつないだり不安を取り除いていきたいと思っている。
そういう人生が、みんなもいいんじゃないだろうか。
僕は、目立たなくても正しいことをしていこうと思っている。石を磨いて、宝石と偽って売る仕事はしたくない。

コロナウイルスについては、死者数だけみていればいいです。パラメーターはそれだけ。シンプルに。

騒ぎがおさまるまで、1年ぐらいかかるかもしれない。僕は、その後の事を考えている。

2020年2月27日 (木)

僕らは、困難が来ると考えて覚醒し成長する

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コロナウイルスのPCRも、抗原の簡易検査も、どんな検査も偽陰性が存在します。

人類は、ウイルスに対する完璧な検査体制は確立していなくて、持っていません。

PCR検査は、確認のための検査で陽性なら意味を持ちますが、陰性は感染していないことを示すものではありません。

そこが、間違い。ドミネーターにたとえてエントリーしました。

つぎの誤りは、すでに散発しているのに封じ込めを頑張ろうとするのは無理。

本当は、最初から検疫システムのたてなおしと治療態勢を整えるべきでした。
コロナウイルスは、日本の診療の追加項目で、日常の診療を継続する仕組みが必要。
それについては、僕らの病気はコロナだけじゃない、のエントリーにしました。

そして、今は来院された患者さんを効率よく治療するフェーズにさしかかっています。

治療方法に全力をあげた方がいい、のエントリーにしています。

初動は遅れたけれども、ウイルス対策は感染制御の専門家がかじ取りを始めて反撃にでました。

現場の医療者たちは、いろいろ考え工夫をこらしもどかしく感じつつじっと耐え忍んでいました。そして、2月25日に方針が打ち立てられて新しいタクティクスに応じたスクラムを組み始めました。

ウイルス感染症は日本全国の問題なので、ローカルな地方の問題ではありません。
日本全体に襲ってきた敵に、全国で考え対策を練って反撃する。

イベントをどうするか、ソシアルディスタンシングの方法論について国民は学習しました。

国難は、僕ら自身の生命の危機回避のために思考を深め覚醒と成長を促します。

ものが一時的になくなっても転売に飛びついたりせず、流通が回復することを知っていて冷静にしている。
流行がおさまったのちのことに思いを馳せている。

小出し情報を針小棒大に報じたり、差別につながるような情報を流したり、恐ろしい恐ろしいと扇情的に語っていたりしたことが今回のメディアの問題点でした。その片棒を担ぐことを回避した人、片棒を積極的に担いだ人、乗り越えるべき次の一歩を模索した方々色々でした。

学習し、記録し、未来に役立てる。
そうして、「建設的に働くもの」と「不安をあおってものを破壊していくもの」の境界線を人々は認識していく。

僕は、世の中に存在する科学的真実・サイエンスをもとにした建設的な人々の側にいたい。
そして、テクノロジーとともに俯瞰して、多くの人にきちんとしたことを伝える側にいたいとおもっています。

そういった良き魂の仲間たちとともに。

2020年2月25日 (火)

コーヒーを飲む非効率性の心地よさ

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スターバックスリザーブで、水をくむピッチャーを購入しました。

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大人の雰囲気なのがとてもよいです。

2階でクローバーでコーヒーをいれてもらいました。
生身の人間に、コーヒーは染み渡ります。

色々な豆を色々な方法で味わって、次の世代に教えて、コーヒー豆を植えて収穫して安定させて、チェーン店展開し・・・

そういった努力の結果の一杯だとおもうと、感慨ぶかいものでした。
現時点では、まだアナログ的なものがたくさん残っていることの確認にもなります。

たとえ磁力で外部からカフェインと同じ効果を脳に与えたり、水を飲んでもコーヒーのように味覚や嗅覚が刺激される世の中になったとしても、非効率的に僕はコーヒーを飲んでいたいと思いました。

King Gnuの曲には生きる面倒臭さが良く歌われています。名曲揃い。

生きるということは非効率的な側面が多々あります。
でもそこに意味があり、それがいいんじゃないだろうか、そう思っています。

2020年2月20日 (木)

あなたがコロナになったら通勤路線を明らかにされたいですか? / アナログの終焉とサイバーの始まり

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「新型ウイルス 不安広がり懸念「公的機関は多くの情報発信を」 」といった報道がNHKでなされました。

曰く、より詳しい情報が人々を正しい判断に導く、とのこと。

街角インタビューで、「何線に乗っているか」、「もっと詳しい情報を」といった人々の声も取り上げていました。

本当でしょうか???????

こういったとき人間は、他人事です。もし自分が、とかは思わないものです。

50代男性、とだけ発表した北海道の例が挙げられていました。
国籍は必要ないんですか?とか聞かれていた。ひどい。
僕は北海道の発表が正しいと思う。50代もいらない。

それを、「50代男性、A都市のB町に住んでいる」あるいは、
「50代男性、A都市のB町に住んでいて、C線で札幌まで通勤している」

「50代男性、A都市のB町に住んでいて、C線で札幌まで通勤しているが、帰りにラーメン屋のDにより、ときどきチェーン店寿司屋Eに行っている。マスクはF薬局で買っている」だけではなく、感染症なのだからということで、

「50代男性、A都市のB町に住んでいて、C線で札幌まで通勤しているが、帰りにラーメン屋のDにより、ときどきチェーン店寿司屋Eに行っている。マスクはF薬局で買っている。息子は隣町のG中学校に行っていて、奥様はF店で働いている」

親戚は、同僚は・・・

もう一度チコちゃんのように問います。
「新型ウイルス 不安広がり懸念「公的機関は多くの情報発信を」 」って、本当ですか?

それで、市民は自分で正しい判断ができるでしょうか。不安は無くなる?詳しい情報ってどこまで?

薬剤のプロテアーゼ阻害薬について放映したら、市民は薬剤に詳しくなる?
コロナの増殖の仕方を放映したら、ウイルス学に詳しくなる?
国籍がトルメキアといわれたら、詳しい情報になる?

間違いです。恐怖をあおるだけです。
風の谷の民はトルメキア人を怖がることでしょう。

たとえ正しい情報を詳しく伝えても、人々は理解した一部にしか感情でしか反応しません。
それを知っていてやっているなら、確信犯です。

だから観光名所や屋形船が風評被害にあっているのです。
クルーズ船だって、「重症の人を優先して下船させて治療にあたっている。徐々に重症者は減って船内はおちついてきている。入院している方には重篤な方もいる」と報道すべきで、「今日も数十人が発症しました」と延々と画像を流し続けるだけでは恐怖をあおるだけです。

人々に何を伝え、どう安心し、どう準備すべきか哲学がない。

広く浅く広がり散発するウイルス感染症の一人一人の詳しい情報が、何かを生み出すとは思えない。インフルエンザに罹った人の情報を詳しく公開しても意味がないのと同じです。

回復したら正常に戻る感染症。一度かかったからと言って、詳しい情報を流す必要はまったくありません。流行が終わったら皆忘れていくけれども、傷跡は残り続ける。そんな作業が必要なのか。

社会的安定を目指すところか、恐怖へのフォーカシングイリュージョンを増長するとは地に落ちたものです。

僕は、メディアの人に問いたい。

「あなたがコロナになったら住んでいる町名や通勤路線をあきらかにされたいですか?」と。
治ったあとにも、どこかに記録が残る。正義でもなんでもなくて、商売の道具。

COVID-19 については、徐々にどんなものか分かってきました。
医療ジャーナリストの森まどかさんの記載がバランスがとれています。
情報発信側にも良心をもち、哲学を持つひともいらしてホッとしています。

 

アナログのメディアが感情をあおることしかしない不完全なものであることが明らかになる一方で、対象的なことが起きています。

ディジタルが人々に浸透していて、人々が勝手に情報を取捨選択していることです。

さらにサイバー側がすべてを静かに観察していることです。

SNSの発熱、咳といった言葉を抽出するだけで、コロナ、COVIDなどの感染症がどこでアウトブレイクしているのかがわかる。

僕がこうやって書いている文章もAIが分析している。
ああ、メディアの小さなことにこいつは冴えない反応してるな、とか。

メディアが感情をあおり視聴率を上げることに必死になっている間に、サイバーにどんどん置いていかれている。
哀しいことに人々からも。
そして、冷静な国民はメディアの情報を取捨選択して捨てていくことでしょう。

僕は、患者さんとおはなしして人々を信じる気持ちを強くしています。
そして、優秀なサイバーが普及する世界とともに生きていこうと思っている。
森まどかさんのような方を探すこともできる。

日本は優秀です。国民が。

2020年2月19日 (水)

僕らの病気はコロナだけじゃなく、国民が覚醒する日

Coronavirus-tag
連日コロナCOVID-19でもちきりです。
さらに、治療薬の話まで詳しくするまでになりました。国民がプロテアーゼ阻害薬の仕組みを知って何になるんだろう。
いらない知識です。

それよりも薬には期限があることが重要。
新型インフルエンザ登場ののちでもむやみにタミフルを購入して破棄しています。

なんと厚労省だけで75Tトンです。税金が捨てられています。

一粒の錠剤はグラム単位。それが、トン。すごい破棄量です。

コロナに効くというHIVウイルス薬の価格はタミフルと比較にならないぐらい2-3倍高価です。ヒステリックに購入して備蓄するのでしょうか。
また、税金が自分たち以外のものに流れる。

もっと深刻なのは、いったい今病気やケガで医療を必要としている人の何%がコロナに関係しているかということです。

一人でも感染者がでたら、救急病院が一つずつ、透析施設が一つずつ閉鎖していくのでしょうか。

待ったなしの脳梗塞、心筋梗塞、透析、事故・・・
コロナのリスクを勘案しても直ぐに処置を受けなくては助からない命もたくさんある。
病院のどこかに鼻かぜや肺炎の人がいたって、そこで治療しなくてはいけない人はたくさんいます。

インスリンを取りに外来に行かなくてはいけないひとだって、いつもの薬が必要な人だっている。

一つ一つ封じ込めのための閉鎖は、現実的じゃない。
隔離一本やりが無能なのは、そこです。
しかも世界基準に則らず不完全に行っている。

現場は人を救うことでスクラムを組み始めている。
日本はとても優秀な国です。国民が。

でも、戦略と展望がなければ統率がとれない。素早い対応が必要なのに、グダグダに観察するだけに終始している。
負け戦から何を学んだのか。失敗学という言葉がはやったじゃないか。
過去に学ぶのが人間のはずです。
そのために、たくさんの人が失敗を記載してくれている。

このままでは、ウイルスへの意味不明の対応で経済が失速してしまう。

ひと月以上前から僕も予想していた蔓延期に入り始めた日本。
為政者の人々から社会インフラを何としても守ろう国民を守ろうとする意思が感じられないという、モヤモヤしたもどかしさを国民が共有している。

既存の枠では解決できないなら、早急に考えて新しいものを作り上げていくべき。

コロナを大きな総合病院や医療施設で認めたら
☆基準に則った区画を設ける
☆専門の仮施設を作り、流行が終わるまでそこで加療する
☆それにより既存の医療インフラを動かし続ける

そういった工夫が必要なはず。潜伏期が長く発症しない人もいるから、ある程度のことを甘受せざるを得ない。

経済の失速は避けなくてはいけない。
ウイルス封じ込めのフォーカシングイリュージョンで経済失速インフラ崩壊なんて、笑えません。

昨日、島崎謙治先生(医療政策教授)ともちょっと話しました。
だれか、専門の偉い人すぐに何とかして。それが願いです。

モヤモヤはどっから来るのだろうと考え、!覚醒した日本人から、新しい芽が生まれることを願っています。
ある意味、破壊的イノベーションかも。

2020年2月15日 (土)

アマゾンが日本の基盤クラウドになるのは、僕らの危機なのかチャンスなのか

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「政府の基盤クラウド、Amazonに発注へ」というニュースが報道されました。

コロナ騒動に隠れていますが、僕はトップニュースだと思います。

政府の人事、文書、給与すべての情報をアマゾンにお渡しすることになるからです。
ITの情報を渡すといことは、IT情報が国を左右するわけですから国の支配権を一部渡すということになります。

日本、日本人、日本の形を1企業が統治し始めている嚆矢あるいはキザシと考えられます。

「こういった国内の情報基盤を海外に発注するというのはいかがなものでしょうか?

富士通、NEC、TOSHIBA、HITACHどうしたんだ・・・」と少し前なら思いました。

けれども、今のテクノロジーの進歩を考えると、僕は少し考えが変わりました。

GAFAとよばれるアマゾンたちIT巨大企業はウェブで結ばれたグローバルな存在で、彼らにそもそも国境はありません。
米国企業だったとしても、どの国にも所属せず税金はタックスヘイブンに。

本社っぽいビルがある国が本拠地でなく、本社の住所はアイスランドやグリーンランドだったりする。南極や北極だっていい。地球の住所を彼らは必要としない。

働いている人も世界中から、言語も宗教も資本主義も共産主義もなにもかもカオスで混ざっています。サイバーな世界には、色のついていないデジタルな情報があるだけ。究極の無国籍企業。

世界はシステムを持っているIT企業の支配と、その支配を受ける国民に分かれていっています。

GAFAも永遠ではなく、様々な変化を遂げていくことでしょう。
僕は、日本が再編される世界のクラウド側にいられればそれでいいと思っています。

もう、A対Bでは語れない世界になっています。
そこにあるのは、サイバーでコントロールする少数側と、そうでない多数。GAFAを理解して共に働く人と、そうでない人。

変化を続けるアマゾンやGAFAの技術を取り込んで日本が少しでも新しいサイバー世界の中で浮かぶよう願っています。

僕は、アメーバ式(あるいは粘菌型)イノベーションと勝手に呼んでいます。破壊的イノベーションを飲み込んで大きくなっていく持続的イノベーションのイメージです。飲み込んでアジャイルっぽく取り込んで第二形態に進化していく。

それしかないんだろうと思っています。

2020年1月31日 (金)

攻殻機動隊 SAC_2045 / King Gnu / millennium parade

Netflix

なんと次の攻殻機動隊のオープニングをKing Gnu常田さんのmillennium paradeが作るとのこと。

素晴らしい。

とっても楽しみにしています。

2020年1月24日 (金)

白日 / 白米 / 個からシステムへの昇華

 

King Gnuの大人の歌詞とスイングするジャズっぽいところベースの音が好きでよく聞いています。
クラシック畑やプロのミュージシャンが集って重層する音を重ねているのはすごい。

彼らの歌詞は瞳、扉、翼のようなメルヘンではなく、現実を生きる生々しさを美しい言葉に晶結している。
どうしようもなくて仕方の無いことのなかでももがいて前に進むことを応援する歌詞。

安直な、ガンバレや大丈夫でもなく。
そもそも、ガンバレないし、大丈夫ではないぬかるみの中を進んでいることを受け入れざるを得ないところから始めようとしているのに、そんな言葉を投げかけられても意味なく表層をなぞるだけ。

仕方のない状況の中でも、自分の心に素直に一筋の光をめざして這ってでも進もうとする歌詞が多くて好感が持てます。


ガチャピンのものも結構好きでよく聞いています。
握れない指をがんばってにぎって、リズムを取っているところが可愛い。

白米は、見事な替え歌に感服しました。
何もディスらず、白米とご飯への愛を美しい声で歌い上げています。しかも、元の歌詞を彷彿とさせるところにも高い技術を感じさせます。品のいいユーモアを持つマルチな能力が高い。

才能豊かなひとびとが、予定調和を壊し未来に進むのは頼もしい限りです。
自発的に世の中に出てきている。
GAFAの世界はこんな世界になっていくんだと思う。

日本人は、個人の能力が高く発明と工夫が得意。
それがグローバルな戦略やシステムに生かされるように昇華されていくのも、もうすぐのような予感がします。

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